エメラルアポロン（2019年生、母レッドミモザ）

エメラルアポロン（2019年3月14日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+ギリシャ神話の太陽神」。毛色は鹿毛。種牡馬のロードカナロア（当時11歳）と交配したレッドミモザが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は杵臼牧場。主な勝ち鞍は2022年のにぶたに湖賞(一般C4-3)。

経歴

デビュー前

相沢郁厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2022年）

4月17日、デビュー戦は横山琉人騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。馬体重は484kg。16頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では鋭い脚を使えず11着に敗れた。

6月19日、中8週で迎えた2戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では末脚がパッとせず16着に終わった。

10月19日、約4か月の休み明けで迎えた3戦目は、阪野学騎手を鞍上に迎えて、にぶたに湖賞（門別ダート1200m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。7頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではきちんと終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のホヲユイットウをクビ差振り切って初白星を挙げた。

11月10日、中2週で迎えた4戦目は、3歳以上C4-2（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で阪野学騎手（1戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では次元の違う末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のバーマンに1馬身半の差をつけて2勝目を獲得した。

4歳（2023年）

2月12日、約3か月の休み明けで迎えた5戦目は、小林凌大騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（小倉芝1200m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての16番人気で6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では決め手が足りず11着に終わった。

3月5日、中2週で迎えた6戦目は、4歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は石川裕紀人騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では全く伸びず15着に終わった。

3月26日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた7戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中京芝1200m 小雨/不良）に出走。18頭立ての18番人気で7番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバテてしまい11着に終わった。

4月22日、中3週で迎えた8戦目は、4歳以上1勝クラスの浄土平特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は横山琉人騎手（1戦0勝）。13頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず11着に終わった。

5月7日、中1週で迎えた9戦目は、永野猛蔵騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（東京芝1400m 雨/良）に出走。17頭立ての15番人気で15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚に勢いがなく15着に終わった。

5月31日、中2週で迎えた10戦目は、マテラスカイ賞（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は阪野学騎手（2戦2勝）。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のフィティアンガに3馬身の差をつけて優勝

6月14日、中1週で迎えた11戦目は、とままえメロン特別（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で阪野学騎手（3戦3勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では驚異的な末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のジョルジュに3馬身の差をつけてファンの支持に応えた。

6月27日、中1週で迎えた12戦目は、ハマナス特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で阪野学騎手（4戦4勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではビュッと切れる脚を見せたが、ライトニングブルーにクビ差交わされて2着に甘んじた。

7月18日、中2週で迎えた13戦目は、新冠町軽種馬生産振興会特別（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で阪野学騎手（5戦4勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一歩一歩着実に差を詰めて、最後は2着のマコトゴコタイをクビ差振り切って断トツの支持に応えた。

8月1日、中1週で迎えた14戦目は、秩父別とんでんまつり特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で阪野学騎手（6戦5勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るクインズソフィアを凄まじい末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて断然人気に応えた。

8月30日、中3週で迎えた15戦目は、ビアパーティーAiba浦河特別1（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で阪野学騎手（7戦6勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、豪快に末脚を伸ばして、最後は2着のカツゲキダイリンに1馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

9月14日、中1週で迎えた16戦目は、静内産ミニトマト太陽の瞳特別（門別ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で阪野学騎手（8戦7勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚に勢いがなく6着に敗れた。

9月27日、中1週で迎えた17戦目は、北海道コンサドーレ札幌特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で阪野学騎手（9戦7勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではジリジリと前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のシンタロウをアタマ差振り切って1番人気に応えた。

10月12日、中1週で迎えた18戦目は、北海道競馬記者クラブ特別（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で阪野学騎手（10戦8勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、伸びてきたシュロス決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。

11月8日、中3週で迎えた19戦目は、道営スプリント（門別ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は10戦連続で阪野学騎手（11戦8勝）。13頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら9番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず9着に終わった。

12月19日、中5週で迎えた20戦目は、本橋孝太騎手を鞍上に迎えて、一般C1二三（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、マスタープランにクビ差交わされて2着に甘んじた。

5歳（2024年）

1月15日、中3週で迎えた21戦目は、ポルックススプリント（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で本橋孝太騎手（1戦0勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のグルアガッハに2馬身半の差をつけて圧倒的支持に応えた。

2月7日、中2週で迎えた22戦目は、早春スプリント（船橋ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で本橋孝太騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では強烈な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のミスターサファリをクビ差振り切って順当に勝利した。

3月5日、中3週で迎えた23戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、マーチスプリント（船橋ダート1200m 雨/稍重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったデザートウインドにねじ伏せられて2馬身半差の2着に敗北した。

4月12日、中4週で迎えた24戦目は、ヒメジョオンスプリント（船橋ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は本橋孝太騎手（3戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

4月29日、中1週で迎えた25戦目は、BAYFMシン・ラジオ記念（船橋ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で本橋孝太騎手（4戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では目を引く伸び脚で追い上げたが、抜け出したサンマルシップを差し切れず、8馬身差の2着に敗北した。

5月27日、中3週で迎えた26戦目は、タチアオイスプリント（船橋ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で本橋孝太騎手（5戦2勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るカワイイを上がり2位タイの末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

9月24日、約4か月の休養明けで迎えた27戦目は、ベゴニアスプリント（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は矢野貴之騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が衰えて9着に終わった。

10月30日、中4週で迎えた28戦目は、カリブラコアスプリント（船橋ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は本橋孝太騎手（6戦3勝）。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は勢いを失って10着に敗れた。