トミノゴーラン（1991年生、母コウエイマサミ）

トミノゴーラン（1991年6月26日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のノースガスト（当時14歳）と交配したコウエイマサミが16歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）市川ファーム。戦績は、中央平地10戦0勝、地方34戦14勝2着7回。主な勝ち鞍は1995年の越後特別(一般A2)。

経歴

デビュー前

二分久男厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1994年）

6月11日、デビュー戦は田島信行騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（阪神芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は474kg。18頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、馬場の外目を回って14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では切れる脚を使えず18着に敗れた。

9月10日、約3か月の休み明けで迎えた2戦目は、西園正都騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中京ダート1000m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての4番人気で大外15番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く13着に敗れた。

9月25日、中1週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（中京ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で西園正都騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず5着に終わった。

10月22日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、4歳未勝利（福島ダート1700m 小雨/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で西園正都騎手（2戦0勝）。12頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見せ場を作れず6着に終わった。

11月6日、中1週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（福島ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で西園正都騎手（3戦0勝）。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず6着に敗れた。

11月20日、中1週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（福島ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で西園正都騎手（4戦0勝）。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり5着に終わった。

12月3日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた7戦目は、村山明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1700m 曇/良）に出走。16頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、5着を確保した。

12月10日、連闘で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は西園正都騎手（5戦0勝）。14頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚に勢いがなく7着に終わった。

4歳（1995年）

2月4日、中7週で迎えた9戦目は、5歳以上500万下（小倉芝2000m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で西園正都騎手（6戦0勝）。16頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く14着に終わった。

2月11日、連闘で馬体重を前走から16kg減らして迎えた10戦目は、5歳以上500万下（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で西園正都騎手（7戦0勝）。16頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚がパッとせず12着に終わった。

4月25日、中9週で馬体重を前走から18kg戻して迎えた11戦目は、向山牧騎手を鞍上に迎えて、一般C3ロ（新潟(地)ダート1600m 晴/稍重）に出走。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のスズブロンコに7馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

5月5日、中0週で迎えた12戦目は、一般C2（新潟(地)ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で向山牧騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、勝ったヤングノーブルからクビ差の2着に甘んじた。

6月4日、中3週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた13戦目は、一般C2（新潟(地)ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で向山牧騎手（2戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のグレイトリーダーに1馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

6月18日、中1週で迎えた14戦目は、一般C1（新潟(地)ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で向山牧騎手（3戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のオルフオブユーに6馬身の差をつけて3勝目をゲットした。

7月3日、中1週で迎えた15戦目は、一般B3（新潟(地)ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で向山牧騎手（4戦3勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のイタリアンドリームに3馬身の差をつけて4勝目を獲得した。

7月17日、中1週で迎えた16戦目は、一般B3（新潟(地)ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で向山牧騎手（5戦4勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のヤマヒノデに4馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

7月30日、中1週で迎えた17戦目は、一般B2ハ（新潟(地)ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で向山牧騎手（6戦5勝）。6頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のニョホウダイヤに6馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

8月18日、中2週で迎えた18戦目は、五十嵐川賞（三条ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で向山牧騎手（7戦6勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のチャームマイティに1馬身半の差をつけて獅子奮迅の6連勝を決めた。

9月16日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた19戦目は、胎内特別（新潟(地)ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は9戦連続で向山牧騎手（8戦7勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のエステーワンダーに4馬身の差をつけて圧巻の7連勝を決めた。

10月4日、中2週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた20戦目は、奥只見特別（三条ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は10戦連続で向山牧騎手（9戦8勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のキヨミライに1馬身半の差をつけて貫禄の8連勝を決めた。

11月3日、中3週で迎えた21戦目は、榎伸彦騎手を鞍上に迎えて、新潟グランプリ（三条ダート2200m 雨/不良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったダービーアールから1馬身差の2着に敗北した。

11月23日、中2週で迎えた22戦目は、越後特別（新潟(地)ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は向山牧騎手（10戦9勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のミナミノウインに1馬身の差をつけて10勝目を達成した。

12月10日、中1週で迎えた23戦目は、新潟記念（新潟(地)ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で向山牧騎手（11戦10勝）。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。最後は、2着のカルストンラナークに4馬身の差をつけて勝利数を11に伸ばす

5歳（1996年）

4月15日、約4か月の休養明けで迎えた24戦目は、春暖特別（新潟(地)ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で向山牧騎手（12戦11勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のシンコウホープに2馬身半の差をつけて久しぶりの一戦を物にした。

5月6日、中2週で迎えた25戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、三条記念（三条ダート1800m 曇/重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のマジックガールに1馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

6月2日、中3週で迎えた26戦目は、朱鷺大賞典（新潟(地)ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は向山牧騎手（13戦12勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。4着に終わった。

6月16日、中1週で迎えた27戦目は、水無月特別（新潟(地)ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で向山牧騎手（14戦12勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、勝ったタルファリスから5馬身差の2着に敗北した。

7月7日、中2週で迎えた28戦目は、東北サラ大賞典（新潟(地)ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で向山牧騎手（15戦12勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。3着に終わった。

7月26日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた29戦目は、清流特別（三条ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で向山牧騎手（16戦12勝）。7頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。4着に敗れた。

9月23日、中7週で馬体重を前走から14kg戻して迎えた30戦目は、日本海シーサイドカップ（新潟(地)ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は酒井忍騎手（1戦1勝）。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。最後は、勝ったヤングノーブルから1馬身差の2着となった。

6歳（1997年）

4月6日、約6か月半の休み明けで迎えた31戦目は、仲春特別（三条ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は向山牧騎手（17戦12勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、勝ったイブキクラッシュから2馬身差の2着に敗北した。

4月17日、中1週で迎えた32戦目は、春暖特別（三条ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で向山牧騎手（18戦12勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のナモンシーザーをアタマ差制して勝利数を14に伸ばす

5月5日、中2週で迎えた33戦目は、豊栄記念（新潟(地)ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で向山牧騎手（19戦13勝）。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。4着に終わった。

6月1日、中3週で迎えた34戦目は、大枝幹也騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の朱鷺大賞典（新潟(地)ダート1800m 晴/良）に出走。11頭立ての5番人気で大外11番ゲートからスタート。7着に敗れた。

6月15日、中1週で迎えた35戦目は、水無月特別（新潟(地)ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は向山牧騎手（20戦13勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったアロートゥスズカから3/4馬身差の2着に敗北した。

6月29日、中1週で迎えた36戦目は、あじさい特別（新潟(地)ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は榎伸彦騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、勝ったシンブラボーから1馬身差の2着に敗北した。

7月6日、連闘で迎えた37戦目は、文月特別（新潟(地)ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は向山牧騎手（21戦13勝）。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。4着に終わった。

8月15日、中5週で迎えた38戦目は、地方重賞の三条記念（三条ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で向山牧騎手（22戦13勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。4着に敗れた。

10月5日、中6週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた39戦目は、神無月特別（新潟(地)ダート1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で向山牧騎手（23戦13勝）。11頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。5着に敗れた。

10月19日、中1週で迎えた40戦目は、深秋特別（新潟(地)ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で向山牧騎手（24戦13勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。6着に敗れた。

11月3日、中1週で迎えた41戦目は、阿部正義騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の新潟グランプリ（新潟(地)ダート2280m 晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。8着に終わった。

11月16日、中1週で迎えた42戦目は、晩秋特別（新潟(地)ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は向山牧騎手（25戦13勝）。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。3着を確保した。

11月30日、中1週で迎えた43戦目は、さざんか特別（新潟(地)ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で向山牧騎手（26戦13勝）。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。4着に敗れた。

12月14日、中1週で迎えた44戦目は、長谷川太行騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の新潟記念（新潟(地)ダート1600m 晴/稍重）に出走。11頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。6着に終わった。