オコレマルーナ（2009年生、母ラスリングカプス）

オコレマルーナ（2009年3月2日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「乾杯（ハワイ語）」。毛色は青鹿毛。種牡馬のディープインパクト（当時7歳）と交配したラスリングカプスが17歳のときに産んだ11番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地36戦4勝2着6回。2012年の橘ステークス(オープン)で4着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

堀宣行厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2011年）

10月9日、デビュー戦は福永祐一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は442kg。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では息の長い末脚を発揮したが、3着に終わった。

11月12日、中4週で迎えた2戦目は、F.ベリー騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝1600m 晴/稍重）に出走。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では途轍もない末脚を弾けさせてあっさりと抜け出し、最後は2着のプロトリューションに3馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

11月27日、中1週で迎えた3戦目は、2歳500万下のベゴニア賞（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は福永祐一騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったサトノギャラントにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

3歳（2012年）

2月19日、約3か月の間隔を開けて迎えた4戦目は、3歳500万下のセントポーリア賞（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではもうワンパンチ足りず、5着に終わった。

3月18日、中3週で迎えた5戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中山芝1600m 外回り曇/重）に出走。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では鮮烈な末脚を爆発させて前にいた9頭を次々と抜き去り、最後は2着のラパージュに1馬身1/4の差をつけて2勝目をマークした。

4月22日、中4週で迎えた6戦目は、3歳オープンの橘ステークス（京都芝1400m 外回り曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は福永祐一騎手（3戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦したが、4着に終わった。

10月7日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた7戦目は、3歳以上1000万下の六社特別（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（4戦0勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走したが、3着に終わった。

10月20日、中1週で迎えた8戦目は、3歳以上1000万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で福永祐一騎手（5戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

12月24日、中8週で迎えた9戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下のハッピーエンドカップ（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始12番手を追走。直線では切れ味鋭い末脚を繰り出したが、3着に終わった。

4歳（2013年）

1月13日、中2週で迎えた10戦目は、4歳以上1000万下（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上はF.ベリー騎手（1戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず9着に敗れた。

1月27日、中1週で迎えた11戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では猛烈な末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のザッハトルテを3/4馬身振り切って制した。

4月28日、約3か月の休み明けで迎えた12戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の晩春ステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始17番手を追走。直線では切れ味光る末脚を発揮したが、4着に終わった。

5月19日、中2週で迎えた13戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下のフリーウェイステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず最後はダノンウィスラーと並んで9着同着となった。

6月16日、中3週で迎えた14戦目は、3歳以上1000万下の相模湖特別（東京芝1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず5着に敗れた。

5歳（2014年）

5月4日、約10か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた15戦目は、4歳以上1000万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で戸崎圭太騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で猛追したが、抜け出したアールデュランにクビ差届かず2着に甘んじた。

5月31日、中3週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた16戦目は、4歳以上1000万下の葉山特別（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で戸崎圭太騎手（3戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

6月14日、中1週で迎えた17戦目は、3歳以上1000万下の江の島特別（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で戸崎圭太騎手（4戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい4着に敗れた。

6歳（2015年）

2月14日、約8か月の休み明けで迎えた18戦目は、4歳以上1000万下のテレビ山梨杯（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上はF.ベリー騎手（2戦1勝）。15頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち味の忍耐力で最後まで奮闘したが、勝ったキミノナハセンターにねじ伏せられて1馬身差の2着に敗北した。

3月15日、中3週で迎えた19戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の中京スポーツ杯（中京芝1600m 曇/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

5月3日、中6週で迎えた20戦目は、4歳以上1000万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は石橋脩騎手（1戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では鮮やかな末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のヘイジームーンに1馬身3/4の差をつけて久しぶりに美酒を浴びた。

5月31日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた21戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下のむらさき賞（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は福永祐一騎手（6戦0勝）。17頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走したが、6着に終わった。

7月11日、中5週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた22戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の阿武隈ステークス（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は石橋脩騎手（2戦1勝）。15頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚が残っておらず7着に敗れた。

9月5日、中7週で迎えた23戦目は、3歳以上1600万下の長岡ステークス（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋脩騎手（3戦1勝）。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではパワフルな末脚を繰り出したが、5着に終わった。

11月1日、中7週で迎えた24戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の紅葉ステークス（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上はC.ルメール騎手（1戦1勝）。17頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で驀進したが、伸びてきたダッシングブレイズ決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。

12月6日、中4週で迎えた25戦目は、T.ベリー騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の市川ステークス（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。15頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には届かず7着に敗れた。

7歳（2016年）

1月31日、中7週で迎えた26戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の節分ステークス（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上はF.ベリー騎手（3戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを7番手で通過。最後は脚色が悪くなり14着に敗れた。

5月8日、約3か月半の休養明けで迎えた27戦目は、4歳以上1600万下の湘南ステークス（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上はT.ベリー騎手（1戦0勝）。13頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では一際目立つ伸び脚で猛進したが、伸びてきたストーンウェア決め手に屈してクビ差の2着となった。

5月29日、中2週で迎えた28戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下のむらさき賞（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でT.ベリー騎手（2戦0勝）。18頭立ての6番人気で大外18番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には届かず7着に敗れた。

8月13日、約2か月半の間隔を開けて迎えた29戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の新潟日報賞（新潟芝1400m 晴/良）に出走。鞍上はC.ルメール騎手（2戦1勝）。17頭立ての4番人気に推されて16番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

10月15日、中8週で迎えた30戦目は、3歳以上1600万下の白秋ステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は福永祐一騎手（7戦0勝）。18頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚が冴えず9着に敗れた。

12月4日、中6週で迎えた31戦目は、V.シュミノー騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の市川ステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では目を引く伸び脚で追い上げたが、勝ったミッキージョイに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

8歳（2017年）

1月29日、中7週で迎えた32戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の節分ステークス（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は福永祐一騎手（8戦0勝）。13頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚を伸ばせず9着に敗れた。

5月14日、約3か月半の休養明けで迎えた33戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の錦ステークス（京都芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（9戦0勝）。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいい脚を見せられず4着に敗れた。

7月8日、中7週で迎えた34戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の阿武隈ステークス（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は石橋脩騎手（4戦1勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではいいところがなく6着に敗れた。

9月30日、約3か月の間隔を開けて迎えた35戦目は、3歳以上1600万下の秋風ステークス（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋脩騎手（5戦1勝）。14頭立ての11番人気で大外14番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では末脚が冴えず13着に終わった。

12月17日、約2か月半の間隔を開けて迎えた36戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の元町ステークス（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。17頭立ての16番人気で16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では伸びあぐねて13着に終わった。