スルティールワン（1997年生、母カラフルメイト）

スルティールワン（1997年5月6日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のバンブービギン（当時11歳）と交配したカラフルメイトが21歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）渡邊牧場。戦績は、中央平地13戦0勝、地方21戦4勝2着3回。主な勝ち鞍は2001年の一般C。

経歴

デビュー前

1歳のとき、渡辺牧場から「北海道8月市場サラブレッド2歳」に上場されたが主取りとなった。

須貝彦三厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2000年）

1月29日、デビュー戦は須貝尚介騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（京都ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は490kg。11頭立ての11番人気で大外11番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では目立つような脚を使えず9着に終わった。

2月19日、中2週で迎えた2戦目は、4歳新馬（京都芝1400m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で須貝尚介騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず9着に終わった。

3月25日、中4週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（阪神芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で須貝尚介騎手（2戦0勝）。16頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず11着に終わった。

4月16日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、4歳未勝利（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で須貝尚介騎手（3戦0勝）。18頭立ての17番人気で8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では強靭な末脚を繰り出し、4着に入り込んだ。

5月7日、中2週で馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた5戦目は、4歳未勝利（京都芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で須貝尚介騎手（4戦0勝）。13頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

6月19日、中5週で迎えた6戦目は、河北通騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（函館芝2000m 雨/良）に出走。16頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり14着に終わった。

6月24日、連闘で迎えた7戦目は、4歳未勝利（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は須貝尚介騎手（5戦0勝）。13頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では切れ味光る末脚を披露し、3着に入り込んだ。

7月9日、中1週で迎えた8戦目は、4歳未勝利（函館芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で須貝尚介騎手（6戦0勝）。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではいい脚を見せられず7着に敗れた。

7月22日、中1週で迎えた9戦目は、4歳未勝利（函館芝2000m 小雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で須貝尚介騎手（7戦0勝）。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

7月30日、連闘で迎えた10戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（函館芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず8着に敗れた。

10月1日、中8週で迎えた11戦目は、4歳未勝利（福島芝1700m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は須貝尚介騎手（8戦0勝）。14頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では末脚を伸ばせず9着に終わった。

10月22日、中2週で迎えた12戦目は、今村康成騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で大外16番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に終わった。

11月25日、中4週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で今村康成騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを13番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず12着に終わった。

12月31日、中4週で迎えた14戦目は、川添明弘騎手を鞍上に迎えて、4歳（高知ダート1300m 曇/重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、勝ったダイタクライフから1馬身半差の2着に敗北した。

4歳（2001年）

1月27日、中3週で迎えた15戦目は、中越豊光騎手を鞍上に迎えて、一般C4-3（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。最後は、2着のカネトシアビリティに3馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

2月17日、中2週で迎えた16戦目は、一般C4-3（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中越豊光騎手（1戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。最後は、2着のネバーギブアップに4馬身の差をつけて2勝目をゲットした。

3月5日、中1週で迎えた17戦目は、一般C3-3（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で中越豊光騎手（2戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、勝ったメロディーランチェからアタマ差の2着に甘んじた。

3月19日、中1週で迎えた18戦目は、北野真弘騎手を鞍上に迎えて、一般C3-3（高知ダート1400m 晴/重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。3着に終わった。

4月15日、中3週で迎えた19戦目は、一般C6（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は中越豊光騎手（3戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったブラックバーンからアタマ差の2着に甘んじた。

4月28日、中1週で迎えた20戦目は、一般C（高知ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で中越豊光騎手（4戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のタケノスピードに1馬身の差をつけて3勝目を挙げた。

5月12日、中1週で迎えた21戦目は、一般C（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で中越豊光騎手（5戦3勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のティッカファイターに3馬身の差をつけて4勝目を手に入れた。

8月13日、約3か月の休み明けで迎えた22戦目は、浦戸湾特別（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で中越豊光騎手（6戦4勝）。10頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。9着に終わった。

9月1日、中2週で迎えた23戦目は、倉兼育康騎手を鞍上に迎えて、大岐の浜特別（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。7着に敗れた。

9月10日、連闘で迎えた24戦目は、小林慎一郎騎手を鞍上に迎えて、全日本新人王争覇戦（高知ダート1400m 曇/稍重）に出走。12頭立ての7番人気で大外12番ゲートからスタート。11着に終わった。

10月8日、中3週で迎えた25戦目は、安芸市童謡の里特別（高知ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は中越豊光騎手（7戦4勝）。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。5着に終わった。

10月21日、中1週で迎えた26戦目は、鷲尾山特別（高知ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で中越豊光騎手（8戦4勝）。10頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。4着に終わった。

11月5日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた27戦目は、烏帽子山特別（高知ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で中越豊光騎手（9戦4勝）。12頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。4着を確保した。

11月25日、中2週で迎えた28戦目は、一般B（高知ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で中越豊光騎手（10戦4勝）。8頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。3着を確保した。

5歳（2002年）

1月2日、中4週で迎えた29戦目は、一般B（高知ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で中越豊光騎手（11戦4勝）。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。5着に終わった。

3月16日、中9週で迎えた30戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、一般B（高知ダート1600m 晴/不良）に出走。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。9着に終わった。

6月23日、約3か月半の休み明けで迎えた31戦目は、一般B C（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は倉兼育康騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。9着に終わった。

8月25日、中8週で迎えた32戦目は、一般B C（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は川添明弘騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。9着に終わった。

10月28日、中8週で迎えた33戦目は、一般C（高知ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で川添明弘騎手（2戦0勝）。9頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。9着に終わった。

11月30日、中4週で迎えた34戦目は、一般C（高知ダート1300m 小雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で川添明弘騎手（3戦0勝）。9頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。9着に終わった。