リキアイフルパワー（1994年生、母ミスナオユキ）

リキアイフルパワー（1994年4月10日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のアサティス（当時9歳）と交配したミスナオユキが6歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は白井牧場。戦績は、中央平地7戦0勝、地方41戦15勝2着4回。1998年、1999年と高崎大賞典(地方重賞)を連覇した他、2002年の足利記念(地方重賞)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

工藤嘉見厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1996年）

11月3日、デビュー戦は菊沢隆仁騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。馬体重は550kg。8頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず8着に終わった。

3歳（1997年）

3月8日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から34kg減らして迎えた2戦目は、4歳未勝利（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菊沢隆仁騎手（1戦0勝）。13頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい11着に終わった。

3月22日、中1週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で菊沢隆仁騎手（2戦0勝）。12頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着を確保した。

4月13日、中2週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で菊沢隆仁騎手（3戦0勝）。14頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では決め手に欠いて9着に敗れた。

5月4日、中2週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（京都ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で菊沢隆仁騎手（4戦0勝）。11頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり9着に敗れた。

10月15日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた6戦目は、栗林宏騎手を鞍上に迎えて、一般C5 17（高崎ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のナンシージェントに2馬身の差をつけて初白星を挙げた。

11月3日、中2週で迎えた7戦目は、3歳戦の馬王賞（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で栗林宏騎手（1戦1勝）。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。最後は、勝ったグリーンファイターから6馬身差の2着となった。

11月19日、中1週で迎えた8戦目は、3歳戦の霜月特別（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で栗林宏騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のレザーゲイルに半馬身の差をつけて2勝目を獲得した。

12月11日、中2週で迎えた9戦目は、師走特別（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で栗林宏騎手（3戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。3着に終わった。

4歳（1998年）

1月2日、中2週で迎えた10戦目は、やまどり特別（高崎ダート1900m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で栗林宏騎手（4戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。最後は、2着のノーリュータカバルに3/4馬身の差をつけて3勝目をマークした。

1月26日、中2週で迎えた11戦目は、金精峠特別（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で栗林宏騎手（5戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のティーケークインに3馬身の差をつけて4勝目を手に入れた。

2月12日、中1週で迎えた12戦目は、フェブラリー特別（高崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で栗林宏騎手（6戦4勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のマルヨシポエムに4馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

3月1日、中1週で迎えた13戦目は、三国峠特別（高崎ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は8戦連続で栗林宏騎手（7戦5勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、2着のオールチャンピオンに1馬身半の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

3月29日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた14戦目は、地方重賞の開設記念（高崎ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で栗林宏騎手（8戦6勝）。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。3着に終わった。

5月5日、中4週で迎えた15戦目は、G3の群馬記念（高崎ダート1500m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は10戦連続で栗林宏騎手（9戦6勝）。12頭立ての8番人気で大外12番ゲートからスタート。5着に終わった。

5月31日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた16戦目は、3歳地方重賞の尊氏賞（足利ダート1900m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は11戦連続で栗林宏騎手（10戦6勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のミナミノポステージに2馬身の差をつけて7勝目を獲得した。

6月21日、中2週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた17戦目は、吾妻小富士オープン（福島芝1800m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は12戦連続で栗林宏騎手（11戦7勝）。14頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず9着に終わった。

9月20日、約3か月の休み明けで馬体重を前走からさらに10kg減らして迎えた18戦目は、ミルクカップ（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で栗林宏騎手（12戦7勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のトモノイナズマに3/4馬身の差をつけて制した。

10月18日、中3週で馬体重を前走から5kg戻して迎えた19戦目は、地方重賞の東国賞（高崎ダート2000m 曇/重）に出走。鞍上は14戦連続で栗林宏騎手（13戦8勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。4着に終わった。

11月5日、中2週で迎えた20戦目は、加藤和宏騎手を鞍上に迎えて、穂の香特別（宇都宮ダート2000m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、2着のプザンに3馬身の差をつけて9勝目をゲットした。

11月29日、中2週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた21戦目は、地方重賞の宇都宮記念（宇都宮ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で加藤和宏騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。3着に終わった。

12月31日、中4週で迎えた22戦目は、地方重賞の高崎大賞典（高崎ダート2600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で加藤和宏騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のメジロモネに半馬身の差をつけて10勝目を達成した。

5歳（1999年）

2月4日、中4週で迎えた23戦目は、天馬特別（宇都宮ダート1500m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で加藤和宏騎手（3戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のエイコウサイレントに3/4馬身の差をつけて1位入線にしたが、その後9着に降着となった。

2月27日、中2週で迎えた24戦目は、こうずけ特別（高崎ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で加藤和宏騎手（4戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のエビスヤマトに3馬身の差をつけて勝利数を11に伸ばす

3月28日、中3週で迎えた25戦目は、G2の日経賞（中山芝2500m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で加藤和宏騎手（5戦3勝）。13頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に終わった。

9月26日、約6か月の休み明けで迎えた26戦目は、ミルクカップ（高崎ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で加藤和宏騎手（6戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のメジロモネに3/4馬身の差をつけて久方ぶりの一戦をモノにした。

11月3日、中4週で迎えた27戦目は、G2の東海菊花賞（名古屋ダート2500m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で加藤和宏騎手（7戦4勝）。12頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。9着に終わった。

12月5日、中4週で迎えた28戦目は、二荒賞（宇都宮ダート1900m 曇/良）に出走。鞍上は栗林宏騎手（14戦8勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。3着に終わった。

12月31日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた29戦目は、地方重賞の高崎大賞典（高崎ダート2600m 晴/良）に出走。鞍上は加藤和宏騎手（8戦4勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のデルマキングオーに4馬身の差をつけて制した。

6歳（2000年）

2月2日、中4週で迎えた30戦目は、地方重賞の織姫賞（足利ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で加藤和宏騎手（9戦5勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。最後は、2着のブライアンズロマンをハナ差制して勝利数を14に伸ばす

10月15日、約8か月半の休養明けで馬体重を前走から20kg減らして迎えた31戦目は、久保田政弘騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の東国賞（高崎ダート2000m 曇/良）に出走。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。7着に敗れた。

12月31日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から11kg戻して迎えた32戦目は、地方重賞の高崎大賞典（高崎ダート2600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で久保田政弘騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。7着に敗れた。

7歳（2001年）

11月24日、約11か月の休み明けで馬体重を前走からさらに14kg増やして迎えた33戦目は、からまつ特別（高崎ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で久保田政弘騎手（2戦0勝）。12頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。10着に終わった。

12月31日、中4週で迎えた34戦目は、地方重賞の高崎大賞典（高崎ダート2600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で久保田政弘騎手（3戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。6着に敗れた。

8歳（2002年）

1月21日、中2週で迎えた35戦目は、茂呂菊次郎騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の織姫賞（足利ダート1900m 雨/不良）に54kgの軽斤量で出走。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。最後は、勝ったサンエムキングから2馬身半差の2着となった。

3月4日、中5週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた36戦目は、地方重賞の足利記念（足利ダート1900m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で茂呂菊次郎騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。最後は、2着のサンエムキングに半馬身の差をつけて久しぶりに美酒を浴びた。

3月24日、中2週で迎えた37戦目は、地方重賞の開設記念（高崎ダート2100m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で茂呂菊次郎騎手（2戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。3着に終わった。

12月31日、約9か月半の休養明けで馬体重を前走から13kg減らして迎えた38戦目は、山中利夫騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の高崎大賞典（高崎ダート2100m 晴/稍重）に出走。11頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。6着に終わった。

9歳（2003年）

1月21日、中2週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた39戦目は、地方重賞の織姫賞（足利ダート1900m 晴/重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は茂呂菊次郎騎手（3戦1勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。4着に敗れた。

2月16日、中3週で迎えた40戦目は、こうずけ特別（高崎ダート2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で茂呂菊次郎騎手（4戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。5着に敗れた。

3月23日、中4週で迎えた41戦目は、地方重賞の開設記念（高崎ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は久保田政弘騎手（4戦0勝）。12頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。最後は、勝ったテンリットルから2馬身半差の2着となった。

6月1日、中9週で迎えた42戦目は、地方重賞の坂東太郎賞（高崎ダート2000m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で久保田政弘騎手（5戦0勝）。11頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。5着に敗れた。

6月22日、中2週で迎えた43戦目は、浅間山特別（高崎ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で久保田政弘騎手（6戦0勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。3着に終わった。

7月13日、中2週で迎えた44戦目は、報知杯（宇都宮ダート1900m 曇/重）に出走。鞍上は茂呂菊次郎騎手（5戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、勝ったトウショウゼウスから2馬身差の2着に敗北した。

9月21日、中9週で迎えた45戦目は、内田利雄騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の東国賞（高崎ダート2000m 雨/不良）に出走。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。9着に敗れた。

11月16日、中7週で迎えた46戦目は、佐川久芳騎手を鞍上に迎えて、三国山特別（高崎ダート1500m 晴/重）に出走。12頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。7着に終わった。

12月31日、中5週で迎えた47戦目は、佐藤隆騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の高崎大賞典（高崎ダート2100m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。9着に終わった。

10歳（2004年）

2月11日、中5週で迎えた48戦目は、こうずけ特別（高崎ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は内田利雄騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。3着に終わった。