ローリエアンドレ（1989年生、母スマイルクイーン）

ローリエアンドレ（1989年3月21日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のアンドレアモン（当時10歳）と交配したスマイルクイーンが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は青森県、生産者は一山育成牧場。戦績は、中央平地18戦7勝2着1回、地方8戦0勝2着1回。1993年のウインターステークス(G3)に勝利した他、1993年のアンドロメダステークス(オープン)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

境直行厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1992年）

5月23日、デビュー戦は石橋守騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は498kg。14頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが甘くなり、3着に終わった。

6月7日、中1週で迎えた2戦目は、4歳未勝利（阪神芝1200m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で石橋守騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

6月20日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、4歳未勝利（中京ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で石橋守騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、後続との差を2馬身以上保って、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のユウキビッグガンに6馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

7月5日、中1週で迎えた4戦目は、4歳500万下のえのき賞（中京芝1200m 雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で石橋守騎手（3戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では印象的な伸び脚で猛進したが、勝ったマジックレディーにねじ伏せられてアタマ差の2着に惜敗した。

8月16日、中5週で迎えた5戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（函館ダート1700m 曇/不良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて難なく抜け出し、最後は2着のサチノガリバーに4馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

9月19日、中4週で迎えた6戦目は、4歳以上900万下の長万部特別（函館ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のリッジコネクションに1馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

4歳（1993年）

4月24日、約7か月の休養明けで迎えた7戦目は、栗東ステークス（京都ダート1400m 曇/不良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は石橋守騎手（4戦1勝）。13頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では全く伸びず5着に終わった。

5月16日、中2週で迎えた8戦目は、高瀬川ステークス（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋守騎手（5戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では鬼脚を爆発させて難なく抜け出し、最後は2着のニシノエナに4馬身の差をつけて4勝目を手に入れた。

6月6日、中2週で迎えた9戦目は、ハンデG3の阪急杯（阪神芝1400m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で石橋守騎手（6戦2勝）。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では伸びを欠き8着に敗れた。

7月3日、中3週で迎えた10戦目は、京洛ステークス（京都ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で石橋守騎手（7戦2勝）。13頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではもうワンパンチ足りず、4着に終わった。

7月31日、中3週で迎えた11戦目は、タイムス杯（札幌ダート1700m 雨/良）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（2戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では次元の違う末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のダイカツジョンヌに2馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

8月29日、中3週で迎えた12戦目は、ハンデ戦でオープンのシーサイドステークス（函館ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（3戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

10月11日、中5週で迎えた13戦目は、ブリーダーズゴールドカップ（札幌(地)ダート2400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤田伸二騎手（4戦3勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、勝ったヒデノリードから7馬身差の2着に敗北した。

11月13日、中4週で迎えた14戦目は、アンドロメダステークス（京都ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で藤田伸二騎手（5戦3勝）。14頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のヘイセイシルバーに1馬身1/4の差をつけて先頭ゴールを果たした。

12月18日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた15戦目は、G3のウインターステークス（中京ダート2300m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で藤田伸二騎手（6戦4勝）。14頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のメジロモネを半馬身振り切って重賞ウィナーの称号を奪取した。

5歳（1994年）

1月15日、中3週で迎えた16戦目は、G3の平安ステークス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で藤田伸二騎手（7戦5勝）。16頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが鈍く6着に敗れた。

6歳（1995年）

2月25日、約13か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた17戦目は、仁川ステークス（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で藤田伸二騎手（8戦5勝）。15頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では脚が残っておらず13着に終わった。

3月11日、中1週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた18戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3のマーチステークス（中山ダート1800m 晴/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを16番手で通過。直線では末脚が冴えず15着に終わった。

4月13日、中4週で迎えた19戦目は、帝王賞（大井ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（9戦5勝）。15頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。14着に終わった。

8月20日、約4か月半の休養明けで迎えた20戦目は、関越ステークス（新潟ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では見所を作れず9着に終わった。

11月26日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた21戦目は、鈴木義久騎手を鞍上に迎えて、一般A2（上山ダート1700m 晴/重）に出走。6頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。3着に終わった。

12月11日、中1週で迎えた22戦目は、山中初騎手を鞍上に迎えて、師走特別（上山ダート1700m 小雨/重）に出走。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。10着に敗れた。

7歳（1996年）

1月24日、中5週で迎えた23戦目は、鈴木啓之騎手を鞍上に迎えて、川崎記念（川崎ダート2000m 晴/良）に出走。12頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。11着に終わった。

2月21日、中3週で迎えた24戦目は、金子正彦騎手を鞍上に迎えて、報知グランプリカップ（船橋ダート1800m 晴/良）に出走。11頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。11着に終わった。

4月11日、中6週で迎えた25戦目は、岡村裕基騎手を鞍上に迎えて、マイルグランプリ（大井ダート1600m 内回り雨/稍重）に出走。13頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。13着に終わった。

12月9日、約8か月の休み明けで馬体重を前走から13kg増やして迎えた26戦目は、宮﨑謙一騎手を鞍上に迎えて、一般A2（上山ダート1700m 曇/重）に出走。8頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。8着に終わった。