リッツィースター（2007年生、母キョウエイミヤビ）

リッツィースター（2007年5月16日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「高級な星」。毛色は鹿毛。種牡馬のスターオブコジーン（当時19歳）と交配したキョウエイミヤビが15歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は岡田スタッド。戦績は、中央平地33戦4勝2着2回、中央障害1戦0勝。主な勝ち鞍は2011年の古都ステークス(1600万下ハンデ)。

経歴

デビュー前

柴田政人厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2009年）

10月31日、デビュー戦は三浦皇成騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は486kg。15頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では余力が残っておらず13着に敗れた。

11月21日、中2週で迎えた2戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝2000m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く12着に終わった。

12月20日、中3週で迎えた3戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中京芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての15番人気で大外16番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後はガス欠状態になり11着に終わった。

3歳（2010年）

1月23日、中4週で迎えた4戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で15番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は減速してしまい13着に終わった。

3月6日、中5週で迎えた5戦目は、宮崎北斗騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝1800m 雨/重）に出走。16頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず7着に終わった。

4月10日、中4週で迎えた6戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で15番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず10着に終わった。

6月19日、中9週で迎えた7戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1800m 曇/良）に出走。16頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、伸びてきたマイネルドルチェ決め手に屈してクビ差の2着となった。

7月3日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた8戦目は、3歳未勝利（福島芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

7月24日、中2週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた9戦目は、3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田善臣騎手（2戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、4着に終わった。

8月14日、中2週で迎えた10戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、サクラエンブレムに交わされて2馬身半差の1着待望の初勝利を挙げた。

9月12日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた11戦目は、3歳以上500万下（札幌芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（1戦0勝）。14頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚に勢いがなく9着に終わった。

9月26日、中1週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下（札幌芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（2戦0勝）。9頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びあぐねて6着に終わった。

10月3日、連闘で迎えた13戦目は、3歳以上500万下（札幌芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は吉田隼人騎手（1戦1勝）。16頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、4着を確保した。

4歳（2011年）

4月10日、約6か月半の休み明けで迎えた14戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉芝2000m 晴/良）に出走。15頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が上がってしまい12着に敗れた。

5月7日、中3週で迎えた15戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝1600m 雨/稍重）に出走。16頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい7着に敗れた。

5月22日、中1週で迎えた16戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟芝2000m 外回り曇/稍重）に出走。16頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚色が鈍り13着に敗れた。

6月12日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下（東京芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は石橋脩騎手（1戦0勝）。14頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず12着に終わった。

6月26日、中1週で迎えた18戦目は、3歳以上500万下の臥牛山特別（函館芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は宮崎北斗騎手（1戦0勝）。11頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では渾身の力で末脚を持続させて先頭に立ち、最後は2着のフェアリーレイを半馬身振り切って勝利を手中に収めた。

7月16日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた19戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下のSTV杯（函館芝1800m 雨/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で宮崎北斗騎手（2戦1勝）。11頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚を伸ばせず8着に終わった。

8月7日、中2週で迎えた20戦目は、3歳以上1000万下の八雲特別（函館芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（3戦0勝）。11頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚にキレが無く6着に終わった。

8月20日、中1週で迎えた21戦目は、3歳以上1000万下の日高特別（札幌芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は吉田隼人騎手（2戦1勝）。13頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

9月3日、中1週で迎えた22戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下のマレーシアカップ（札幌芝2000m 雨/稍重）に出走。12頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で猛追したが、抜け出したシャガールを捕まえ切れず、1馬身1/4差の2着となった。

9月24日、中2週で迎えた23戦目は、3歳以上1000万下のHTB賞（札幌芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は宮崎北斗騎手（3戦1勝）。7頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、ゆったりとしたペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のハーバーコマンドをクビ差振り切って3勝目を手に入れた。

10月22日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた24戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下の古都ステークス（京都芝2200m 外回り晴/良）に54kgの軽斤量で出走。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るトレイルブレイザーを上がり3位の末脚でハナ差だけ差し切って4勝目を獲得した。

5歳（2012年）

1月22日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から16kg戻して迎えた25戦目は、G2のアメリカジョッキークラブカップ（中山芝2200m 外回り曇/不良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は宮崎北斗騎手（4戦2勝）。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では最後まで息が続かず10着に敗れた。

2月12日、中2週で迎えた26戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、G2の京都記念（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。9頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は力尽きて8着に終わった。

3月4日、中2週で迎えた27戦目は、ハンデG3の中日新聞杯（中京芝2000m 小雨/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は宮崎北斗騎手（5戦2勝）。17頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず12着に終わった。

5月6日、中8週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた28戦目は、ハンデG3の新潟大賞典（新潟芝2000m 外回り曇/稍重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で宮崎北斗騎手（6戦2勝）。15頭立ての15番人気で大外15番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では余力が残っておらず15着に終わった。

7月1日、中7週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた29戦目は、巴賞（函館芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で宮崎北斗騎手（7戦2勝）。12頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚を伸ばせず9着に終わった。

7月15日、中1週で迎えた30戦目は、ハンデG3の函館記念（函館芝2000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で宮崎北斗騎手（8戦2勝）。16頭立ての16番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では見せ場なく14着に終わった。

6歳（2013年）

2月10日、約7か月の休み明けで迎えた31戦目は、G2の京都記念（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で宮崎北斗騎手（9戦2勝）。11頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚が振るわず10着に終わった。

4月7日、中7週で迎えた32戦目は、福島民報杯（福島芝2000m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で宮崎北斗騎手（10戦2勝）。16頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では全く伸びず11着に終わった。

4月20日、中1週で迎えた33戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのメトロポリタンステークス（東京芝2400m 小雨/良）に51kgの軽斤量で出走。12頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では脚が残っておらず12着に終わった。

7月13日、約3か月の間隔を開けて迎えた34戦目は、五十嵐雄祐騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（福島障害芝2770m 雨/良）に出走。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。競走中止となった。