メイショウサギリ（2014年生、母タケノチャンス）

メイショウサギリ（2014年3月23日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋早霧湖より」。毛色は鹿毛。種牡馬のシニスターミニスター（当時11歳）と交配したタケノチャンスが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）槇本牧場。2018年のスプリント特別(一般)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、槇本牧場から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、松本好雄によって507.6万円で落札された。

南井克巳厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2016年）

11月5日、デビュー戦は和田竜二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は438kg。15頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず6着に敗れた。

11月19日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（京都ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で大外16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は脚勢が衰えて14着に敗れた。

3歳（2017年）

2月13日、約3か月の間隔を開けて迎えた3戦目は、伴啓太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず8着に終わった。

4月22日、中9週で迎えた4戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。16頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず8着に終わった。

5月6日、中1週で迎えた5戦目は、城戸義政騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1800m 曇/良）に出走。15頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では鋭い脚を使えず10着に終わった。

7月3日、中7週で迎えた6戦目は、菅原辰徳騎手を鞍上に迎えて、3歳C2四（水沢ダート1300m 雨/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったペイシャパッチに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

7月17日、中1週で迎えた7戦目は、3歳戦のメイセイオペラメモリアルデー（盛岡ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で菅原辰徳騎手（1戦0勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のマリノレイラに7馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

7月24日、連闘で迎えた8戦目は、3歳C1一（盛岡ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で菅原辰徳騎手（2戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では決め手が足りず6着に敗れた。

8月8日、中1週で迎えた9戦目は、3歳戦の十和田駒街道賞（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で菅原辰徳騎手（3戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では豪快に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のドラゴンボートに2馬身の差をつけて2勝目を挙げた。

8月21日、中1週で迎えた10戦目は、一般C2八（水沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で菅原辰徳騎手（4戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のツクバネに6馬身の差をつけて優勝

9月4日、中1週で迎えた11戦目は、一般C2四（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で菅原辰徳騎手（5戦3勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のモントに約13馬身の大差をつけて圧倒的支持に応えた。

9月11日、連闘で迎えた12戦目は、一般C2一（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で菅原辰徳騎手（6戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るペイシャパッチを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

9月30日、中2週で迎えた13戦目は、一般B2九（盛岡ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は8戦連続で菅原辰徳騎手（7戦5勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のトゥザキングダムに4馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

10月14日、中1週で迎えた14戦目は、セイスピカ賞（盛岡ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で菅原辰徳騎手（8戦6勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では豪快に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のココロヲコメテに2馬身の差をつけて獅子奮迅の6連勝を決めた。

11月12日、中3週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた15戦目は、一般B2二（水沢ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で菅原辰徳騎手（9戦7勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のセカンドネイチャーに3馬身の差をつけて圧巻の7連勝を決めた。

12月24日、中5週で迎えた16戦目は、南郷家全騎手を鞍上に迎えて、ゴールデンジョッキーズシリーズ第2戦（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では鋭い脚を使えず6着に敗れた。

4歳（2018年）

1月3日、中0週で迎えた17戦目は、初夢賞（水沢ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は菅原辰徳騎手（10戦8勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のヴェニットに4馬身の差をつけて下馬評通りの実力を証明した。

3月25日、約2か月半の間隔を開けて迎えた18戦目は、スプリント特別（水沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で菅原辰徳騎手（11戦9勝）。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち味の心肺能力で最後まで奮闘したが、勝ったラブバレットに詰め切れず、約11馬身差の2着となった。

4月7日、中1週で迎えた19戦目は、陽春特別（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で菅原辰徳騎手（12戦9勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では今一つ伸び切れず9着に敗れた。

5月13日、中4週で迎えた20戦目は、震災復興子ども達に夢と笑顔を（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で菅原辰徳騎手（13戦9勝）。11頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず11着に敗れた。

5月27日、中1週で迎えた21戦目は、盛岡のお米「純米めん」賞（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で菅原辰徳騎手（14戦9勝）。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず10着に終わった。

6月25日、中3週で迎えた22戦目は、震災復興子ども達に夢と笑顔を（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で菅原辰徳騎手（15戦9勝）。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走し、3着に入り込んだ。

9月16日、約3か月の間隔を開けて迎えた23戦目は、南部杯カウントダウン22（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で菅原辰徳騎手（16戦9勝）。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。最後はガス欠状態になり7着に終わった。

10月14日、中3週で迎えた24戦目は、山本政聡騎手を鞍上に迎えて、コルチカム賞（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず4着に敗れた。

11月25日、中5週で馬体重を前走から22kg増やして迎えた25戦目は、阿部英俊騎手を鞍上に迎えて、ひいらぎ賞（水沢ダート1900m 晴/重）に出走。12頭立ての11番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり11着に終わった。