ヤマニンバリー（1999年生、母ヤマニンメディア）

ヤマニンバリー（1999年5月10日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋谷」。毛色は青鹿毛。種牡馬のペンタイア（当時7歳）と交配したヤマニンメディアが11歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）ヤマニンベン牧場。戦績は、中央平地15戦1勝、地方26戦8勝2着3回。2005年の平成16年度とちぎ大賞典(地方重賞)で2着に入った他、2005年のブライアンズロマン記念(地方重賞)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

畠山重則厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2002年）

4月27日、デビュー戦は大西直宏騎手を鞍上に据えて、3歳未出走（新潟芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は450kg。15頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では伸びあぐねて12着に終わった。

5月12日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未出走（新潟芝2000m 小雨/稍重）に出走。15頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では驚異的な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のアルマブライアンに2馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

5月26日、中1週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた3戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京芝2000m 晴/良）に出走。13頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では速い脚を使えず7着に終わった。

6月22日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、池田鉄平騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝2600m 曇/稍重）に出走。16頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では決め手に欠いて14着に終わった。

6月29日、連闘で迎えた5戦目は、金井正幸騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1000m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では今一つ伸び切れず11着に終わった。

11月23日、約5か月の休み明けで迎えた6戦目は、3歳以上500万下（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は池田鉄平騎手（1戦0勝）。14頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい13着に終わった。

12月14日、中2週で迎えた7戦目は、仲田雅興騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で5番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では末脚が冴えず14着に終わった。

4歳（2003年）

1月19日、中4週で迎えた8戦目は、横山義行騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。15頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず14着に終わった。

2月15日、中3週で迎えた9戦目は、高山太郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。16頭立ての16番人気で7番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず9着に終わった。

3月15日、中3週で迎えた10戦目は、安藤光彰騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の寒狭川特別（中京芝2000m 小雨/良）に出走。16頭立ての16番人気で大外16番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は力尽きて12着に終わった。

4月19日、中4週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（福島芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は高山太郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では伸びあぐねて9着に終わった。

5月4日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（新潟芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高山太郎騎手（2戦0勝）。16頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位争いには参加できず12着に終わった。

5月18日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で高山太郎騎手（3戦0勝）。15頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着に入り込んだ。

6月14日、中3週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で高山太郎騎手（4戦0勝）。18頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では見せ場を作れず14着に終わった。

7月5日、中2週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で高山太郎騎手（5戦0勝）。16頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く15着に終わった。

8月6日、中4週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた16戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、ファビィレイン特別（船橋ダート1700m 曇/重）に出走。13頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では鋭さ光る末脚を繰り出し、4着に入り込んだ。

11月30日、約4か月の休養明けで迎えた17戦目は、草地保隆騎手を鞍上に迎えて、一般B1（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。12頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。12着に終わった。

12月14日、中1週で迎えた18戦目は、一般B1（水沢ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で草地保隆騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。12着に終わった。

12月27日、中1週で迎えた19戦目は、一般B1（水沢ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で草地保隆騎手（2戦0勝）。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。9着に終わった。

5歳（2004年）

6月28日、約6か月の休養明けで迎えた20戦目は、内田利雄騎手を鞍上に迎えて、一般C1ロ（宇都宮ダート1400m 曇/稍重）に出走。11頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。最後は、2着のレノンソブリーノに2馬身の差をつけて休養明けの一戦をモノにした。

7月9日、中1週で迎えた21戦目は、こと座特別（宇都宮ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田利雄騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。4着に敗れた。

7月24日、中1週で迎えた22戦目は、水野貴史騎手を鞍上に迎えて、ナイアガラ特別（宇都宮ダート1500m 晴/良）に出走。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。4着に終わった。

8月8日、中1週で迎えた23戦目は、しし座特別（宇都宮ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は内田利雄騎手（2戦1勝）。11頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。4着に終わった。

8月19日、中1週で迎えた24戦目は、オーガスト特別（宇都宮ダート1900m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で内田利雄騎手（3戦1勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。最後は、2着のピュアガールに3/4馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

9月3日、中1週で迎えた25戦目は、サファイヤ特別（宇都宮ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で内田利雄騎手（4戦2勝）。6頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。3着に終わった。

9月18日、中1週で迎えた26戦目は、セプテンバー特別（宇都宮ダート1900m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で内田利雄騎手（5戦2勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。最後は、勝ったヤマヨダイナミックから4馬身差の2着となった。

10月15日、中3週で迎えた27戦目は、かえで特別（宇都宮ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で内田利雄騎手（6戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。5着に敗れた。

10月30日、中1週で迎えた28戦目は、オパール特別（宇都宮ダート1900m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で内田利雄騎手（7戦2勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。最後は、2着のシルバーギャロップに1馬身半の差をつけて4勝目を手中に収めた。

11月13日、中1週で迎えた29戦目は、霜月特別（宇都宮ダート1900m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で内田利雄騎手（8戦3勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のエーピーソルジャーに1馬身半の差をつけて5勝目を奪取した。

12月7日、中2週で迎えた30戦目は、テキーラサンライズ特別（宇都宮ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は8戦連続で内田利雄騎手（9戦4勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。最後は、2着のソヴールをハナ差制して制した。

12月30日、中2週で迎えた31戦目は、ディセンバー特別（宇都宮ダート1900m 晴/重）に出走。鞍上は9戦連続で内田利雄騎手（10戦5勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のフレッシュヨコハマをハナ差制して破竹の4連勝を決めた。

6歳（2005年）

1月10日、中1週で迎えた32戦目は、初市特別（宇都宮ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は10戦連続で内田利雄騎手（11戦6勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。8着に敗れた。

1月23日、中1週で迎えた33戦目は、オリオン座特別（宇都宮ダート1900m 曇/重）に出走。鞍上は11戦連続で内田利雄騎手（12戦6勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のタイガーダンサーに1馬身半の差をつけて制した。

2月6日、中1週で迎えた34戦目は、地方重賞のブライアンズロマン記念（宇都宮ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で内田利雄騎手（13戦7勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。最後は、勝ったコウエイシャープから2馬身半差の2着となった。

2月21日、中1週で迎えた35戦目は、地方重賞の春光賞（宇都宮ダート2000m 晴/不良）に出走。鞍上は13戦連続で内田利雄騎手（14戦7勝）。9頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。4着に敗れた。

3月14日、中2週で迎えた36戦目は、地方重賞の平成16年度とちぎ大賞典（宇都宮ダート2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は14戦連続で内田利雄騎手（15戦7勝）。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。最後は、勝ったフジエスミリオーネから1馬身半差の2着となった。

4月12日、中3週で迎えた37戦目は、高橋哲也騎手を鞍上に迎えて、疾風特別（浦和ダート1600m 雨/不良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るフレスベルグを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて9勝目を手中に収めた。

7月20日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた38戦目は、橋本直哉騎手を鞍上に迎えて、一般C1二（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

8月22日、中4週で迎えた39戦目は、一般C1二（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で橋本直哉騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く8着に敗れた。

9月28日、中4週で迎えた40戦目は、一般C1二（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で橋本直哉騎手（2戦0勝）。11頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚が振るわず6着に敗れた。

7歳（2006年）

9月4日、約11か月半の休養明けで迎えた41戦目は、一般C1四（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で橋本直哉騎手（3戦0勝）。12頭立ての7番人気で大外12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見せ場を作れず6着に終わった。