キクオブメイスン（1994年生、母キチジヨウヒデ）

キクオブメイスン（1994年5月15日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のワツスルタツチ（当時11歳）と交配したキチジヨウヒデが17歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は帰山政司。戦績は、地方40戦9勝2着5回。2000年のサンタアニタトロフィー(ハンデ地方重賞)に勝利した他、2000年の武蔵野オープン(ハンデ)で2着に入る活躍をした。その他にも重賞1勝を挙げた。

経歴

デビュー前

倉内賢厩舎（大井）へ入厩。

3歳（1997年）

2月28日、デビュー戦は澤佳宏騎手を鞍上に据えて、4歳（大井ダート1000m 曇/良）に出走。馬体重は485kg。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。3着に終わった。

3月21日、中2週で迎えた2戦目は、4歳（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で澤佳宏騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のミエノオンナに3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

9月29日、約6か月半の休み明けで迎えた3戦目は、4歳（大井ダート1500m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で澤佳宏騎手（2戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、勝ったレモンシェードからハナ差の2着に甘んじた。

10月10日、中1週で迎えた4戦目は、4歳（大井ダート1600m 内回り晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で澤佳宏騎手（3戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。7着に敗れた。

10月26日、中1週で迎えた5戦目は、田部和広騎手を鞍上に迎えて、4歳（大井ダート1600m 内回り晴/良）に54kgの軽斤量で出走。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。10着に敗れた。

11月17日、中2週で迎えた6戦目は、4歳（大井ダート1600m 内回り雨/重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は澤佳宏騎手（4戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。4着に終わった。

12月27日、中5週で迎えた7戦目は、4歳（大井ダート1600m 内回り曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で澤佳宏騎手（5戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、勝ったヒューストンキッズからアタマ差の2着に甘んじた。

4歳（1998年）

1月23日、中3週で迎えた8戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、一般C2七八（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では驚異的な末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のマイブリーズに3馬身の差をつけて2勝目を掴み取った。

2月3日、中1週で迎えた9戦目は、富岡特別（大井ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（1戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のストロングボーイをクビ差振り切って3勝目を収める

2月20日、中1週で迎えた10戦目は、一般C1三（大井ダート1600m 内回り雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で的場文男騎手（2戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で急追したが、抜け出したヘイセイハッスルに半馬身届かず2着に敗北した。

3月13日、中2週で迎えた11戦目は、渋谷区特別（大井ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で的場文男騎手（3戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では一完歩ずつ確実に前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のエスティーライデンを半馬身振り切って勝利を手中に収めた。

4月14日、中4週で迎えた12戦目は、桑島孝春騎手を鞍上に迎えて、アルクツールス賞（大井ダート1800m 雨/重）に出走。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では今一つ伸び切れず6着に敗れた。

8月10日、約4か月の休養明けで迎えた13戦目は、一般B3四（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は澤佳宏騎手（6戦1勝）。13頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず8着に終わった。

9月13日、中4週で迎えた14戦目は、サファイア賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で澤佳宏騎手（7戦1勝）。14頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では息長く終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のレストランギャングを半馬身振り切って5勝目を手中に収めた。

10月11日、中3週で迎えた15戦目は、プロキオン賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で澤佳宏騎手（8戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では圧倒的な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のマキバスナイパーに1馬身半の差をつけて6勝目を掴み取った。

10月27日、中1週で迎えた16戦目は、ハンデ戦のハッピーナイト賞（大井ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で澤佳宏騎手（9戦3勝）。13頭立ての4番人気で大外13番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はバテてしまい10着に敗れた。

11月13日、中1週で迎えた17戦目は、ハンデ戦のトパーズ賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で澤佳宏騎手（10戦3勝）。14頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、5着に終わった。

12月3日、中2週で迎えた18戦目は、ハンデ戦のターコイズ賞（大井ダート1800m 雨/重）に出走。鞍上は6戦連続で澤佳宏騎手（11戦3勝）。14頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚勢が衰えて11着に敗れた。

12月24日、中2週で迎えた19戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、クリスマスキャロル賞（大井ダート1700m 晴/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

5歳（1999年）

1月21日、中3週で迎えた20戦目は、ハンデ戦の’99ウインターカップ（大井ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦0勝）。14頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず6着に終わった。

2月8日、中2週で迎えた21戦目は、フェブラリー賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で内田博幸騎手（2戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では一際目立つ伸び脚で猛追したが、抜け出したレオトレジャーを差し切れず、1馬身差の2着に敗北した。

3月24日、中5週で迎えた22戦目は、ハンデ戦のアクアマリン賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は的場文男騎手（4戦3勝）。14頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではパワフルな末脚を発揮したが、3着に終わった。

5月6日、中5週で迎えた23戦目は、北斗七星賞（大井ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（5戦3勝）。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では猛烈な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のチャレンジスターをクビ差振り切って先頭ゴールを果たした。

8月11日、約3か月の休み明けで迎えた24戦目は、ハンデ戦の’99トワイライトカップ（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は澤佳宏騎手（12戦3勝）。13頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず6着に終わった。

8月26日、中1週で迎えた25戦目は、鷹見浩騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の’99クリスタルナイトカップ（大井ダート1700m 曇/稍重）に出走。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

9月8日、中1週で迎えた26戦目は、ハンデ戦の’99ムーンライトカップ（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鷹見浩騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では息の長い末脚を繰り出し、4着に入った。

9月19日、中1週で迎えた27戦目は、ハンデ戦の’99アデレードシティカップ（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で鷹見浩騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では自慢の末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のイチコウイナリを3/4馬身振り切って8勝目を奪取した。

10月8日、中2週で迎えた28戦目は、ハンデ戦の’99オータムカップ（大井ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で鷹見浩騎手（3戦1勝）。13頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、4着に終わった。

11月12日、中4週で迎えた29戦目は、ハンデ戦でオープンのおおとりオープン（大井ダート1600m 内回り曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は澤佳宏騎手（13戦3勝）。14頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く11着に終わった。

12月7日、中3週で迎えた30戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、’99かちどき賞（大井ダート1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。15頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では天資の闘志でゴールまで力戦し、5着に入り込んだ。

6歳（2000年）

5月9日、約5か月の休養明けで迎えた31戦目は、ハンデ戦の’00グリーンカップ（大井ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は鷹見浩騎手（4戦1勝）。16頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず6着に終わった。

6月23日、中5週で迎えた32戦目は、ハンデ戦でオープンの隅田川オープン（大井ダート1200m 曇/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は張田京騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり5着に終わった。

7月10日、中1週で迎えた33戦目は、ハンデ戦の’00プラネットカップ（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で張田京騎手（2戦0勝）。15頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

7月24日、中1週で迎えた34戦目は、ハンデ地方重賞のサンタアニタトロフィー（大井ダート1600m 内回り晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は的場文男騎手（6戦4勝）。16頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線に入ると、前で粘るトウケイメモリーを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

8月28日、中4週で迎えた35戦目は、ハンデ地方重賞のアフター5スター賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は張田京騎手（3戦0勝）。13頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚が冴えず5着に敗れた。

9月29日、中4週で迎えた36戦目は、ハンデ戦でオープンの武蔵野オープン（大井ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は的場文男騎手（7戦5勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では卓出した伸び脚で猛追したが、抜け出したサントスにアタマ差届かず2着に甘んじた。

10月31日、中4週で迎えた37戦目は、地方重賞のグランドチャンピオン2000（大井ダート2000m 曇/重）に出走。鞍上は内田博幸騎手（3戦0勝）。15頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず10着に敗れた。

7歳（2001年）

7月25日、約9か月の休み明けで迎えた38戦目は、ハンデ地方重賞のサンタアニタトロフィー（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は鷹見浩騎手（5戦1勝）。14頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では最後まで息が続かず11着に終わった。

8月28日、中4週で迎えた39戦目は、ハンデ地方重賞のアフター5スター賞（大井ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で鷹見浩騎手（6戦1勝）。15頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘し、5着に入り込んだ。

9月25日、中3週で迎えた40戦目は、地方重賞の東京記念（大井ダート2400m 晴/良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（4戦0勝）。13頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走し、4着を確保した。