シアトルリーダー（1999年生、母ミヤシロオーバン）

シアトルリーダー（1999年4月30日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のビワハヤヒデ（当時9歳）と交配したミヤシロオーバンが15歳のときに産んだ11番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は新井昭二。戦績は、中央平地28戦4勝2着2回、中央障害4戦2勝2着1回、地方1戦0勝。2004年の阪神スプリングジャンプ(JG2)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

土門一美厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2001年）

11月4日、デビュー戦は竹之下智昭騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝2000m 晴/稍重）に出走。馬体重は470kg。13頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではパワフルな末脚を披露し、3着に入り込んだ。

11月11日、連闘で迎えた2戦目は、2歳新馬（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で竹之下智昭騎手（1戦0勝）。13頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではもうひと伸びが足りず、4着に終わった。

12月2日、中2週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で竹之下智昭騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では驚異的な末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のアサカユウキに1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

12月22日、中2週で迎えた4戦目は、2歳G3のラジオたんぱ杯2歳ステークス（阪神芝2000m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続で竹之下智昭騎手（3戦1勝）。16頭立ての9番人気で大外16番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では伸びあぐねて9着に終わった。

3歳（2002年）

2月9日、中6週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた5戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のゆりかもめ賞（東京芝2400m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚にキレが無く8着に敗れた。

2月24日、中1週で迎えた6戦目は、3歳オープンのすみれステークス（阪神芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は竹之下智昭騎手（4戦1勝）。15頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚がパッとせず8着に終わった。

3月9日、中1週で迎えた7戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のゆきやなぎ賞（阪神芝2000m 晴/良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず7着に敗れた。

3月23日、中1週で迎えた8戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（阪神芝2200m 晴/良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走したが、4着に終わった。

4月13日、中2週で迎えた9戦目は、3歳オープンの若草ステークス（阪神芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は四位洋文騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に終わった。

5月11日、中3週で迎えた10戦目は、3歳500万下（京都芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は竹之下智昭騎手（5戦1勝）。14頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に終わった。

6月15日、中4週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下（函館芝2600m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で竹之下智昭騎手（6戦1勝）。16頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では天稟の闘志でゴールまで力走し、5着を確保した。

6月22日、連闘で迎えた12戦目は、3歳以上500万下の湯川特別（函館芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で竹之下智昭騎手（7戦1勝）。8頭立ての6番人気で大外8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では脚が残っておらず4着に終わった。

7月14日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた13戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の八甲田山特別（函館芝2600m 雨/不良）に出走。14頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。端に立ち、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮烈な末脚を弾けさせて、最後は2着のフロンティアシチーに1馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

7月28日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた14戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下のみなみ北海道特別（函館芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（1戦1勝）。13頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを9番手で通過。直線ではビュッと切れる脚で追い上げたが、抜け出したダンツシェイクにハナ差届かず2着となった。

8月11日、中1週で迎えた15戦目は、3歳以上1000万下の支笏湖特別（札幌芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で横山典弘騎手（2戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。端を奪い、かなり遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩確実に末脚を伸ばして、最後は2着のフロンティアシチーを半馬身振り切って優勝

9月22日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた16戦目は、千田輝彦騎手を鞍上に迎えて、G2のオールカマー（新潟芝2200m 曇/良）に出走。13頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら3番手で通過。直線では余力が残っておらず13着に終わった。

4歳（2003年）

3月1日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から8kg戻して迎えた17戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の御堂筋ステークス（阪神芝2500m 雨/重）に出走。9頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は失速してしまい9着に終わった。

3月23日、中2週で迎えた18戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、G2の阪神大賞典（阪神芝3000m 晴/良）に出走。15頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。逃げを打ち、リードを2馬身以上確保して、緩やかなペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚が止まってしまい15着に終わった。

4月13日、中2週で迎えた19戦目は、4歳以上1600万下の梅田ステークス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は横山典弘騎手（3戦2勝）。16頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く16着に終わった。

7月6日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた20戦目は、3歳以上1000万下の松前特別（函館芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（4戦2勝）。13頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず11着に敗れた。

7月19日、中1週で迎えた21戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の北海ハンデキャップ（函館芝2600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で横山典弘騎手（5戦2勝）。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は減速してしまい最後はハクリュウホウと並んで7着同着となった。

8月9日、中2週で迎えた22戦目は、みなみ北海道ステークス（函館芝2600m 雨/不良）に出走。鞍上は竹之下智昭騎手（8戦1勝）。8頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。最後は減速してしまい8着に終わった。

8月31日、中2週で迎えた23戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下のグリーンチャンネルカップ（札幌芝1800m 晴/良）に出走。11頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で猛追したが、逃げるウイングラシアスを捕まえ切れず、3馬身半差の2着となった。

9月21日、中2週で迎えた24戦目は、3歳以上1000万下のHTB賞（札幌芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田稔騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。

10月4日、中1週で迎えた25戦目は、小林徹弥騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の道新スポーツ賞（札幌芝2000m 曇/稍重）に出走。14頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、後続との差を2馬身以上保って、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま5馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ確実に前との差を詰めて、最後は2着のテイエムイットーを3/4馬身振り切って4勝目を挙げた。

11月2日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた26戦目は、3歳以上1000万下の精進湖特別（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（6戦2勝）。11頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、後続との差を2馬身以上確保して、ユッタリとしたペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天性の闘志でゴールまで力闘し、3着を確保した。

11月23日、中2週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた27戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の昇仙峡特別（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（7戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では速い脚を使えず8着に敗れた。

12月13日、中2週で迎えた28戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の天竜川特別（中京芝2500m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り7着に敗れた。

5歳（2004年）

1月18日、中4週で迎えた29戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2930m 晴）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。3着に終わった。

2月1日、中1週で迎えた30戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2930m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（2戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。最後は、2着のスカイマジックに7馬身の差をつけて優勝

2月28日、中3週で迎えた31戦目は、障害4歳以上オープン（阪神障害芝→ダート3140m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で熊沢重文騎手（3戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のチョウヤルデに7馬身の差をつけて6勝目を奪取した。

3月13日、中1週で迎えた32戦目は、J・G2の阪神スプリングジャンプ（阪神障害芝3900m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で熊沢重文騎手（4戦2勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、勝ったマイネルイースターから半馬身差の2着に敗北した。

7歳（2006年）

7月26日、約29か月の休み明けで迎えた33戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の名港盃（名古屋ダート1900m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く12着に終わった。