アルバーシャ（2018年生、母ポップアイコン）

アルバーシャ（2018年3月3日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「ドバイの地名」。毛色は栗毛。種牡馬のアドマイヤムーン（当時15歳）と交配したポップアイコンが10歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はダーレー・ジャパン・ファーム有限会社。2023年の東海ゴールドカップで3着に入った他、2024年のウインター争覇で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

岡田稲男厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2020年）

10月31日、デビュー戦は浜中俊騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は496kg。17頭立ての9番人気で16番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したディープモンスターを差し切れず、1馬身半差の2着となった。

11月22日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で浜中俊騎手（1戦0勝）。13頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では速い脚を使えず7着に敗れた。

12月6日、中1週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で浜中俊騎手（2戦0勝）。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では末脚が振るわず9着に敗れた。

3歳（2021年）

2月13日、中9週で迎えた4戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝2000m 晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で猛追したが、抜け出したアーダレイにハナ差届かず2着に惜敗した。

3月7日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（阪神芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るネビーイームを上がり3位タイの末脚で半馬身差し切って未勝利勝ちを決めた。

4月3日、中3週で迎えた6戦目は、3歳1勝クラスのアザレア賞（阪神芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で幸英明騎手（2戦1勝）。8頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は失速してしまい6着に終わった。

4月18日、中1週で迎えた7戦目は、3歳1勝クラス（阪神芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で幸英明騎手（3戦1勝）。7頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、勝ったヴァリアメンテにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着となった。

5月15日、中3週で迎えた8戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラスのあずさ賞（中京芝2000m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では鋭い脚を使えず8着に敗れた。

5月22日、連闘で迎えた9戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラスのメルボルントロフィー（中京芝2200m 曇/稍重）に出走。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、抜け出したタイソウにクビ差届かず2着となった。

7月31日、中9週で迎えた10戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの八甲田山特別（函館芝2600m 晴/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして楽々と抜け出し、最後は2着のウインザナドゥに3馬身半の差をつけて2勝目を挙げた。

8月21日、中2週で迎えた11戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの札幌日刊スポーツ杯（札幌芝2600m 晴/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後はタレてしまい13着に敗れた。

4歳（2022年）

1月10日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた12戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの長良川特別（中京芝2200m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず6着に敗れた。

1月23日、中1週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた13戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの海の中道特別（小倉芝2600m 雨/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で追い上げたが、抜け出したマイネルコロンブスにアタマ差届かず2着に甘んじた。

2月19日、中3週で迎えた14戦目は、ハンデ戦で4歳以上2勝クラスの皿倉山特別（小倉芝2600m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克駿騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず14着に敗れた。

4月16日、中7週で迎えた15戦目は、西村淳也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの奥の細道特別（福島芝2600m 晴/稍重）に出走。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に敗れた。

5月15日、中3週で迎えた16戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの寒狭川特別（中京芝2200m 曇/良）に出走。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

7月10日、中7週で迎えた17戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの横津岳特別（函館芝2600m 曇/良）に出走。13頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く9着に敗れた。

7月30日、中2週で迎えた18戦目は、3歳以上2勝クラスの阿寒湖特別（札幌芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は鮫島克駿騎手（2戦0勝）。14頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では末脚にキレが無く12着に終わった。

8月20日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた19戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの札幌日刊スポーツ杯（札幌芝2600m 曇/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は浜中俊騎手（3戦0勝）。14頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、5着に入り込んだ。

5歳（2023年）

1月22日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から12kg戻して迎えた20戦目は、4歳以上2勝クラスの海の中道特別（小倉芝2600m 小雨/良）に出走。鞍上は菱田裕二騎手（1戦0勝）。13頭立ての10番人気で大外13番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら11番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には届かず6着に終わった。

3月4日、中5週で迎えた21戦目は、4歳以上2勝クラスの千里山特別（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菱田裕二騎手（2戦0勝）。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

3月25日、中2週で迎えた22戦目は、4歳以上2勝クラスの熊野特別（中京芝2200m 小雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で菱田裕二騎手（3戦0勝）。13頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に敗れた。

6月3日、中9週で迎えた23戦目は、3歳以上2勝クラスの三木特別（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で菱田裕二騎手（4戦0勝）。8頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はバタバタになってしまい7着に終わった。

7月2日、中3週で迎えた24戦目は、3歳以上2勝クラスの日進特別（中京ダート1800m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は5戦連続で菱田裕二騎手（5戦0勝）。16頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に敗れた。

8月10日、中5週で迎えた25戦目は、大畑雅章騎手を鞍上に迎えて、太刀魚特別（名古屋ダート1700m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のキタノトゥイストに1馬身半の差をつけて久しぶりに勝利を挙げた。

9月1日、中2週で迎えた26戦目は、初紅葉オープン（笠松ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大畑雅章騎手（1戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るストームドッグを凄まじい末脚でハナ差だけ差し切って下馬評通りの実力を証明した。

9月25日、中2週で迎えた27戦目は、クンツァイトオープン（名古屋ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大畑雅章騎手（2戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のサンブルーミントンに6馬身の差をつけて断然人気に応えた。

11月5日、中5週で迎えた28戦目は、北國王冠（金沢ダート2600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で大畑雅章騎手（3戦3勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く4着に敗れた。

12月8日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた29戦目は、東海ゴールドカップトライアル（笠松ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で大畑雅章騎手（4戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

12月31日、中2週で迎えた30戦目は、東海ゴールドカップ（笠松ダート1900m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で大畑雅章騎手（5戦3勝）。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では非凡な末脚を発揮したが、3着に終わった。

6歳（2024年）

1月25日、中3週で迎えた31戦目は、加藤聡一騎手を鞍上に迎えて、ウインター争覇（笠松ダート1800m 晴/重）に出走。8頭立ての5番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天稟の闘争本能でゴールまで力走し、3着に入り込んだ。

2月15日、中2週で迎えた32戦目は、スイセン特別（名古屋ダート1700m 雨/良）に出走。鞍上は大畑雅章騎手（6戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり5着に敗れた。

2月29日、中1週で迎えた33戦目は、閏日昇竜戦（名古屋ダート1700m 小雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で大畑雅章騎手（7戦3勝）。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のリストンに1馬身の差をつけて6勝目を手中に収めた。

3月15日、中1週で迎えた34戦目は、アメジストオープン（名古屋ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大畑雅章騎手（8戦4勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で猛追したが、勝ったハクサンアルタイルを3/4馬身捉え切れず2着となった。

4月9日、中3週で迎えた35戦目は、東海桜花賞（名古屋ダート2100m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で大畑雅章騎手（9戦4勝）。12頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず9着に終わった。

5月6日、中3週で迎えた36戦目は、浅野皓大騎手を鞍上に迎えて、Jpn2の名古屋グランプリ（名古屋ダート2100m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。12頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見所を作れず6着に終わった。