ルーレットエルフ（2017年生、母スウィートエルフ）

ルーレットエルフ（2017年3月21日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「カジノゲームの一種＋母名の一部。父名より連想」。毛色は栗毛。種牡馬のカジノドライヴ（当時12歳）と交配したスウィートエルフが19歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は槙本牧場。主な勝ち鞍は2021年の佐布里池特別(一般C1)。

経歴

デビュー前

ユニオンオーナーズクラブにて総額1,000万円（5万×200口）で一口馬主が募集された。

青木孝文厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2020年）

5月16日、デビュー戦は山田敬士騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。馬体重は500kg。15頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では末脚を伸ばせず14着に終わった。

6月20日、中4週で迎えた2戦目は、小林脩斗騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/不良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では鋭い脚を使えず11着に終わった。

8月16日、中7週で迎えた3戦目は、原優介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 曇/稍重）に53kgの軽斤量で出走。14頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では見せ場を作れず13着に終わった。

2020年8月19日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

10月2日、中6週で迎えた4戦目は、丹羽克輝騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の名古屋モーニングフィーバー56（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では一歩一歩確実に末脚を伸ばして、最後は2着のメイショウポピンズに2馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

10月14日、中1週で迎えた5戦目は、一般C20（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丹羽克輝騎手（1戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で猛追したが、勝ったシンゼンハッピーに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

10月28日、中1週で迎えた6戦目は、弥富の銀次郎生誕祭（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で丹羽克輝騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では自慢の末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のキタノシャンティに3馬身の差をつけて制した。

11月11日、中1週で迎えた7戦目は、乳岩川特別（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で丹羽克輝騎手（3戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で猛追したが、抜け出したキラビヤカにクビ差届かず2着に甘んじた。

11月27日、中1週で迎えた8戦目は、一般C6（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で丹羽克輝騎手（4戦2勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。

12月24日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた9戦目は、今井貴大騎手を鞍上に迎えて、一般C12（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したグラスコックピットにハナ差届かず2着に甘んじた。

4歳（2021年）

1月3日、中0週で迎えた10戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、尾張名古屋杯（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

1月18日、中1週で迎えた11戦目は、一般C5（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は今井貴大騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では素晴らしい伸び脚で急追したが、勝ったフチサンメルチャンに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

1月29日、中1週で迎えた12戦目は、一般C4（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は丹羽克輝騎手（5戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま5馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のゴラッソゴールに約14馬身の大差をつけて断トツ人気に応えた。

2月12日、中1週で迎えた13戦目は、佐布里池特別（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で丹羽克輝騎手（6戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のコマジオウに5馬身の差をつけてファンの支持に応えた。

3月9日、中3週で迎えた14戦目は、弥生特別（名古屋ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で丹羽克輝騎手（7戦4勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったピンポンダッシュに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

3月25日、中1週で迎えた15戦目は、一般B7（名古屋ダート1400m 小雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で丹羽克輝騎手（8戦4勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。競走中止となった。