ピクチャーオブユー（2006年生、母アイドリカ）

ピクチャーオブユー（2006年4月20日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「あなたの絵」。毛色は鹿毛。種牡馬のムーンバラッド（当時7歳）と交配したアイドリカが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はダーレー・ジャパン・ファーム（有）。戦績は、中央平地4戦0勝、地方35戦12勝2着3回。主な勝ち鞍は2010年のノリコデラックス特別(一般C1-1)。

経歴

デビュー前

中野栄治厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2009年）

4月25日、デビュー戦は小野次郎騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（福島ダート1150m 雨/稍重）に出走。馬体重は496kg。16頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘し、4着に入った。

5月17日、中2週で迎えた2戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、少々速いペースでレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚が止まってしまい8着に敗れた。

6月27日、中5週で馬体重を前走から20kg減らして迎えた3戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場なく8着に敗れた。

7月29日、中4週で迎えた4戦目は、宮崎北斗騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のヒヤデス特別（門別ダート1200m 曇/重）に出走。15頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚色が衰えて10着に敗れた。

8月26日、中3週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた5戦目は、3歳戦のマイヤ特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で宮崎北斗騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立つ形となり、で馬群を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み5着に沈んだ。

9月26日、中3週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた6戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は一杯になって11着に敗れた。

11月26日、中8週で迎えた7戦目は、繁田健一騎手を鞍上に迎えて、3歳（浦和ダート1400m 晴/重）に出走。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚にキレが無く9着に敗れた。

4歳（2010年）

1月24日、中7週で迎えた8戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、教夫肇江祝御結婚特別（高知ダート1300m 晴/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端をきり、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、シンセイサクラにアタマ差交わされて2着に甘んじた。

1月29日、連闘で迎えた9戦目は、一般Eハ（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で赤岡修次騎手（1戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしっかりと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のクリノハッピーに1馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

2月7日、連闘で迎えた10戦目は、貴章いい日旅立ち特別（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で赤岡修次騎手（2戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のモハチビスティーに5馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

2月19日、中1週で迎えた11戦目は、一般E2（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で赤岡修次騎手（3戦2勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では目の覚めるような末脚を弾けさせて楽々と抜け出し、最後は2着のウエスタンヴァースに3馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

3月13日、中2週で迎えた12戦目は、一般E1（高知ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で赤岡修次騎手（4戦3勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では圧倒的な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のヒトリューブンに1馬身半の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

3月26日、中1週で迎えた13戦目は、一般D5（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は6戦連続で赤岡修次騎手（5戦4勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快な末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のマルチトップセダンに2馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

4月9日、中1週で迎えた14戦目は、一般C2-4（高知ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で赤岡修次騎手（6戦5勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るダーティーマネーを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて獅子奮迅の6連勝を決めた。

5月1日、中2週で迎えた15戦目は、紙のこいのぼり特別（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は8戦連続で赤岡修次騎手（7戦6勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では圧倒的な末脚を炸裂させて、最後は2着のモルフェキープオフをハナ差振り切って圧巻の7連勝を決めた。

5月16日、中1週で迎えた16戦目は、一般C1-5（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で赤岡修次騎手（8戦7勝）。5頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では異次元の末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のリュウポートに3馬身の差をつけて貫禄の8連勝を決めた。

5月30日、中1週で迎えた17戦目は、室戸びわ特別（高知ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で赤岡修次騎手（9戦8勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚が冴えず4着に敗れた。

6月6日、連闘で迎えた18戦目は、一般C1イ（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で赤岡修次騎手（10戦8勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、前で粘るベイビーワンカフェを上がり1位タイの末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

7月10日、中4週で迎えた19戦目は、りゅうきゅうの酢物特別（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は12戦連続で赤岡修次騎手（11戦9勝）。6頭立ての2番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びを欠き4着に敗れた。

8月2日、中2週で迎えた20戦目は、ノリコデラックス特別（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で赤岡修次騎手（12戦9勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鬼脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のカシマアチーブに2馬身半の差をつけて単勝一倍台の評価に応えた。

8月21日、中2週で迎えた21戦目は、嘉数英誕生記念特別（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で赤岡修次騎手（13戦10勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るスプリングヘッドを半馬身差し切って断然人気に応えた。

9月3日、中1週で迎えた22戦目は、芸西村観月の宴特別（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は15戦連続で赤岡修次騎手（14戦11勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず7着に敗れた。

9月18日、中1週で迎えた23戦目は、ひろめ市場特別（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は16戦連続で赤岡修次騎手（15戦11勝）。11頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、フジヤマラミレスにクビ差交わされて2着となった。

10月3日、中1週で迎えた24戦目は、一般B2（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は17戦連続で赤岡修次騎手（16戦11勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では伸びを欠き4着に敗れた。

10月30日、中3週で迎えた25戦目は、JBCはあと4日特別（高知ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は18戦連続で赤岡修次騎手（17戦11勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが鈍く9着に敗れた。

11月13日、中1週で迎えた26戦目は、郷間勇太騎手を鞍上に迎えて、一般B3（高知ダート1600m 曇/良）に出走。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に敗れた。

11月20日、連闘で迎えた27戦目は、青空特別（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は赤岡修次騎手（18戦11勝）。6頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線では全く伸びず5着に終わった。

11月28日、連闘で迎えた28戦目は、ファイナルレース（高知ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で赤岡修次騎手（19戦11勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るコスモエコロジーを3/4馬身差し切って勝利数を12に伸ばす

5歳（2011年）

1月9日、中5週で迎えた29戦目は、冬でもナイター特別（高知ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は郷間勇太騎手（1戦0勝）。7頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり7着に終わった。

1月15日、連闘で迎えた30戦目は、宮川実騎手を鞍上に迎えて、一般Bロ（高知ダート1300m 曇/良）に出走。7頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では全く伸びず3着に敗れた。

1月22日、連闘で迎えた31戦目は、西森将司騎手を鞍上に迎えて、道の駅風良里特別（高知ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての9番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚を伸ばせず8着に終わった。

1月29日、連闘で迎えた32戦目は、一般Bロ（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は郷間勇太騎手（2戦0勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では伸びを欠き9着に敗れた。

2月5日、連闘で迎えた33戦目は、吾川スカイパーク特別（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で郷間勇太騎手（3戦0勝）。10頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では決め手が足りず4着に終わった。

2月12日、連闘で迎えた34戦目は、文吾君御生誕記念特別（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は西森将司騎手（1戦0勝）。8頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦し、3着を確保した。

2月19日、連闘で迎えた35戦目は、いの町土佐和紙特別（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で西森将司騎手（2戦0勝）。10頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く5着に終わった。

2月25日、連闘で迎えた36戦目は、一般Bイ（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で西森将司騎手（3戦0勝）。7頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では上々の伸びを見せたが、勝ったファンドリコンドルに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

3月5日、連闘で迎えた37戦目は、土佐はし拳特別（高知ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は郷間勇太騎手（4戦0勝）。8頭立ての5番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず4着に終わった。

4月23日、中6週で迎えた38戦目は、大蛇藤まつり特別（高知ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で郷間勇太騎手（5戦0勝）。11頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず6着に敗れた。

5月20日、中3週で迎えた39戦目は、天狗高原特別（高知ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で郷間勇太騎手（6戦0勝）。8頭立ての6番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では決め手が足りず7着に終わった。