アルアンナ（2005年生、母ジプシーアンナ）

アルアンナ（2005年5月23日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋母名の一部」。毛色は鹿毛。種牡馬のマーベラスサンデー（当時13歳）と交配したジプシーアンナが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）村田牧場。戦績は、中央平地5戦0勝、地方22戦10勝2着3回。主な勝ち鞍は2009年の4歳以上B2(牝)。

経歴

デビュー前

本田優厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2008年）

2月3日、デビュー戦は秋山真一郎騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1400m 小雨/重）に出走。馬体重は450kg。15頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は脚勢が悪くなり14着に敗れた。

6月1日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。18頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が悪くなり13着に終わった。

6月22日、中2週で迎えた3戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1000m 曇/良）に出走。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では決め手に欠いて6着に敗れた。

7月6日、中1週で迎えた4戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1000m 曇/良）に出走。12頭立ての8番人気で大外12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚に勢いがなく11着に終わった。

8月2日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた5戦目は、3歳未勝利（函館芝1200m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい11着に終わった。

12月29日、約5か月の休み明けで迎えた6戦目は、有馬澄男騎手を鞍上に迎えて、3歳以上D8二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のメイプルプラウドに3馬身の差をつけて初白星を挙げた。

4歳（2009年）

1月22日、中2週で迎えた7戦目は、4歳以上D5三（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で有馬澄男騎手（1戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のオースミヒエンに7馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

3月4日、中5週で迎えた8戦目は、4歳以上D2三（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で有馬澄男騎手（2戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい4着に敗れた。

3月17日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上D2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で有馬澄男騎手（3戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のフェスティブドンに3馬身半の差をつけて断然人気に応えた。

4月2日、中1週で迎えた10戦目は、牝馬限定の4歳以上C1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で有馬澄男騎手（4戦3勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて11番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のディアフラワーに6馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

4月29日、中3週で迎えた11戦目は、4歳以上B2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で有馬澄男騎手（5戦4勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

5月12日、中1週で迎えた12戦目は、木村健騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上B2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では強烈な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のフレンチハートに2馬身の差をつけて単勝一倍台の評価に応えた。

6月4日、中2週で迎えた13戦目は、板野央騎手を鞍上に迎えて、4歳以上B1（姫路ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、サンユウシャンハイに交わされて5馬身差の2着に敗北した。

7月2日、中3週で迎えた14戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B1二（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚がパッとせず8着に敗れた。

7月22日、中2週で迎えた15戦目は、寺地誠一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B1二（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚を伸ばせず10着に敗れた。

8月5日、中1週で迎えた16戦目は、3歳以上B1 B2（園田ダート1230m 曇/重）に出走。鞍上は板野央騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位には届かず12着に終わった。

9月3日、中3週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた17戦目は、3歳以上B2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で板野央騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く10着に敗れた。

11月23日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から13kg絞って迎えた18戦目は、﨏畑雄一郎騎手を鞍上に迎えて、一般B6（福山ダート1250m 晴/重）に出走。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。最後は、勝ったパンペルデュからクビ差の2着となった。

12月5日、中1週で迎えた19戦目は、一般C1（福山ダート1250m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で﨏畑雄一郎騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。5着に敗れた。

12月12日、連闘で迎えた20戦目は、一般B6（福山ダート1250m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で﨏畑雄一郎騎手（2戦0勝）。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。最後は、2着のアバレタキシードに2馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

12月27日、中1週で迎えた21戦目は、一般B6（福山ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で﨏畑雄一郎騎手（3戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、勝ったタグシェイクオンから2馬身差の2着に敗北した。

5歳（2010年）

1月10日、中1週で迎えた22戦目は、一般B6（福山ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で﨏畑雄一郎騎手（4戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のタグシェイクオンに3/4馬身の差をつけて7勝目を掴み取った。

1月24日、中1週で迎えた23戦目は、広島県獣医師会会長賞（福山ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で﨏畑雄一郎騎手（5戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のアバレタキシードをアタマ差制して圧倒的人気に応えた。

2月6日、中1週で迎えた24戦目は、三菱電機株式会社創立記念日杯（福山ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で﨏畑雄一郎騎手（6戦3勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のマルサンジョイをハナ差制して断トツ人気に応えた。

2月27日、中2週で迎えた25戦目は、すみれ特別（福山ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は8戦連続で﨏畑雄一郎騎手（7戦4勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。5着に敗れた。

3月6日、連闘で迎えた26戦目は、たんぽぽ特別（福山ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は9戦連続で﨏畑雄一郎騎手（8戦4勝）。7頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。最後は、2着のハードフォーレルに2馬身の差をつけて10勝目を達成した。

7月11日、約4か月の休み明けで迎えた27戦目は、渡辺博文騎手を鞍上に迎えて、ほおずき特別（福山ダート1600m 曇/重）に出走。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。7着に敗れた。