マルシゲギャロップ（1992年生、母スナークサカエ）

マルシゲギャロップ（1992年4月11日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のギャロップダイナ（当時12歳）と交配したスナークサカエが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）石川牧場。戦績は、中央平地37戦5勝2着6回、中央障害2戦0勝。1996年のカブトヤマ記念(ハンデG3)で2着に入った他、1995年の小倉日経オープン(オープン)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

橋口弘次郎厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1994年）

7月16日、デビュー戦は大崎昭一騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（小倉芝1000m 晴/良）に出走。馬体重は464kg。14頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では末脚が冴えず13着に終わった。

8月6日、中2週で迎えた2戦目は、3歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大崎昭一騎手（1戦0勝）。13頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず7着に敗れた。

9月3日、中3週で迎えた3戦目は、田島信行騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で追い上げたが、抜け出したファストダイヤに3/4馬身届かず2着となった。

9月17日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中京ダート1600m 曇/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で田島信行騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではキレのある末脚を発揮したが、4着に終わった。

10月8日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（福島芝1700m 曇/良）に出走。鞍上は大崎昭一騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では一気に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のマイネルクラウドを3/4馬身振り切って未勝利戦を制した。

10月30日、中2週で迎えた6戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の黄菊賞（阪神芝1600m 晴/良）に出走。11頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず7着に終わった。

3歳（1995年）

3月19日、約4か月半の休養明けで迎えた7戦目は、菊地昇吾騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（京都ダート1800m 晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず4着に敗れた。

4月9日、中2週で迎えた8戦目は、M.ロバーツ騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（京都ダート1800m 雨/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では一歩一歩確実に終いの脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のスターセレッソに1馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

5月7日、中3週で迎えた9戦目は、小島太騎手を鞍上に迎えて、3歳G2のNHK杯（東京芝2000m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。16頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。先手を取り、かなり緩いペースで一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では余力が残っておらず8着に終わった。

5月28日、中2週で迎えた10戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、4歳900万下の駒草賞（東京芝2000m 曇/良）に出走。11頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず7着に終わった。

6月18日、中2週で迎えた11戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、4歳900万下のロイヤル・ホンコン・ジョッキークラブ・トロフィー（中京芝2000m 曇/良）に出走。13頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で猛進したが、伸びてきたフェアダンス決め手に屈してアタマ差の2着となった。

7月9日、中2週で迎えた12戦目は、ハンデ戦で4歳900万下のやまゆりステークス（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で芹沢純一騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、4着に終わった。

8月5日、中3週で迎えた13戦目は、4歳以上900万下の西部日刊スポーツ杯（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で芹沢純一騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るストロングチャンプを上がり1位タイの末脚でアタマ差だけ差し切って3勝目をマークした。

8月27日、中2週で迎えた14戦目は、小倉日経オープン（小倉芝1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で芹沢純一騎手（3戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったトーワダーリンに詰め切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

9月17日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた15戦目は、3歳G2の神戸新聞杯（京都芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で芹沢純一騎手（4戦1勝）。14頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に敗れた。

10月14日、中3週で迎えた16戦目は、嵐山ステークス（京都芝3000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で芹沢純一騎手（5戦1勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

11月5日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた17戦目は、ハンデ戦でオープンの大原ステークス（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で芹沢純一騎手（6戦1勝）。8頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚にキレが無く5着に終わった。

11月26日、中2週で迎えた18戦目は、ハンデ戦のウェルカムステークス（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上はM.ロバーツ騎手（1戦1勝）。18頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではスパッと切れる脚で猛進したが、勝ったベストタイアップにねじ伏せられて2馬身半差の2着となった。

12月17日、中2週で迎えた19戦目は、オリオンステークス（阪神芝2500m 曇/良）に出走。鞍上は芹沢純一騎手（7戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら先頭で通過。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。

4歳（1996年）

1月14日、中3週で迎えた20戦目は、万葉ステークス（京都芝3000m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で芹沢純一騎手（8戦1勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり4着に敗れた。

5月26日、約4か月半の休養明けで迎えた21戦目は、箱根ステークス（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上はM.ロバーツ騎手（2戦1勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず5着に敗れた。

6月9日、中1週で迎えた22戦目は、ハンデ戦のジューンステークス（東京芝2400m 曇/良）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には食い込めず5着に敗れた。

6月30日、中2週で迎えた23戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、グリーンステークス（阪神芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

7月13日、中1週で迎えた24戦目は、4歳以上900万下の西部日刊スポーツ杯（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は芹沢純一騎手（9戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では息長く末脚を伸ばして、最後は2着のオースミジョージをクビ差振り切って先頭ゴールを果たした。

8月11日、中3週で迎えた25戦目は、G3の小倉記念（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で芹沢純一騎手（10戦2勝）。12頭立ての8番人気で大外12番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、粘りを欠いて5着に敗れた。

8月31日、中2週で迎えた26戦目は、ハンデ戦の博多ステークス（小倉芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で芹沢純一騎手（11戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したファッションショーにクビ差届かず2着に甘んじた。

9月14日、中1週で迎えた27戦目は、オークランドレーシングクラブトロフィー（阪神芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で芹沢純一騎手（12戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一完歩ずつ着実に前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のナイスガルボをクビ差振り切って先頭ゴールを果たした。

10月20日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた28戦目は、ハンデG3のカブトヤマ記念（新潟芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で芹沢純一騎手（13戦3勝）。15頭立ての5番人気で16番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではものすごい伸び脚を見せたが、勝ったスガノオージにねじ伏せられて2馬身半差の2着となった。

11月17日、中3週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた29戦目は、ハンデG3の福島記念（新潟芝2000m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で芹沢純一騎手（14戦3勝）。14頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、馬場の大外を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では末脚を伸ばせず9着に敗れた。

12月8日、中2週で迎えた30戦目は、高橋亮騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3の愛知杯（中京芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず6着に敗れた。

5歳（1997年）

12月21日、約12か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた31戦目は、六甲ステークス（阪神芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で高橋亮騎手（1戦0勝）。15頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では伸びが鈍く11着に終わった。

6歳（1998年）

1月5日、中1週で迎えた32戦目は、ハンデG3の京都金杯（京都芝2000m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で高橋亮騎手（2戦0勝）。16頭立ての16番人気で1番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを16番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず6着に終わった。

1月17日、中1週で迎えた33戦目は、万葉ステークス（京都芝3000m 外回り曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で高橋亮騎手（3戦0勝）。14頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず9着に終わった。

2月28日、中5週で迎えた34戦目は、G3の中日新聞杯（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は芹沢純一騎手（15戦3勝）。16頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では鋭い脚を使えず13着に終わった。

3月28日、中3週で迎えた35戦目は、陽春ステークス（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は大崎昭一騎手（3戦1勝）。10頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが鈍く6着に終わった。

4月25日、中3週で迎えた36戦目は、ハンデ戦でオープンのオーストラリアトロフィー（京都芝2000m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は高橋亮騎手（4戦0勝）。9頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず5着に終わった。

5月23日、中3週で迎えた37戦目は、エメラルドステークス（中京芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高橋亮騎手（5戦0勝）。9頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く5着に終わった。

6月28日、中4週で迎えた38戦目は、古小路重男騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 曇）に出走。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。5着に敗れた。

7月26日、中3週で迎えた39戦目は、出津孝一騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。3着に終わった。