スズヨサムソン（2012年生、母ムーンライトペスカ）

スズヨサムソン（2012年5月5日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋父名の一部」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のメイショウサムソン（当時9歳）と交配したムーンライトペスカが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）杵臼牧場。主な勝ち鞍は2018年のヤングジョッキーズTR盛岡第2戦(一般C1)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、杵臼牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

松永康利厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2015年）

1月24日、デビュー戦は村田一誠騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は454kg。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり9着に敗れた。

5月30日、約4か月の休養明けで迎えた2戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり4位の末脚を見せたが上位には割り込めず8着に終わった。

6月20日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始4番手を追走。直線ではいいところがなく7着に敗れた。

7月11日、中2週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた4戦目は、3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中勝春騎手（2戦0勝）。15頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり9着に終わった。

8月2日、中2週で迎えた5戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝2200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての7番人気で大外14番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では鋭い脚を使えず12着に敗れた。

9月5日、中4週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた6戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、一般C2十八（水沢ダート1300m 曇/重）に出走。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

9月12日、連闘で迎えた7戦目は、一般C2十七（水沢ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で村上忍騎手（1戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のシャイニーパンサーに1馬身の差をつけて初白星を挙げた。

9月26日、中1週で迎えた8戦目は、一般C2十二（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で村上忍騎手（2戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のパスレルに約10馬身の大差をつけて圧倒的人気に応えた。

10月11日、中1週で迎えた9戦目は、一般C2八（盛岡ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で村上忍騎手（3戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のサルバドールガロに6馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

10月26日、中1週で迎えた10戦目は、一般C2二（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で村上忍騎手（4戦3勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のキトラに9馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

11月9日、中1週で迎えた11戦目は、一般C2一（盛岡ダート1400m 小雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で村上忍騎手（5戦4勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を爆発させて悠々と抜け出し、最後は2着のケイジースワローに4馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

4歳（2016年）

3月12日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から25kg減らして迎えた12戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が悪くなり14着に敗れた。

7月17日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から32kg戻して迎えた13戦目は、藤田菜七子騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（福島芝1200m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では決め手が足りず13着に終わった。

9月18日、中8週で迎えた14戦目は、木幡初也騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。16頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では伸びを欠き13着に終わった。

11月13日、中7週で迎えた15戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。16頭立ての14番人気で大外16番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は失速してしまい15着に終わった。

5歳（2017年）

1月8日、中7週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で松岡正海騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず7着に終わった。

3月11日、中8週で迎えた17戦目は、木幡巧也騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではキレのある末脚を繰り出し、4着に入り込んだ。

3月26日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で木幡巧也騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く8着に敗れた。

6月4日、中9週で迎えた19戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は松岡正海騎手（2戦0勝）。16頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではいいところがなく13着に終わった。

7月23日、中6週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた20戦目は、3歳以上500万下（福島芝1200m 小雨/良）に出走。鞍上は木幡巧也騎手（2戦0勝）。16頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず9着に終わった。

9月2日、中5週で馬体重を前走からさらに10kg減らして迎えた21戦目は、とめ青年会議所理事長賞（水沢ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は村上忍騎手（6戦5勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快に末脚を伸ばしてすんなりと抜け出し、最後は2着のレーヴドブランに3馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

10月1日、中3週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた22戦目は、南部杯カウントダウン8（盛岡ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で村上忍騎手（7戦6勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では末脚が続かず、4着に終わった。

10月29日、中3週で迎えた23戦目は、一般B2六（盛岡ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で村上忍騎手（8戦6勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナに立ち、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では決め手が足りず、3着に終わった。

11月11日、中1週で迎えた24戦目は、一般B2（水沢ダート1400m 小雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で村上忍騎手（9戦6勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

12月18日、中4週で迎えた25戦目は、クラビフローラ賞（水沢ダート1600m 小雪/不良）に出走。鞍上は5戦連続で村上忍騎手（10戦6勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に敗れた。

6歳（2018年）

4月3日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から17kg減らして迎えた26戦目は、菅原俊吏騎手を鞍上に迎えて、チューリップ賞（水沢ダート1300m 曇/良）に出走。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず4着に敗れた。

5月5日、中4週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた27戦目は、木村直輝騎手を鞍上に迎えて、ナツグミ賞（盛岡ダート1600m 曇/重）に出走。7頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で猛追したが、勝ったハコダテキミコを半馬身捉え切れず2着に敗北した。

5月20日、中1週で迎えた28戦目は、エメラルドピンク賞（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木村直輝騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では矢のように疾駆したが、抜け出したピースワンポイントにハナ差届かず2着に惜敗した。

6月3日、中1週で迎えた29戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、ジョッキーズCS第1ステージ第1戦（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始13番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり9着に敗れた。

6月16日、中1週で迎えた30戦目は、焼石岳賞（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は木村直輝騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張り、3着に入った。

7月14日、中3週で迎えた31戦目は、シロツメクサ賞（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木村直輝騎手（3戦0勝）。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るバトルハルトマンを驚異的な末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて優勝

7月30日、中1週で迎えた32戦目は、ツユクサ賞（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で木村直輝騎手（4戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では息長く末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のタカイチホワイトをハナ差振り切ってファンの高評価に応えた。

8月15日、中1週で迎えた33戦目は、吉井章騎手を鞍上に迎えて、ヤングジョッキーズTR盛岡第2戦（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のセクイアデンドロンに1馬身の差をつけて優勝

9月1日、中1週で迎えた34戦目は、セプテンバーカップ（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は木村直輝騎手（5戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナに立ち、で集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るセイウンニジョーズをハナ差だけ差し切って破竹の4連勝を決めた。

10月1日、中3週で迎えた35戦目は、人と地球にやさしい未来の光～遠藤照明賞（盛岡ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で木村直輝騎手（6戦3勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では余力が残っておらず6着に敗れた。

10月14日、中1週で迎えた36戦目は、CAFE403 4周年記念（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で木村直輝騎手（7戦3勝）。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に終わった。

11月26日、中5週で迎えた37戦目は、一般B1（水沢ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で木村直輝騎手（8戦3勝）。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く6着に終わった。

12月8日、中1週で迎えた38戦目は、震災復興子ども達に夢と笑顔を（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で木村直輝騎手（9戦3勝）。11頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

7歳（2019年）

4月20日、約4か月半の休み明けで迎えた39戦目は、岩本怜騎手を鞍上に迎えて、ヤエザクラ賞（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚がパッとせず9着に終わった。

5月14日、中2週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた40戦目は、塚本涼人騎手を鞍上に迎えて、イベリス賞（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びを欠き10着に敗れた。

6月24日、中5週で迎えた41戦目は、続石賞（水沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で塚本涼人騎手（1戦0勝）。11頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず11着に終わった。