オピニオンリーダー（2020年生、母ルレシャンテ）

オピニオンリーダー（2020年4月14日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のシニスターミニスター（当時17歳）と交配したルレシャンテが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は斉藤スタッド。2022年の’22ジェムストーン賞で2着に入った他、2025年の大井記念で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、斉藤スタッドから「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、東京都馬主会髙岡浩行によって1,100万円で落札された。

澤佳宏厩舎（大井）へ入厩。

2歳（2022年）

9月5日、デビュー戦は岡村健司騎手を鞍上に据えて、2歳（大井ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は455kg。7頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したホースマンシップにハナ差届かず2着となった。

11月15日、中9週で迎えた2戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、2歳戦の111.3万円以下（大井ダート1200m 曇/良）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のフォルベルウェイに4馬身の差をつけて初白星を挙げた。

12月9日、中2週で迎えた3戦目は、2歳（大井ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で矢野貴之騎手（1戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るエアポートライナーを強烈な末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

12月27日、中2週で迎えた4戦目は、2歳オープンの’22ジェムストーン賞（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で矢野貴之騎手（2戦2勝）。7頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したハーンドルフを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

3歳（2023年）

2月24日、中7週で迎えた5戦目は、3歳戦の内川賞 304.5万円以上（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で矢野貴之騎手（3戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るナックサンライズを別次元の末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけてファンの期待に応えた。

3月29日、中4週で迎えた6戦目は、3歳S2の京浜盃（大井ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で矢野貴之騎手（4戦3勝）。14頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではキレのいい末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

5月10日、中5週で迎えた7戦目は、3歳S1の羽田盃（大井ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で矢野貴之騎手（5戦3勝）。16頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘したが、5着に終わった。

6月7日、中3週で迎えた8戦目は、3歳S1の東京ダービー（大井ダート2000m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で矢野貴之騎手（6戦3勝）。15頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、5着に終わった。

11月17日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から15kg増やして迎えた9戦目は、シトリン賞（大井ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は8戦連続で矢野貴之騎手（7戦3勝）。13頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では迫力満点の伸びを見せたが、伸びてきたスミソニアン決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。

12月7日、中2週で迎えた10戦目は、ブルージルコン賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で矢野貴之騎手（8戦3勝）。14頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に敗れた。

12月28日、中2週で迎えた11戦目は、ラストトゥインクル賞（大井ダート1650m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で矢野貴之騎手（9戦3勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚が冴えず5着に敗れた。

4歳（2024年）

1月22日、中3週で迎えた12戦目は、西啓太騎手を鞍上に迎えて、ガーネット賞（大井ダート1400m 曇/不良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず11着に敗れた。

2月27日、中4週で迎えた13戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、円通寺坂賞（大井ダート1800m 晴/重）に出走。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではキレのいい末脚を披露したが、3着に終わった。

3月22日、中2週で迎えた14戦目は、萌黄賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は矢野貴之騎手（10戦3勝）。13頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では息の長い末脚を繰り出し、3着に入った。

4月24日、中4週で迎えた15戦目は、春風賞（大井ダート1800m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で矢野貴之騎手（11戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は失速してしまい12着に敗れた。

7月2日、中9週で迎えた16戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、アクルックス賞（川崎ダート2000m 曇/重）に出走。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のサンオルソーライズに5馬身の差をつけて久々に美酒を浴びた。

8月2日、中3週で迎えた17戦目は、東京スポーツ賞（大井ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のマイネルサブマリンに4馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

9月6日、中4週で迎えた18戦目は、多摩オープン（川崎ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で森泰斗騎手（2戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったリッキーザキングに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

11月14日、中9週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた19戦目は、富士見オープン（川崎ダート2100m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で森泰斗騎手（3戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では物凄い伸び脚で猛進したが、ホウオウトゥルースにアタマ差交わされて2着に甘んじた。

12月5日、中2週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた20戦目は、阿部龍騎手を鞍上に迎えて、ブルージルコン賞（大井ダート2000m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、ヴィアメントに交わされて3馬身半差の2着に敗北した。

5歳（2025年）

2月14日、中9週で迎えた21戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、バレンタイン賞（船橋ダート1800m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。端を取り切り、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ確実に前との差を詰めて、最後は2着のハイエストエンドをハナ差振り切って制した。

4月24日、中9週で迎えた22戦目は、’25武蔵国オープン（浦和ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は矢野貴之騎手（12戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では驚異的な末脚を炸裂させて、最後は2着のキャッスルブレイヴに3馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

5月21日、中3週で迎えた23戦目は、大井記念（大井ダート2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で矢野貴之騎手（13戦4勝）。15頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天稟のガッツでゴールまで力走し、3着に入った。

7月2日、中5週で迎えた24戦目は、本田正重騎手を鞍上に迎えて、Jpn1の帝王賞（大井ダート2000m 曇/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。13頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に終わった。

8月5日、中4週で迎えた25戦目は、宮前オープン（川崎ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は矢野貴之騎手（14戦4勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端を取り切り、非常に遅いペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では別次元の末脚を爆発させてあっさりと抜け出し、最後は2着のサヨノフィールドに3馬身の差をつけて断然人気に応えた。

11月20日、約3か月半の休み明けで迎えた26戦目は、富士見オープン（川崎ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で矢野貴之騎手（15戦5勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では息の長い末脚を繰り出したが、3着に終わった。

12月3日、中1週で迎えた27戦目は、桑村真明騎手を鞍上に迎えて、勝島王冠（大井ダート1800m 曇/良）に出走。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず8着に敗れた。