コスモルアノーヴァ（2007年生、母スプリングダイアナ）

コスモルアノーヴァ（2007年5月22日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋新月（ポルトガル語）」。毛色は栗毛。種牡馬のアドマイヤマックス（当時8歳）と交配したスプリングダイアナが14歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）ビッグレッドファーム。戦績は、中央平地5戦0勝、地方32戦4勝2着13回。主な勝ち鞍は2010年の3歳。

経歴

デビュー前

栗田博憲厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2009年）

6月21日、デビュー戦は松岡正海騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1200m 小雨/重）に出走。馬体重は414kg。14頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では全く伸びず8着に敗れた。

7月5日、中1週で迎えた2戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（福島芝1200m 晴/稍重）に出走。13頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚にキレが無く9着に終わった。

3歳（2010年）

1月11日、約6か月半の休み明けで迎えた3戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。16頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では余力が残っておらず13着に終わった。

3月14日、中8週で迎えた4戦目は、伊藤工真騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。14頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に終わった。

4月3日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では速い脚を使えず10着に終わった。

5月6日、中4週で迎えた6戦目は、持原大志騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート800m 曇/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、ミュルザンヌに半馬身交わされて2着に敗北した。

5月20日、中1週で迎えた7戦目は、柴田直樹騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1400m 曇/不良）に出走。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

6月1日、中1週で迎えた8戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田直樹騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり4着に敗れた。

6月24日、中2週で迎えた9戦目は、大畑雅章騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はバテてしまい7着に敗れた。

7月2日、連闘で馬体重を前走から11kg減らして迎えた10戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は柴田直樹騎手（2戦0勝）。10頭立ての9番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見所を作れず4着に終わった。

7月15日、中1週で迎えた11戦目は、3歳（名古屋ダート800m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田直樹騎手（3戦0勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では弾けるような伸び脚で追い上げたが、勝ったフラッパーミクに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

7月29日、中1週で迎えた12戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は持原大志騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で猛追したが、抜け出したトーホウペガサスを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着となった。

8月11日、中1週で迎えた13戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で持原大志騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では今一つ伸び切れず4着に敗れた。

8月26日、中1週で迎えた14戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で持原大志騎手（3戦0勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったリーヴザネストに詰め切れず、1馬身差の2着となった。

9月15日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた15戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で持原大志騎手（4戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではビュッと切れる脚で猛追したが、勝ったサンマルグランデラに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

9月30日、中1週で迎えた16戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 小雨/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で持原大志騎手（5戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、抜け出したルージュブリエを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

10月7日、連闘で迎えた17戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で持原大志騎手（6戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のシーラブズテーラーに6馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

10月20日、中1週で迎えた18戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 小雨/良）に出走。鞍上は7戦連続で持原大志騎手（7戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では鮮やかな末脚を弾けさせて、最後は2着のコスモショールを半馬身振り切ってファンの期待に応えた。

11月4日、中1週で迎えた19戦目は、一般C9（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で持原大志騎手（8戦2勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。

11月18日、中1週で迎えた20戦目は、地方競馬応援!名古屋来訪特別（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で持原大志騎手（9戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったリスキータイムにねじ伏せられて2馬身差の2着に敗北した。

12月3日、中1週で迎えた21戦目は、一般C6（名古屋ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は10戦連続で持原大志騎手（10戦2勝）。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のアドマイヤコスモスをハナ差振り切って3勝目を奪取した。

12月10日、連闘で迎えた22戦目は、一般C3（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で持原大志騎手（11戦3勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で猛追したが、勝ったアースグローリーに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

12月24日、中1週で迎えた23戦目は、持原大志騎手100勝おめでとう（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は12戦連続で持原大志騎手（12戦3勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、アドマイヤコスモスに交わされて2馬身差の2着となった。

12月31日、連闘で馬体重を前走から10kg減らして迎えた24戦目は、地方重賞の尾張名古屋杯（名古屋ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は13戦連続で持原大志騎手（13戦3勝）。10頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり9着に終わった。

4歳（2011年）

1月27日、中3週で迎えた25戦目は、一般C7（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で持原大志騎手（14戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るオリオンジャックを猛烈な末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて優勝

2月7日、中1週で迎えた26戦目は、水瓶座特別（名古屋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は15戦連続で持原大志騎手（15戦4勝）。12頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい12着に終わった。

2月25日、中2週で迎えた27戦目は、一般B9（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は16戦連続で持原大志騎手（16戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて4着に沈んだ。

3月11日、中1週で迎えた28戦目は、☆あたし達のお誕生日記念☆（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は17戦連続で持原大志騎手（17戦4勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい5着に敗れた。

3月25日、中1週で迎えた29戦目は、つくし賞（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は18戦連続で持原大志騎手（18戦4勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では弾けるような伸びを見せたが、マースキッスに交わされて2馬身差の2着となった。

3月31日、連闘で迎えた30戦目は、一般B8（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は19戦連続で持原大志騎手（19戦4勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で猛追したが、勝ったミュルザンヌに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

4月15日、中1週で迎えた31戦目は、芝桜賞（名古屋ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は20戦連続で持原大志騎手（20戦4勝）。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く8着に敗れた。

5月4日、中2週で迎えた32戦目は、丸山真一騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の尾張名古屋杯（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。11頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず11着に終わった。

5月20日、中1週で迎えた33戦目は、一般B7（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸山真一騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず5着に終わった。

6月1日、中1週で迎えた34戦目は、今井貴大騎手を鞍上に迎えて、こぐま座特別（名古屋ダート800m 雨/重）に出走。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったバリバリセレブに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

6月24日、中2週で迎えた35戦目は、地方重賞の名古屋でら馬スプリント（名古屋ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で今井貴大騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず5着に終わった。

7月8日、中1週で迎えた36戦目は、ほおずき賞（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で今井貴大騎手（2戦0勝）。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では全く伸びず10着に終わった。

7月22日、中1週で迎えた37戦目は、一般C2（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で今井貴大騎手（3戦0勝）。8頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、後続との差を2馬身以上キープして、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のタフネスで最後まで奮闘したが、エイティゴールドにハナ差交わされて2着となった。