ワカサバロン（1994年生、母ゴールドハーフ）

ワカサバロン（1994年5月28日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は青毛。種牡馬のマークオブディスティンクション（当時8歳）と交配したゴールドハーフが20歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は原伸幸。戦績は、中央平地33戦5勝2着13回。主な勝ち鞍は1999年のバレンタインステークス(1600万下)。

経歴

デビュー前

橋口弘次郎厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1997年）

1月5日、デビュー戦は高橋亮騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（京都ダート1400m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。馬体重は472kg。13頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したワンダーワイズリーに3/4馬身届かず2着となった。

1月19日、中1週で迎えた2戦目は、4歳新馬（京都ダート1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で高橋亮騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で猛追したが、勝ったテイエムメガトンに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

3月8日、中6週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（中京ダート1700m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で高橋亮騎手（2戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したツキノブレイヴに半馬身届かず2着に敗北した。

3月23日、中1週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（中京ダート1700m 晴/稍重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で高橋亮騎手（3戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のマコトハヤブサに5馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

4月26日、中4週で迎えた5戦目は、4歳500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で高橋亮騎手（4戦1勝）。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではいいところがなく8着に終わった。

5月10日、中1週で迎えた6戦目は、4歳500万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は6戦連続で高橋亮騎手（5戦1勝）。14頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

5月24日、中1週で迎えた7戦目は、4歳500万下のマカオ・ジョッキークラブ・トロフィー（中京芝1700m 雨/良）に出走。鞍上は7戦連続で高橋亮騎手（6戦1勝）。14頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では堅実な伸びを見せたが、勝ったトーヨーレインボーに詰め切れず、3馬身半差の2着となった。

6月22日、中3週で迎えた8戦目は、4歳500万下（阪神ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で高橋亮騎手（7戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のロングミゲルを半馬身振り切って2勝目をつかんだ。

10月5日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、4歳以上900万下（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で高橋亮騎手（8戦2勝）。16頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったヒカリサーメットに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

10月25日、中2週で馬体重を前走から16kg絞って迎えた10戦目は、4歳以上900万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で高橋亮騎手（9戦2勝）。16頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では見せ場を作れず12着に敗れた。

11月16日、中2週で迎えた11戦目は、M.ロバーツ騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（京都ダート1400m 曇/稍重）に出走。15頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では豪快な末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のファーストアローに1馬身半の差をつけて3勝目を収める

12月14日、中3週で迎えた12戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の元町ステークス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のように疾駆したが、逃げるテンパイを差し切れず、1馬身差の2着に敗北した。

4歳（1998年）

2月14日、中8週で迎えた13戦目は、ハンデ戦で5歳以上1600万下の橿原ステークス（京都ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は高橋亮騎手（10戦2勝）。15頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず7着に敗れた。

3月15日、中3週で迎えた14戦目は、角田晃一騎手を鞍上に迎えて、5歳以上1600万下の鳴門ステークス（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。16頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走し、4着に入った。

4月12日、中3週で迎えた15戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で5歳以上1600万下の千葉ステークス（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線ではもうワンパンチ足りず、4着に終わった。

5月3日、中2週で迎えた16戦目は、5歳以上1600万下の府中ステークス（東京芝1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は高橋亮騎手（11戦2勝）。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、抜け出したグリーンブリッツを捕まえ切れず、1馬身半差の2着となった。

5月24日、中2週で迎えた17戦目は、ハンデ戦で5歳以上1600万下のブリティッシュカップ（東京芝1400m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で高橋亮騎手（12戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では猛烈な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のスルーオグリーンに1馬身3/4の差をつけてファンの支持に応えた。

10月25日、約5か月の休養明けで迎えた18戦目は、4歳以上1600万下のテレビ静岡賞（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上はM.ロバーツ騎手（1戦1勝）。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、伸びてきたレッドマルス決め手に屈して3/4馬身差の2着となった。

11月14日、中2週で迎えた19戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の奥多摩ステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は高橋亮騎手（13戦3勝）。14頭立ての3番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、抜け出したエアジハードを捕まえ切れず、クビ差の2着に惜敗した。

12月19日、中4週で迎えた20戦目は、4歳以上1600万下の逆瀬川ステークス（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高橋亮騎手（14戦3勝）。16頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、伸びてきたホーセンホーライ決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

5歳（1999年）

1月6日、中2週で迎えた21戦目は、洛陽ステークス（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で高橋亮騎手（15戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず6着に敗れた。

2月13日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた22戦目は、5歳以上1600万下のバレンタインステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で高橋亮騎手（16戦3勝）。14頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではグイグイと終いの脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のジョープロテクターに1馬身1/4の差をつけて先頭ゴールを果たした。

3月13日、中3週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた23戦目は、ハンデ戦で5歳以上1600万下の武庫川ステークス（阪神芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で高橋亮騎手（17戦4勝）。16頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、伸びてきたチェックメイト決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

4月24日、中5週で迎えた24戦目は、5歳以上1600万下のオーストラリアトロフィー（京都芝1400m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で高橋亮騎手（18戦4勝）。18頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では鋭さ光る末脚を繰り出したが、3着に終わった。

5月23日、中3週で迎えた25戦目は、5歳以上1600万下のフリーウェイステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で高橋亮騎手（19戦4勝）。18頭立ての圧倒的1番人気に推されて16番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

6歳（2000年）

2月5日、約8か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた26戦目は、5歳以上1600万下の斑鳩ステークス（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で高橋亮騎手（20戦4勝）。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり6着に敗れた。

2月20日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた27戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、5歳以上1600万下のアメジストステークス（東京芝1800m 曇/稍重）に出走。13頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では出色の末脚を披露したが、3着に終わった。

3月12日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた28戦目は、ハンデ戦で5歳以上1600万下の武庫川ステークス（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は高橋亮騎手（21戦4勝）。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今一つ伸び切れず8着に敗れた。

4月1日、中2週で迎えた29戦目は、5歳以上1600万下の道頓堀ステークス（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高橋亮騎手（22戦4勝）。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では目立つような脚を使えず8着に敗れた。

4月22日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた30戦目は、ハンデ戦で5歳以上1600万下の薫風ステークス（東京芝1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で高橋亮騎手（23戦4勝）。14頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

5月6日、中1週で迎えた31戦目は、5歳以上1600万下の晩春ステークス（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で高橋亮騎手（24戦4勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で猛追したが、抜け出したプリンセスカーラにクビ差届かず2着に甘んじた。

5月28日、中2週で迎えた32戦目は、5歳以上1600万下のむらさき賞（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で高橋亮騎手（25戦4勝）。17頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では弾けるような伸びを見せたが、伸びてきたリアルヴィジョン決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

6月24日、中3週で迎えた33戦目は、5歳以上1600万下の夏至ステークス（東京芝1600m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で高橋亮騎手（26戦4勝）。13頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。