オウマタイム（2012年生、母ケイウンブルーム）

オウマタイム（2012年5月10日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「お馬タイム」。毛色は鹿毛。種牡馬のタイムパラドックス（当時14歳）と交配したケイウンブルームが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は原ファーム。2015年の京浜盃(S2)に勝利した他、2014年の鎌倉記念(S3)を制する活躍をした。その他にも重賞1勝を挙げた。

経歴

デビュー前

1歳のとき、原ファームから「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、Y.Y.BloodStockによって262.5万円で落札された。

川島洋人厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2014年）

5月28日、デビュー戦は宮崎光行騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は434kg。7頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したアオジャシンを捕まえ切れず、半馬身差の2着となった。

6月11日、中1週で迎えた2戦目は、井上俊彦騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1200m 曇/重）に出走。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のサダムリスペクトを半馬身振り切って未勝利戦を制した。

7月1日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、斎藤雄一騎手を鞍上に迎えて、2歳地方重賞の栄冠賞（門別ダート1200m 晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚が冴えず8着に終わった。

7月29日、中3週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた4戦目は、2歳オープンのターフチャレンジ2（門別ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は井上俊彦騎手（1戦1勝）。7頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを先頭で通過。最後はガス欠状態になり5着に終わった。

9月16日、中6週で馬体重を前走からさらに17kg増やして迎えた5戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、2歳（大井ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のナックマカロンに6馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

10月15日、中3週で迎えた6戦目は、繁田健一騎手を鞍上に迎えて、2歳S3の鎌倉記念（川崎ダート1500m 曇/重）に出走。11頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では自慢の末脚を弾けさせて、最後は2着のクールテゾーロを3/4馬身振り切って1着ゴールを果たした。

11月12日、中3週で迎えた7戦目は、2歳S2のハイセイコー記念（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で繁田健一騎手（1戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線では見事な伸び脚で猛進したが、ストゥディウムにクビ差交わされて2着に惜敗した。

3歳（2015年）

1月8日、中7週で迎えた8戦目は、3歳S3のニューイヤーカップ（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は左海誠二騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天稟の闘志でゴールまで力走したが、3着に終わった。

2月22日、中5週で迎えた9戦目は、3歳オープンのヒヤシンスステークス（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で左海誠二騎手（2戦1勝）。16頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず10着に終わった。

3月18日、中2週で迎えた10戦目は、3歳S2の京浜盃（大井ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で左海誠二騎手（3戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では鮮やかな末脚を弾けさせて突き抜け、最後は2着のフラットライナーズに8馬身の差をつけて制した。

4月22日、中4週で迎えた11戦目は、3歳S1の羽田盃（大井ダート1800m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で左海誠二騎手（4戦2勝）。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の強い精神力で最後まで踏ん張ったが、ストゥディウムに半馬身交わされて2着に敗北した。

6月3日、中5週で迎えた12戦目は、3歳S1の東京ダービー（大井ダート2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で左海誠二騎手（5戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、粘り切れず6着に沈んだ。

11月23日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた13戦目は、3歳地方重賞のダービーグランプリ（水沢ダート2000m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で左海誠二騎手（6戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では脚勢がやや鈍り、4着に終わった。

12月31日、中4週で迎えた14戦目は、ハンデ戦でオープンのおおとりオープン（大井ダート1600m 内回り晴/良）に58kgの斤量を背負って出走。鞍上は7戦連続で左海誠二騎手（7戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。端をきり、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

4歳（2016年）

1月28日、中3週で迎えた15戦目は、多摩川オープン（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で左海誠二騎手（8戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず5着に敗れた。

10月14日、約8か月半の休養明けで馬体重を前走から13kg減らして迎えた16戦目は、山口達弥騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の姫山菊花賞（園田ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が鈍り12着に敗れた。

11月10日、中3週で迎えた17戦目は、ハンデ戦でオープンのカムイユカラスプリント（船橋ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山口達弥騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず5着に終わった。

12月6日、中3週で迎えた18戦目は、総の国オープン（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は左海誠二騎手（9戦2勝）。13頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘し、3着に入った。

12月21日、中1週で迎えた19戦目は、S3のゴールドカップ（浦和ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は山口達弥騎手（2戦0勝）。12頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず6着に終わった。

5歳（2017年）

3月8日、約2か月半の間隔を開けて迎えた20戦目は、S3のフジノウェーブ記念（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は左海誠二騎手（10戦2勝）。15頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚に勢いがなく12着に終わった。

4月11日、中4週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた21戦目は、陽春賞（船橋ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は繁田健一騎手（2戦1勝）。14頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では生来の闘争本能でどうにかこうにかゴールまで走り切り、4着を確保した。

5月2日、中2週で迎えた22戦目は、ハンデ戦でオープンの皐月盃（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で繁田健一騎手（3戦1勝）。8頭立ての5番人気で大外8番ゲートからスタート。端に立つ形となり、後続との差を2馬身以上保って、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不撓の闘争本能で渋太く持ち堪えて、最後は2着のトーセンハルカゼに2馬身半の差をつけて久方ぶりに勝利を挙げた。

5月17日、中1週で迎えた23戦目は、S3の川崎マイラーズ（川崎ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で繁田健一騎手（4戦2勝）。14頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚にキレが無く8着に敗れた。

9月26日、約4か月半の休み明けで迎えた24戦目は、千葉ダートマイル（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は左海誠二騎手（11戦2勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではスパッとキレる脚で猛進したが、グランディオーソに交わされて3馬身差の2着となった。

10月18日、中2週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた25戦目は、石崎駿騎手を鞍上に迎えて、S3の埼玉新聞栄冠賞（浦和ダート1900m 曇/重）に出走。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。端を奪い、ミドルペースで一団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に敗れた。

11月16日、中3週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた26戦目は、地方重賞の東海菊花賞（名古屋ダート1900m 晴/重）に出走。鞍上は左海誠二騎手（12戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

11月29日、中1週で迎えた27戦目は、S3の勝島王冠（大井ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で左海誠二騎手（13戦2勝）。16頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では伸びが劣勢になり14着に敗れた。

6歳（2018年）

4月10日、約4か月半の休養明けで迎えた28戦目は、陽春賞（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で左海誠二騎手（14戦2勝）。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、馬群に沈み5着に沈んだ。

5月1日、中2週で迎えた29戦目は、ハンデ戦でオープンの皐月盃（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で左海誠二騎手（15戦2勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず4着に敗れた。

5月16日、中1週で迎えた30戦目は、S3の川崎マイラーズ（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は繁田健一騎手（5戦2勝）。14頭立ての11番人気で大外14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では天授の闘争心でゴールまで頑張り、5着に入り込んだ。

10月4日、約4か月半の休み明けで迎えた31戦目は、千葉ダートマイル（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は山口達弥騎手（3戦0勝）。11頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚がパッとせず11着に終わった。

7歳（2019年）

9月25日、約12か月の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた32戦目は、ハンデ戦でオープンの千葉ダートマイル（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は左海誠二騎手（16戦2勝）。12頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい9着に終わった。