ナイトバロン（2011年生、母バロネスサッチャー）

ナイトバロン（2011年4月20日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のTiznow（当時14歳）と交配したバロネスサッチャーが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。戦績は、地方16戦6勝2着3回。2013年の平和賞(S3)に勝利した他、2013年のウィナーズチャレンジ6で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

広森久雄厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2013年）

7月25日、デビュー戦は服部茂史騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1000m 雨/稍重）に出走。馬体重は482kg。6頭立ての2番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るマイマインを上がり1位の末脚で半馬身差し切って初勝利を挙げた。

8月13日、中2週で迎えた2戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのターフチャレンジ3（門別ダート1200m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、勝ったサーモピレーに詰め切れず、6馬身差の2着となった。

9月3日、中2週で迎えた3戦目は、2歳オープンのウィナーズチャレンジ6（門別ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は服部茂史騎手（1戦1勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では卓出した伸び脚で追い上げたが、抜け出したダンスパフォーマーに半馬身届かず2着となった。

10月30日、中7週で迎えた4戦目は、本田正重騎手を鞍上に迎えて、2歳S3の平和賞（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。14頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線に入ると、前で粘るファイトを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて2勝目を獲得した。

3歳（2014年）

5月8日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から15kg増やして迎えた5戦目は、3歳S3の東京湾カップ（船橋ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で本田正重騎手（1戦1勝）。13頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではキレのいい末脚を披露したが、4着に終わった。

6月4日、中3週で迎えた6戦目は、3歳S1の東京ダービー（大井ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で本田正重騎手（2戦1勝）。15頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では末脚に勢いがなく12着に敗れた。

6月20日、中1週で迎えた7戦目は、麻綿原特別（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で本田正重騎手（3戦1勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず5着に敗れた。

12月18日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から30kg増やして迎えた8戦目は、ウインターイルミネーションカップ（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で本田正重騎手（4戦1勝）。14頭立ての8番人気で大外14番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線に入ると、前で粘るイヴアルブを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて久しぶりの一戦をモノにした。

4歳（2015年）

1月15日、中3週で迎えた9戦目は、チバテレ盃（船橋ダート1700m 雨/不良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は6戦連続で本田正重騎手（5戦2勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では末脚が振るわず6着に敗れた。

2月9日、中3週で迎えた10戦目は、春告鳥特別（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で本田正重騎手（6戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るハードクラップを驚異的な末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて4勝目を掴み取った。

3月12日、中3週で迎えた11戦目は、早春賞（船橋ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は8戦連続で本田正重騎手（7戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではキレのいい末脚を発揮したが、3着に終わった。

4月16日、中4週で迎えた12戦目は、陽春賞（船橋ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で本田正重騎手（8戦3勝）。13頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では自慢の末脚を弾けさせて悠々と抜け出し、最後は2着のセンティグレードに4馬身の差をつけて優勝

5月7日、中2週で迎えた13戦目は、ハンデ戦の皐月盃（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で本田正重騎手（9戦4勝）。7頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では猛烈な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のモズブラックアイをクビ差振り切って1番人気に応えた。

8月5日、約3か月の休み明けで迎えた14戦目は、ハンデ戦の千葉日報賞（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で本田正重騎手（10戦5勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず4着に敗れた。

9月9日、中4週で迎えた15戦目は、ハンデ戦のガーナ共和国盃（船橋ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は12戦連続で本田正重騎手（11戦5勝）。13頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを奪い、少し速いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、モンサンカノープスに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

10月6日、中3週で迎えた16戦目は、ハンデ戦の金風賞（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で本田正重騎手（12戦5勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚が冴えず5着に敗れた。