ニホンピロサーシャ（2008年生、母ニホンピロルピナス）

ニホンピロサーシャ（2008年5月15日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋アニメの登場人物名」。毛色は芦毛。種牡馬のシルバーチャーム（当時14歳）と交配したニホンピロルピナスが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は片岡牧場。戦績は、中央平地4戦0勝、地方28戦6勝2着7回。主な勝ち鞍は2012年のオッズパーク杯(一般C3)。

経歴

デビュー前

作田誠二厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2011年）

4月2日、デビュー戦は藤岡佑介騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（阪神芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は476kg。18頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後は勢いを失って最後はウインスティングと並んで14着同着となった。

4月30日、中3週で迎えた2戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。18頭立ての17番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。最後は脚が止まってしまい17着に終わった。

5月29日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、宮崎北斗騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 雨/重）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見せ場なく7着に終わった。

7月5日、中4週で迎えた4戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の名古屋チャレンジカップドリアン賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが鈍く4着に敗れた。

7月24日、中2週で迎えた5戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、後続との差を2馬身以上確保して、少し緩いペースで集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚を失くしてしまい15着に終わった。

8月17日、中2週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた6戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のオーガストフラワー賞（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず8着に終わった。

9月29日、中5週で馬体重を前走から20kg戻して迎えた7戦目は、大畑雅章騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。

10月7日、連闘で迎えた8戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で大畑雅章騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では持ち味のスタミナで最後まで奮闘したが、ラインゴーワイルドに交わされて4馬身差の2着に敗北した。

10月20日、中1週で迎えた9戦目は、3歳（名古屋ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大畑雅章騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしぶとく伸び続けたが、サンライズアポロンにアタマ差交わされて2着に惜敗した。

11月15日、中3週で迎えた10戦目は、一般C22（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で大畑雅章騎手（3戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では天性の負けじ魂を発揮してゴールまで力闘したが、3着に終わった。

11月29日、中1週で迎えた11戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、一般C21（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のシャドウシューターに1馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

12月6日、連闘で迎えた12戦目は、岩橋勇二騎手を鞍上に迎えて、一般C18（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず5着に敗れた。

4歳（2012年）

1月4日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた13戦目は、一般C19（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩橋勇二騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で追い上げたが、勝ったマイネルタイドに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

1月18日、中1週で迎えた14戦目は、一般C20（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は大畑雅章騎手（4戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、ゴールデンコマンドに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

2月1日、中1週で迎えた15戦目は、一般C18（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で大畑雅章騎手（5戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったヴィーヴァタキオンに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

2月8日、連闘で迎えた16戦目は、一般C18（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で大畑雅章騎手（6戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったフェイクグローリーに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

2月22日、中1週で迎えた17戦目は、一般C19（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で大畑雅章騎手（7戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るタイガープリンセスを上がり1位タイの末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけてファンの支持に応えた。

3月23日、中3週で迎えた18戦目は、東日本大震災私たちは忘れない!（名古屋ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で大畑雅章騎手（8戦1勝）。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天性の闘争心でゴールまで力闘したが、3着に終わった。

4月12日、中2週で迎えた19戦目は、頑張れ小鳥遊三姉妹!パパ聞き杯（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で大畑雅章騎手（9戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のラッキーショウグンに約11馬身の大差をつけて3勝目を挙げた。

4月20日、連闘で迎えた20戦目は、一般C5（名古屋ダート1400m 小雨/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で大畑雅章騎手（10戦2勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のマキシムサヤカに2馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

5月4日、中1週で迎えた21戦目は、しょうぶ特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で大畑雅章騎手（11戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では切れる脚を使えず9着に敗れた。

5月18日、中1週で迎えた22戦目は、一般C3（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は9戦連続で大畑雅章騎手（12戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり4着に敗れた。

6月8日、中2週で迎えた23戦目は、丸野勝虎騎手を鞍上に迎えて、一般C3（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に敗れた。

6月22日、中1週で迎えた24戦目は、オッズパーク杯（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は大畑雅章騎手（13戦3勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ確実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のサウスギャラクシーをアタマ差振り切って先頭ゴールを果たした。

9月15日、約3か月の間隔を開けて迎えた25戦目は、別府真衣騎手を鞍上に迎えて、一般C3-2（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではものすごい伸び脚を見せたが、サンライトライダーに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

9月29日、中1週で迎えた26戦目は、いの町白猪谷渓谷特別（高知ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で別府真衣騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では伸びあぐねて5着に敗れた。

10月7日、連闘で迎えた27戦目は、倉兼育康騎手を鞍上に迎えて、一般C3ニ（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では強烈な末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のエアパグナスに2馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

10月28日、中2週で迎えた28戦目は、山頭信義騎手を鞍上に迎えて、一般C2-6（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では伸びを欠き6着に敗れた。

11月11日、中1週で迎えた29戦目は、石本純也騎手を鞍上に迎えて、足摺岬の唐人駄場特別（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では鋭い脚を使えず5着に敗れた。

12月9日、中3週で迎えた30戦目は、高知競馬がんばれ特別（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で石本純也騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では脚が残っておらず10着に終わった。

12月24日、中1週で迎えた31戦目は、イブの夜会えたね特別（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は山頭信義騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では脚が残っておらず10着に敗れた。

5歳（2013年）

1月14日、中2週で迎えた32戦目は、ファイナルレース（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山頭信義騎手（2戦0勝）。12頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず12着に終わった。