ハギノサーペン（1990年生、母ハギノブルーリボン）

ハギノサーペン（1990年3月8日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のサーペンフロ（当時19歳）と交配したハギノブルーリボンが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は村下明博。戦績は、中央平地11戦3勝2着1回、地方40戦6勝2着5回。主な勝ち鞍は1993年の御陵特別(900万下ハンデ)。

経歴

デビュー前

島崎宏厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1993年）

6月20日、デビュー戦は大崎昭一騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（京都ダート1400m 晴/重）に出走。馬体重は474kg。16頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、後続との差を2馬身以上キープして、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のクリノホウオウに5馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

7月4日、中1週で迎えた2戦目は、4歳500万下のえのき賞（京都芝1200m 曇/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で大崎昭一騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は減速してしまい10着に敗れた。

9月12日、中9週で馬体重を前走から20kg増やして迎えた3戦目は、4歳以上500万下の豊中特別（阪神芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大崎昭一騎手（2戦1勝）。12頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が鈍り9着に終わった。

9月26日、中1週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた4戦目は、田原成貴騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の能勢特別（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。前に出て、タフなペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフさで最後まで息を切らすことなく走り抜いたが、トロピカルメイクにクビ差交わされて2着に甘んじた。

10月16日、中2週で迎えた5戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田原成貴騎手（1戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。端に立つ形となり、やや遅いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のフィールドビックに2馬身半の差をつけて2勝目を掴み取った。

11月7日、中2週で迎えた6戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の天王山特別（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で田原成貴騎手（2戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は一杯になって13着に敗れた。

11月28日、中2週で迎えた7戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の御陵特別（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で田原成貴騎手（3戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、かなりのスローペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を爆発させて悠々と抜け出し、最後は2着のヤグライーガーに3馬身半の差をつけて3勝目を獲得した。

12月25日、中3週で迎えた8戦目は、ハンデ戦のサンタクロースハンデキャップ（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で田原成貴騎手（4戦2勝）。15頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が衰えて11着に敗れた。

4歳（1994年）

1月30日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた9戦目は、安田隆行騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の暁晴山ステークス（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。16頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを11番手で通過。直線では速い脚を使えず10着に敗れた。

2月19日、中2週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた10戦目は、河北通騎手を鞍上に迎えて、再度山ステークス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、リードを2馬身以上確保して、ミドルペースでレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚が止まってしまい14着に終わった。

3月12日、中2週で迎えた11戦目は、岸滋彦騎手を鞍上に迎えて、長良川ステークス（中京ダート1700m 雨/良）に出走。16頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚が上がってしまい12着に終わった。

5月31日、約2か月半の間隔を開けて迎えた12戦目は、佐々木竹見騎手を鞍上に迎えて、初夏特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。11着に敗れた。

6月26日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた13戦目は、大雄山特別（川崎ダート1600m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐々木竹見騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。最後は、2着のヘイセイライナーに1馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

7月26日、中3週で迎えた14戦目は、アルテミス賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐々木竹見騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。3着に終わった。

8月28日、中4週で迎えた15戦目は、サーフサイド賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で佐々木竹見騎手（3戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のモノマネアキラに3/4馬身の差をつけて優勝

9月30日、中4週で迎えた16戦目は、ムーンライトカップ（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で佐々木竹見騎手（4戦2勝）。16頭立ての5番人気で大外16番ゲートからスタート。6着に敗れた。

10月19日、中2週で迎えた17戦目は、金子正彦騎手を鞍上に迎えて、オクトーバーハンデ特別（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。最後は、勝ったキャッスルムーンから1馬身半差の2着となった。

11月18日、中3週で迎えた18戦目は、晩秋特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は佐々木竹見騎手（5戦2勝）。6頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のピッツキングに4馬身の差をつけて6勝目を獲得した。

12月22日、中4週で迎えた19戦目は、グローリーカップ（大井ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐々木竹見騎手（6戦3勝）。15頭立ての8番人気で大外15番ゲートからスタート。4着に終わった。

5歳（1995年）

1月19日、中3週で迎えた20戦目は、新春盃（川崎ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐々木竹見騎手（7戦3勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のザマハヤブサに2馬身の差をつけて7勝目を挙げた。

2月23日、中4週で迎えた21戦目は、京葉盃（船橋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で佐々木竹見騎手（8戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。10着に敗れた。

3月21日、中3週で迎えた22戦目は、紅椿盃（川崎ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は金子正彦騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。5着に敗れた。

6月14日、約3か月の間隔を開けて迎えた23戦目は、ジューンハンデ賞（川崎ダート2000m 曇/不良）に出走。鞍上は佐々木竹見騎手（9戦4勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。5着に敗れた。

7月5日、中2週で迎えた24戦目は、銀河特別（川崎ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で佐々木竹見騎手（10戦4勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。4着に終わった。

8月9日、中4週で迎えた25戦目は、TVK盃（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐々木竹見騎手（11戦4勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。最後は、勝ったヘイセイベルからクビ差の2着に甘んじた。

8月23日、中1週で迎えた26戦目は、かもめ盃（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で佐々木竹見騎手（12戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、勝ったヘイセイベルから2馬身差の2着に敗北した。

9月14日、中2週で迎えた27戦目は、オータム特別（川崎ダート1600m 雨/良）に出走。鞍上は5戦連続で佐々木竹見騎手（13戦4勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。最後は、2着のトモノシルバーをハナ差制して雨中の大混戦を制した。

10月10日、中3週で迎えた28戦目は、神奈川盃（川崎ダート2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で佐々木竹見騎手（14戦5勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。3着に終わった。

11月10日、中3週で迎えた29戦目は、ロイヤルカップ（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で佐々木竹見騎手（15戦5勝）。15頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったフジノシゲユキから1馬身半差の2着に敗北した。

12月25日、中5週で迎えた30戦目は、クリスマス特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で佐々木竹見騎手（16戦5勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。最後は、2着のマフィンに2馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

6歳（1996年）

1月18日、中2週で迎えた31戦目は、東京シティ盃（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で佐々木竹見騎手（17戦6勝）。16頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。7着に終わった。

2月21日、中4週で迎えた32戦目は、報知グランプリカップ（船橋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で佐々木竹見騎手（18戦6勝）。11頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。7着に終わった。

4月11日、中6週で迎えた33戦目は、マイルグランプリ（大井ダート1600m 内回り雨/稍重）に出走。鞍上は金子正彦騎手（2戦0勝）。13頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。10着に終わった。

5月8日、中3週で迎えた34戦目は、埼玉新聞杯（浦和ダート1900m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で金子正彦騎手（3戦0勝）。7頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。5着に終わった。

6月18日、中5週で迎えた35戦目は、カペラ賞（大井ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は佐々木竹見騎手（19戦6勝）。14頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。4着を確保した。

7月31日、中5週で迎えた36戦目は、報知オールスターカップ（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐々木竹見騎手（20戦6勝）。9頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。7着に終わった。

10月20日、約2か月半の間隔を開けて迎えた37戦目は、鮫島克也騎手を鞍上に迎えて、天山賞（佐賀ダート2000m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。最後は、勝ったリンデンニシキから4馬身差の2着に敗北した。

11月3日、中1週で迎えた38戦目は、吉田順治騎手を鞍上に迎えて、サラブレッドグランプリ（佐賀ダート2500m 晴/稍重）に出走。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。4着に敗れた。

12月22日、中6週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた39戦目は、天山賞（佐賀ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は鮫島克也騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。4着に敗れた。

7歳（1997年）

1月12日、中2週で迎えた40戦目は、天山賞（佐賀ダート2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克也騎手（2戦0勝）。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。6着に敗れた。

1月26日、中1週で迎えた41戦目は、天山賞（佐賀ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で鮫島克也騎手（3戦0勝）。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。7着に敗れた。

2月23日、中3週で迎えた42戦目は、天山賞（佐賀ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は吉田順治騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で大外10番ゲートからスタート。3着を確保した。

3月9日、中1週で迎えた43戦目は、天山賞（佐賀ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田順治騎手（2戦0勝）。7頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。4着に敗れた。

11月9日、約8か月の休み明けで馬体重を前走から11kg減らして迎えた44戦目は、土井道隆騎手を鞍上に迎えて、天山賞（佐賀ダート2000m 晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。7着に敗れた。

11月23日、中1週で迎えた45戦目は、天山賞（佐賀ダート2000m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で土井道隆騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。5着に終わった。

12月28日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた46戦目は、天山賞（佐賀ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で土井道隆騎手（2戦0勝）。8頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。7着に終わった。

8歳（1998年）

1月11日、中1週で迎えた47戦目は、天山賞（佐賀ダート2000m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で土井道隆騎手（3戦0勝）。10頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には食い込めず10着に終わった。

1月25日、中1週で迎えた48戦目は、東真市騎手を鞍上に迎えて、天山賞（佐賀ダート2000m 晴/不良）に出走。8頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には届かず6着に終わった。

2月8日、中1週で迎えた49戦目は、天山賞（佐賀ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で東真市騎手（1戦0勝）。11頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず最後はサイレントトーキーと並んで6着同着となった。

2月22日、中1週で迎えた50戦目は、天山賞（佐賀ダート2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で東真市騎手（2戦0勝）。8頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚を伸ばせず7着に終わった。

3月8日、中1週で迎えた51戦目は、天山賞（佐賀ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で東真市騎手（3戦0勝）。7頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず6着に終わった。