パックマン（1997年生、母オーキッドピンク）

パックマン（1997年4月15日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のタイトスポット（当時10歳）と交配したオーキッドピンクが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道様似郡様似町、生産者はホウセイ牧場。戦績は、中央平地2戦0勝、地方26戦9勝2着2回。2000年の北海優駿(地方重賞)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

堂山芳則厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（1999年）

7月29日、デビュー戦は国信満騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（旭川ダート1000m 曇/不良）に出走。馬体重は508kg。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。最後は、2着のユタキゲッコウをクビ差制して初白星を挙げた。

8月25日、中3週で迎えた2戦目は、2歳オープンのサマーチャレンジ7（旭川ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で国信満騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。8着に敗れた。

9月18日、中2週で迎えた3戦目は、3歳500万下（札幌ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で国信満騎手（2戦1勝）。12頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天稟のガッツでゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

10月13日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、渋谷裕喜騎手を鞍上に迎えて、3歳（札幌(地)ダート1700m 曇/良）に出走。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。6着に終わった。

10月28日、中1週で迎えた5戦目は、3歳（札幌(地)ダート1700m 雨/稍重）に出走。鞍上は国信満騎手（3戦1勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。4着に敗れた。

11月10日、中1週で迎えた6戦目は、3歳（札幌(地)ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で国信満騎手（4戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったスクオールピーターから1馬身半差の2着に敗北した。

12月23日、中5週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた7戦目は、3歳（門別ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で国信満騎手（5戦1勝）。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。7着に敗れた。

3歳（2000年）

1月3日、中1週で迎えた8戦目は、3歳戦の水仙特別（門別ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で国信満騎手（6戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。3着に終わった。

7月5日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた9戦目は、4歳（旭川ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で国信満騎手（7戦1勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。最後は、2着のトウショウマーベルに8馬身の差をつけて久しぶりの実戦をモノにした。

8月6日、中4週で馬体重を前走からさらに12kg減らして迎えた10戦目は、斉藤正弘騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の小樽特別（札幌芝1200m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。15頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚にキレが無く9着に敗れた。

8月31日、中3週で馬体重を前走から20kg戻して迎えた11戦目は、3歳地方重賞の王冠賞（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は国信満騎手（8戦2勝）。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。4着に終わった。

9月27日、中3週で迎えた12戦目は、3歳地方重賞の北海優駿（旭川ダート2300m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で国信満騎手（9戦2勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。3着に終わった。

4歳（2001年）

6月21日、約9か月の休養明けで迎えた13戦目は、荒山勝徳騎手を鞍上に迎えて、一般C1八九十（大井ダート1400m 曇/重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のロードシュタインに約10馬身の大差をつけて久しぶりの一戦を物にした。

7月10日、中2週で迎えた14戦目は、一般C1六七（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で荒山勝徳騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立つ恰好となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のワイエスドラゴンに1馬身の差をつけて4勝目を手にした。

8月27日、中6週で迎えた15戦目は、りゅう座特別（大井ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で荒山勝徳騎手（2戦2勝）。13頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。主導権を握り、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のガッツで最後まで敢闘したが、ニッポーグローバルに半馬身交わされて2着に敗北した。

5歳（2002年）

3月14日、約6か月半の休養明けで迎えた16戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、一般C1三（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のソーカルに7馬身の差をつけて久々の一戦を物にした。

5月1日、中6週で迎えた17戦目は、春光特別（川崎ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手（1戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のアサギミキオーに2馬身の差をつけて6勝目をマークした。

5月23日、中2週で迎えた18戦目は、緑樹特別（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で今野忠成騎手（2戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るペルルーシュを次元の違う末脚で3/4馬身差し切って7勝目を手にした。

10月8日、約4か月半の休養明けで迎えた19戦目は、オパール特別（川崎ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で今野忠成騎手（3戦3勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。端をきる形となり、極端なスローペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では別次元の末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のスピードアークに2馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

10月22日、中1週で迎えた20戦目は、オクトーバースター賞（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で今野忠成騎手（4戦4勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では猛烈な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のスピードミリオンに1馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

11月18日、中3週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた21戦目は、ノーベンバースター賞（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で今野忠成騎手（5戦5勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、やや遅いペースで集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

6歳（2003年）

10月31日、約11か月半の休み明けで迎えた22戦目は、由比ヶ浜特別（川崎ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で今野忠成騎手（6戦5勝）。14頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚にキレが無く14着に敗れた。

11月13日、中1週で迎えた23戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、疾風特別（川崎ダート1400m 曇/重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚がパッとせず5着に敗れた。

12月1日、中2週で迎えた24戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、初冬特別（川崎ダート1600m 雨/不良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではいい脚を見せられず10着に敗れた。

7歳（2004年）

1月4日、中4週で迎えた25戦目は、ハンデ戦のお年玉特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり7着に敗れた。

1月15日、中1週で迎えた26戦目は、ハンデ戦の初茜特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で的場文男騎手（2戦0勝）。14頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始7番手を追走。最後は失速してしまい13着に敗れた。

1月29日、中1週で迎えた27戦目は、一般B2二（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は今野忠成騎手（7戦5勝）。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では伸びを欠き12着に敗れた。

4月27日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた28戦目は、春光特別（川崎ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手（8戦5勝）。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。