ケイティクレバー（2015年生、母モルトフェリーチェ）
K T Clever
2015.04.20
ケイティクレバー（2015年4月20日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+賢い」。毛色は鹿毛。種牡馬のハービンジャー（当時9歳）と交配したモルトフェリーチェが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。2022年の東京ジャンプステークス(JG3)に勝利した他、2020年の新潟ジャンプステークス(JG3)で3着に入るなどの活躍をした。
経歴
デビュー前
2歳のとき、社台ファームから「千葉サラブレッドセールサラブレッド2歳」に上場され、瀧本和義によって540万円で落札された。
目野哲也厩舎（栗東）へ入厩。
2歳（2017年）
9月10日、デビュー戦は小林徹弥騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は438kg。8頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。端を取り切り、非常に遅いペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではゴールまでジワジワと伸び、3着を確保した。
10月1日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林徹弥騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、緩いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず4着に沈んだ。
10月28日、中3週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（京都芝2000m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で小林徹弥騎手（2戦0勝）。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、かなり遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪脚を爆発させて悠々と抜け出し、最後は2着のリシュブールに4馬身の差をつけて初白星を挙げた。
11月12日、中1週で迎えた4戦目は、2歳500万下の黄菊賞（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で小林徹弥騎手（3戦1勝）。13頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の忍耐力で最後まで敢闘したが、抜け出したジュンヴァルロを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着となった。
11月25日、中1週で迎えた5戦目は、2歳G3の京都2歳ステークス（京都芝2000m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は5戦連続で小林徹弥騎手（4戦1勝）。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、後続を2馬身以上離して、非常に遅いペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。
12月17日、中2週で迎えた6戦目は、2歳G1の朝日杯フューチュリティステークス（阪神芝1600m 外回り 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は6戦連続で小林徹弥騎手（5戦1勝）。16頭立ての13番人気で15番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚が止まってしまい11着に終わった。
3歳（2018年）
1月20日、中4週で迎えた7戦目は、3歳オープンの若駒ステークス（京都芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で小林徹弥騎手（6戦1勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。端に立ち、リードを2馬身以上キープして、非常に緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目の覚めるような末脚を弾けさせて楽々と抜け出し、最後は2着のマイハートビートに3馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。
2月25日、中4週で迎えた8戦目は、3歳オープンのすみれステークス（阪神芝2200m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で小林徹弥騎手（7戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、後続との差を2馬身以上キープして、ゆったりとしたペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、キタノコマンドールに3/4馬身交わされて2着に敗北した。
4月15日、中6週で迎えた9戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、3歳G1の皐月賞（中山芝2000m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後はタレてしまい11着に終わった。
5月5日、中2週で迎えた10戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、3歳G2の京都新聞杯（京都芝2200m 外回り 晴/良）に出走。17頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいい脚を見せられず9着に敗れた。
7月1日、中7週で迎えた11戦目は、3歳ハンデG3のラジオNIKKEI賞（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は小林徹弥騎手（8戦2勝）。13頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に敗れた。
8月18日、中6週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた12戦目は、3歳以上1600万下の日本海ステークス（新潟芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林徹弥騎手（9戦2勝）。7頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。先手を奪い、リードを2馬身以上キープして、非常に緩いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、ポポカテペトルに3/4馬身交わされて2着となった。
9月17日、中3週で迎えた13戦目は、3歳G2のセントライト記念（中山芝2200m 外回り 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で小林徹弥騎手（10戦2勝）。15頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では余力が残っておらず15着に終わった。
12月23日、約3か月の休養明けで迎えた14戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下のサンタクロースステークス（阪神芝2000m 小雨/稍重）に出走。14頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではスパッとキレる脚を見せたが、勝ったクリノヤマトノオーにねじ伏せられて3馬身半差の2着となった。
4歳（2019年）
1月6日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上1600万下の寿ステークス（京都芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で秋山真一郎騎手（1戦0勝）。6頭立ての2番人気で2番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、後続との差を2馬身以上確保して、少し緩いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では渾身の力で末脚を持続させて、最後は2着のマイハートビートを半馬身振り切って3勝目を手中に収めた。
2月17日、中5週で迎えた16戦目は、ハンデG3の小倉大賞典（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で秋山真一郎騎手（2戦1勝）。14頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら9番手で通過。直線では伸びを欠き11着に終わった。
3月3日、中1週で迎えた17戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの大阪城ステークス（阪神芝1800m 外回り 小雨/良）に54kgの軽斤量で出走。15頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は失速してしまい12着に敗れた。
4月14日、中5週で迎えた18戦目は、ハンデ戦でオープンの福島民報杯（福島芝2000m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は秋山真一郎騎手（3戦1勝）。15頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では切れる脚を使えず13着に敗れた。
5月26日、中5週で迎えた19戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、ハンデG2の目黒記念（東京芝2500m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。13頭立ての13番人気で大外13番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず11着に終わった。
8月25日、約3か月の休養明けで迎えた20戦目は、小倉日経オープン（小倉芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は松若風馬騎手（1戦0勝）。13頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に終わった。
10月14日、中6週で迎えた21戦目は、平沢健治騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 小雨）に出走。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のコスモロブロイに3馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。
11月16日、中4週で迎えた22戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのアンドロメダステークス（京都芝2000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。17頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。端を奪う形となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい9着に敗れた。
5歳（2020年）
1月19日、中8週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた23戦目は、障害4歳以上オープン（京都障害芝3170m 晴/良）に出走。鞍上は平沢健治騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。5着に敗れた。
2月16日、中3週で迎えた24戦目は、障害4歳以上オープン（京都障害芝3170m 小雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で平沢健治騎手（2戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のブレスアロットに3馬身の差をつけて5勝目をつかんだ。
6月6日、約3か月半の休養明けで迎えた25戦目は、障害3歳以上オープン（東京障害芝3100m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で平沢健治騎手（3戦2勝）。13頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。最後は、2着のセイウンフォーカスに5馬身の差をつけて6勝目を獲得した。
6月27日、中2週で迎えた26戦目は、J・G3の東京ジャンプステークス（東京障害芝3110m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で平沢健治騎手（4戦3勝）。14頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。12着に敗れた。
8月1日、中4週で迎えた27戦目は、J・G3の新潟ジャンプステークス（新潟障害芝3250m 外→内 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で平沢健治騎手（5戦3勝）。14頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。3着に終わった。
6歳（2021年）
1月9日、約5か月半の休養明けで迎えた28戦目は、中山新春ジャンプステークス（中山障害芝3200m 外→内 晴/良）に62kgの斤量を背負って出走。鞍上は6戦連続で平沢健治騎手（6戦3勝）。14頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。3着に入った。
2月27日、中6週で迎えた29戦目は、春麗ジャンプステークス（小倉障害芝3390m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で平沢健治騎手（7戦3勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。3着に終わった。
4月3日、中4週で迎えた30戦目は、三木ホースランドパークジャンプステークス（阪神障害芝3140m 晴/良）に62kgの斤量を背負って出走。鞍上は8戦連続で平沢健治騎手（8戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、勝ったグローブシアターから3馬身半差の2着に敗北した。
7歳（2022年）
3月21日、約11か月半の休養明けで迎えた31戦目は、西村淳也騎手を鞍上に迎えて、名古屋城ステークス（中京ダート1800m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを16番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい16着に終わった。
5月1日、中5週で迎えた32戦目は、亀田温心騎手を鞍上に迎えて、吾妻小富士ステークス（福島ダート1700m 雨/重）に出走。15頭立ての15番人気で大外15番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では速い脚を使えず15着に終わった。
6月25日、中7週で迎えた33戦目は、上野翔騎手を鞍上に迎えて、J・G3の東京ジャンプステークス（東京障害芝3110m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。最後は、2着のホッコーメヴィウスに6馬身の差をつけて念願の重賞初制覇を果たした。
7月30日、中4週で迎えた34戦目は、北沢伸也騎手を鞍上に迎えて、J・G3の新潟ジャンプステークス（新潟障害芝3250m 外→内 晴/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。10着に敗れた。
8歳（2023年）
11月4日、約15か月半の休養明けで迎えた35戦目は、蓑島靖典騎手を鞍上に迎えて、秋陽ジャンプステークス（東京障害芝3110m 晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。4着に入り込んだ。
12月9日、中4週で迎えた36戦目は、障害3歳以上オープン（阪神障害芝3110m 晴/良）に64kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で蓑島靖典騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。4着に終わった。
9歳（2024年）
1月27日、中6週で迎えた37戦目は、牛若丸ジャンプステークス（小倉障害芝3390m 晴/良）に出走。鞍上は上野翔騎手（1戦1勝）。14頭立ての4番人気で大外14番ゲートからスタート。最後は、2着のサイードに1馬身の差をつけて久しぶりに勝利を挙げた。
5月18日、約3か月半の休養明けで迎えた38戦目は、障害4歳以上オープン（新潟障害芝3290m 外→内 晴/良）に65kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で上野翔騎手（2戦2勝）。14頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。10着に敗れた。
10月13日、約5か月の休養明けで迎えた39戦目は、大江原圭騎手を鞍上に迎えて、東京ハイジャンプ（東京障害芝3110m 晴/良）に出走。9頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。5着に終わった。