ゼンノテキーラ（2001年生、母ヤエノジョオー）

ゼンノテキーラ（2001年5月11日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋お酒の種類。メキシコ特性、強いお酒で闘争心一杯」。毛色は栗毛。種牡馬のエンドスウィープ（当時10歳）と交配したヤエノジョオーが12歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）吉田ファーム。戦績は、中央平地15戦1勝、地方24戦12勝2着2回。主な勝ち鞍は2004年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

藤原英昭厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2003年）

11月8日、デビュー戦は池添謙一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は438kg。14頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではいいところがなく9着に敗れた。

11月22日、中1週で迎えた2戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都芝1200m 晴/良）に出走。13頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には届かず8着に敗れた。

3歳（2004年）

2月14日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から14kg増やして迎えた3戦目は、小坂忠士騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

3月7日、中2週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた4戦目は、3歳未勝利（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（1戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では猛烈な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のトウカイグッドに1馬身1/4の差をつけて未勝利戦を制した。

3月14日、連闘で迎えた5戦目は、千田輝彦騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のはなのき賞（中京芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではいい脚を見せられず13着に終わった。

4月4日、中2週で迎えた6戦目は、3歳500万下（阪神ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（2戦1勝）。14頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に終わった。

6月27日、約3か月の間隔を開けて迎えた7戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1200m 曇/重）に出走。15頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では決め手が足りず10着に終わった。

7月25日、中3週で迎えた8戦目は、飯田祐史騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず7着に敗れた。

8月7日、中1週で迎えた9戦目は、渡辺薫彦騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下のマラヤンレーシングアソシエーショントロフィー（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。14頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では決め手に欠いて10着に終わった。

8月28日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた10戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は飯田祐史騎手（1戦0勝）。15頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず10着に終わった。

9月4日、連闘で馬体重を前走から8kg絞って迎えた11戦目は、3歳以上500万下の若戸特別（小倉芝2000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で飯田祐史騎手（2戦0勝）。14頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、後続との差を2馬身以上保って、スローペースで馬群を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり14着に終わった。

4歳（2005年）

2月12日、約5か月半の休み明けで迎えた12戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1300m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着に入り込んだ。

3月19日、中4週で迎えた13戦目は、佐藤聖也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず8着に終わった。

4月17日、中3週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（3戦1勝）。16頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。最後はタレてしまい14着に終わった。

5月8日、中2週で迎えた15戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1300m 曇/良）に出走。15頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では余力が残っておらず12着に敗れた。

6月21日、中5週で馬体重を前走から36kg増やして迎えた16戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、一般B7（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るエアーカラットを上がり0位の末脚でクビ差だけ差し切って勝利をモノにする

7月11日、中2週で迎えた17戦目は、浜口楠彦騎手を鞍上に迎えて、穂高特別（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のウエスタンジェンヌに2馬身の差をつけて3勝目を奪取した。

7月24日、中1週で迎えた18戦目は、一般B2（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で浜口楠彦騎手（1戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るイズミプリンスを上がり0位の末脚で半馬身差し切って勝利を手に入れた。

8月23日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた19戦目は、地方重賞のイヌワシ賞（金沢ダート1900m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で浜口楠彦騎手（2戦2勝）。9頭立ての7番人気で大外9番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切り、で一団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では脚が残っておらず9着に終わった。

9月19日、中3週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた20戦目は、一般B2（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で浜口楠彦騎手（3戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では末脚を伸ばせず4着に敗れた。

10月9日、中2週で迎えた21戦目は、一般B2（笠松ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で浜口楠彦騎手（4戦2勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るエイセンスターを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて5勝目をつかんだ。

10月24日、中1週で迎えた22戦目は、美濃菊特別（笠松ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で浜口楠彦騎手（5戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るアズマノーブルを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

11月8日、中1週で迎えた23戦目は、内田利雄騎手を鞍上に迎えて、がんばれ笠松競馬特別（笠松ダート1800m 曇/稍重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るイズミプリンスを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

11月22日、中1週で迎えた24戦目は、ヘルスバンク杯（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田利雄騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナに立ち、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のゼンノサンタアニタに2馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

5歳（2006年）

1月1日、中5週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた25戦目は、向山牧騎手を鞍上に迎えて、岐阜新聞・岐阜放送杯（笠松ダート1800m 晴/良）に出走。6頭立ての2番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が残っておらず3着に敗れた。

1月11日、中0週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた26戦目は、一般A5（笠松ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は浜口楠彦騎手（6戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のハクリュウアラシに3馬身の差をつけて制した。

1月24日、中1週で迎えた27戦目は、坂口重政騎手を鞍上に迎えて、若菜特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには参加できず5着に敗れた。

2月9日、中1週で迎えた28戦目は、岐阜地域振興杯（笠松ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は浜口楠彦騎手（7戦5勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るハクリュウアラシを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

3月9日、中3週で迎えた29戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、大垣共立銀行110周年記念（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るマルヨスポットを上がり0位の末脚でハナ差だけ差し切って勝利をモノにする

4月6日、中3週で迎えた30戦目は、八重桜特別（笠松ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で東川公則騎手（1戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るハクリュウアラシを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は9馬身の差をつけて勝利数を12に伸ばす

4月26日、中2週で迎えた31戦目は、つつじ特別（笠松ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は浜口楠彦騎手（8戦6勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ナムラチーフに交わされて5馬身差の2着に敗北した。

5月18日、中2週で迎えた32戦目は、初夏特別（笠松ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は東川公則騎手（2戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のワイドエンプレスに3馬身の差をつけて勝利数を13に伸ばす

5月31日、中1週で迎えた33戦目は、ハンデ戦でオープンのローレル争覇（P）（笠松ダート1800m 晴/良）に52.5kgの軽斤量で出走。鞍上は浜口楠彦騎手（9戦6勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には届かず4着に敗れた。

6月16日、中1週で迎えた34戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、地方重賞のサマーカップ（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず4着に敗れた。

7月6日、中2週で迎えた35戦目は、涸沢岳特別（笠松ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は東川公則騎手（3戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには加われず4着に敗れた。

8月9日、中4週で迎えた36戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、一般C1三アイ（船橋ダート1600m 曇/不良）に出走。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず4着に敗れた。

12月4日、約4か月の休み明けで迎えた37戦目は、一般C1五アイ（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で張田京騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、ローランウィンキーに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

12月26日、中2週で迎えた38戦目は、一般C1八九（大井ダート1500m 内回り雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で張田京騎手（2戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

6歳（2007年）

1月10日、中1週で迎えた39戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、一般C2二（船橋ダート1500m 晴/重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。