タマモマスラオ（2020年生、母タマモマナムスメ）

タマモマスラオ（2020年2月24日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+益荒男」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のスズカコーズウェイ（当時16歳）と交配したタマモマナムスメが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は岡田牧場。主な勝ち鞍は2023年の3歳未勝利(未勝利)。

経歴

デビュー前

五十嵐忠男厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2022年）

9月10日、デビュー戦は坂井瑠星騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。馬体重は490kg。13頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず13着に敗れた。

12月28日、約3か月半の休養明けで迎えた2戦目は、角田大河騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。13頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では全く伸びず5着に終わった。

3歳（2023年）

1月22日、中3週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中京ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で角田大河騎手（1戦0勝）。15頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入った。

2月5日、中1週で迎えた4戦目は、3歳戦の3歳未勝利（中京ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で角田大河騎手（2戦0勝）。11頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。ハナを奪い、かなり緩いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は力尽きて6着に敗れた。

2月26日、中2週で迎えた5戦目は、3歳戦の3歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で角田大河騎手（3戦0勝）。13頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では決め手が足りず9着に敗れた。

3月18日、中2週で迎えた6戦目は、小沢大仁騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の3歳未勝利（阪神ダート1800m 雨/不良）に出走。11頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではキレのある末脚を繰り出し、3着を確保した。

4月9日、中2週で迎えた7戦目は、3歳戦の3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で小沢大仁騎手（1戦0勝）。15頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では自慢の末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のセクシーコマンドーを半馬身振り切って初勝利を挙げた。

10月9日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた8戦目は、3歳以上1勝クラスの3歳以上1勝クラス（京都ダート1900m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で小沢大仁騎手（2戦1勝）。13頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバテてしまい9着に終わった。

10月29日、中2週で迎えた9戦目は、3歳以上1勝クラスの3歳以上1勝クラス（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で小沢大仁騎手（3戦1勝）。11頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く11着に終わった。

12月24日、中7週で迎えた10戦目は、長岡禎仁騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの3歳以上1勝クラス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。11頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では全く伸びず11着に終わった。

4歳（2024年）

6月8日、約5か月半の休養明けで迎えた11戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（京都ダート1900m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で15番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見所を作れず7着に終わった。

6月16日、連闘で迎えた12戦目は、西塚洸二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。11頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、かなりのスローペースで集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が鈍り11着に終わった。

8月18日、中8週で迎えた13戦目は、石川倭騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（札幌ダート2400m 晴/良）に出走。12頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず11着に終わった。

8月24日、連闘で迎えた14戦目は、高杉吏麒騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（札幌芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では余力が残っておらず10着に終わった。

10月5日、中5週で迎えた15戦目は、畑中信司騎手を鞍上に迎えて、一般C3-2（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のモズパシュートに2馬身の差をつけて久々に白星を挙げた。

10月19日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた16戦目は、広島県もみじ特別（高知ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で畑中信司騎手（1戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のベルドラゴに4馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

11月2日、中1週で迎えた17戦目は、芸術の秋特別（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で畑中信司騎手（2戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では素晴らしい伸び脚で驀進したが、キングレガリアに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

11月16日、中1週で迎えた18戦目は、一般C1 C2（高知ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で畑中信司騎手（3戦2勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のノイジーアプローチに6馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

12月15日、中3週で迎えた19戦目は、双名島特別（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で畑中信司騎手（4戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではいいところがなく5着に敗れた。

12月29日、中1週で迎えた20戦目は、一般C1-4（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で畑中信司騎手（5戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアポロビビに7馬身の差をつけてファンの高評価に応えた。

5歳（2025年）

1月15日、中1週で迎えた21戦目は、柏島特別（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で畑中信司騎手（6戦4勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のキャッスルトップに1馬身の差をつけて優勝

1月28日、中1週で迎えた22戦目は、一般B2（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で畑中信司騎手（7戦5勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のモズマゾクに3馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

2月11日、中1週で迎えた23戦目は、黒尊川特別（高知ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で畑中信司騎手（8戦6勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びあぐねて5着に敗れた。

3月18日、中4週で迎えた24戦目は、一般B2（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は10戦連続で畑中信司騎手（9戦6勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではスパッとキレる脚で猛追したが、勝ったディープギルドンに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

4月12日、中3週で迎えた25戦目は、一般B2（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で畑中信司騎手（10戦6勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快な末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のハイエストポイントに2馬身の差をつけて1番人気に応えた。

4月26日、中1週で迎えた26戦目は、一般B2（高知ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は12戦連続で畑中信司騎手（11戦7勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では賦性の負けん性を発揮してゴールまで落伍することなく走り切ったがが、3着に終わった。

6月7日、中5週で迎えた27戦目は、城野慈尚騎手を鞍上に迎えて、安田川特別（高知ダート1600m 曇/稍重）に出走。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には届かず5着に終わった。

デビュー前

倉兼育康厩舎（高知）へ入厩。

6月21日、デビュー戦は畑中信司騎手を鞍上に据えて、一般B2（高知ダート1400m 雨/稍重）に出走。馬体重は500kg。10頭立ての7番ゲートからスタート。競走除外となった。

7月5日、中3週で迎えた28戦目は、井上瑛太騎手を鞍上に迎えて、一般B2（高知ダート1300m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では速い脚を使えず7着に敗れた。

7月19日、中1週で迎えた29戦目は、一般B2（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は畑中信司騎手（12戦7勝）。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたハイエストポイント決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。

8月2日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた30戦目は、中島良美騎手を鞍上に迎えて、物部川特別（高知ダート1300m 晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では印象的な伸び脚で驀進したが、ミスズグランドオーに交わされて1馬身半差の2着となった。

8月22日、中2週で迎えた31戦目は、日本トーター杯（園田ダート1870m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は畑中信司騎手（13戦7勝）。5頭立ての2番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のフォーサイドナインに約13馬身の大差をつけて優勝

9月26日、中4週で迎えた32戦目は、園田チャレンジカップ（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で畑中信司騎手（14戦8勝）。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず6着に終わった。

11月9日、中5週で迎えた33戦目は、ゴマサバ特別（高知ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で畑中信司騎手（15戦8勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は減速してしまい7着に敗れた。

11月24日、中1週で迎えた34戦目は、一般A3（高知ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で畑中信司騎手（16戦8勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では闘争心が光る走りを見せたが、勝ったアムレートゥムに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。