カネヤマトウショウ（1984年生、母ホースメンジエニイ）

カネヤマトウショウ（1984年4月8日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のトウシヨウボーイ（当時11歳）と交配したホースメンジエニイが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は北俣牧夫。戦績は、中央平地22戦5勝2着2回、地方2戦0勝。主な勝ち鞍は1989年の上総特別(900万下ハンデ)。

経歴

デビュー前

飯塚好次厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1987年）

1月11日、デビュー戦は的場均騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は470kg。15頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張り、3着に入った。

8月9日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（新潟芝1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では強烈な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のツクバウンリュウを半馬身振り切って未勝利戦を制した。

8月30日、中2週で迎えた3戦目は、4歳以上400万下の石打特別（新潟芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部幸雄騎手（1戦1勝）。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚にキレが無く8着に敗れた。

4歳（1988年）

10月9日、約13か月半の休養明けで迎えた4戦目は、4歳以上400万下の山中湖特別（東京芝1600m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で岡部幸雄騎手（2戦1勝）。8頭立ての5番人気で大外8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦し、3着に入り込んだ。

10月29日、中2週で迎えた5戦目は、4歳以上400万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は4戦連続で岡部幸雄騎手（3戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。逃げる形となり、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグイグイと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のプリンスリィフオーに1馬身3/4の差をつけて人気に違わぬ実力を証明した。

11月20日、中2週で迎えた6戦目は、4歳以上400万下の芦ノ湖特別（東京芝1600m 小雨/良）に出走。鞍上は5戦連続で岡部幸雄騎手（4戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を取り、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ユキノルックスに半馬身交わされて2着に敗北した。

12月17日、中3週で迎えた7戦目は、4歳以上400万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で岡部幸雄騎手（5戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のヒダカリュウリンを3/4馬身振り切って単勝一倍台の支持に応えた。

5歳（1989年）

3月19日、約3か月の休み明けで迎えた8戦目は、5歳以上900万下（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は的場均騎手（1戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず12着に敗れた。

4月2日、中1週で迎えた9戦目は、5歳以上900万下（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場均騎手（2戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では圧倒的な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のミホノーザンをクビ差振り切って4勝目をつかんだ。

4月23日、中2週で迎えた10戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の金峰山特別（東京芝1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で的場均騎手（3戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では伸びを欠き3着に敗れた。

5月7日、中1週で迎えた11戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の立夏賞（東京芝2400m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で的場均騎手（4戦1勝）。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず4着に敗れた。

5月28日、中2週で迎えた12戦目は、増沢末夫騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の’89ダービージョッキーズステークス（東京芝1600m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鋭い脚を使えず6着に敗れた。

6月10日、中1週で迎えた13戦目は、5歳以上900万下（東京芝1800m 曇/不良）に出走。鞍上は岡部幸雄騎手（6戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のオンワードネバダに3/4馬身の差をつけて1位に入線したが、その後失格となった。

7月15日、中4週で迎えた14戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の弥彦特別（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず7着に敗れた。

9月17日、中8週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた15戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の上総特別（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は岡部幸雄騎手（7戦3勝）。13頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線に入ると、前で粘るタケデンマンゲツを半馬身差し切って5勝目を奪取した。

10月28日、中5週で迎えた16戦目は、4歳以上1400万下の白秋ステークス（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は的場均騎手（5戦1勝）。11頭立ての6番人気で大外11番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではやや伸びを欠き、4着に終わった。

11月18日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上1400万下の霜月ステークス（東京ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で的場均騎手（6戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では迫力十分の伸びを見せたが、勝ったタチバナビゼンにねじ伏せられて3馬身差の2着に敗北した。

12月9日、中2週で迎えた18戦目は、ハンデ戦で4歳以上1400万下の市川ステークス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は岡部幸雄騎手（8戦4勝）。13頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず13着に敗れた。

6歳（1990年）

1月15日、中4週で迎えた19戦目は、初富士ステークス（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は的場均騎手（7戦1勝）。16頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには加われず7着に終わった。

2月3日、中2週で迎えた20戦目は、ハンデ戦の白富士ステークス（東京ダート2100m 曇/不良）に出走。鞍上は岡部幸雄騎手（9戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚にキレが無く9着に敗れた。

3月3日、中3週で迎えた21戦目は、ハンデ戦の内外タイムス杯（中山芝2000m 小雨/重）に出走。鞍上は的場均騎手（8戦1勝）。13頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。最後はバテてしまい13着に終わった。

5月19日、約2か月半の間隔を開けて迎えた22戦目は、ハンデ戦の府中ステークス（東京芝1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で的場均騎手（9戦1勝）。16頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず16着に終わった。

8月2日、約2か月半の間隔を開けて迎えた23戦目は、佐々木一夫騎手を鞍上に迎えて、旭岳賞（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。9着に敗れた。

8月14日、中1週で迎えた24戦目は、一般A（旭川ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で佐々木一夫騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。8着に敗れた。