トレジャートローヴ（2013年生、母ローザブランカ）

トレジャートローヴ（2013年2月22日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「白いバラの品種名。母名と芦毛の馬体より」。毛色は芦毛。種牡馬のハービンジャー（当時7歳）と交配したローザブランカが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。主な勝ち鞍は2017年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

矢作芳人厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2015年）

11月21日、デビュー戦はM.デムーロ騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は450kg。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では非凡な末脚を繰り出したが、3着に終わった。

12月5日、中1週で迎えた2戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線に入ると、前で粘るリングオブハピネスを鬼脚で交わし去り、最後は1馬身3/4の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

3歳（2016年）

2月14日、中9週で迎えた3戦目は、3歳500万下のこぶし賞（京都芝1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（1戦1勝）。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には届かず4着に終わった。

3月12日、中3週で迎えた4戦目は、3歳500万下のフローラルウォーク賞（中京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で池添謙一騎手（2戦1勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには加われず4着に敗れた。

5月29日、約2か月半の間隔を開けて迎えた5戦目は、中谷雄太騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の白藤賞（京都芝1600m 小雨/良）に出走。14頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚に勢いがなく10着に敗れた。

6月12日、中1週で迎えた6戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではキレのいい末脚を繰り出したが、4着に終わった。

7月24日、中5週で迎えた7戦目は、3歳以上500万下（中京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は中谷雄太騎手（1戦0勝）。18頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、抜け出したラクアミを差し切れず、1馬身差の2着となった。

8月14日、中2週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中谷雄太騎手（2戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では豪快に終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のサマーローズをハナ差振り切って制した。

4歳（2017年）

3月5日、約7か月の休み明けで迎えた9戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の太宰府特別（小倉芝1800m 曇/良）に出走。14頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で追い上げたが、抜け出したエーティーサンダーにクビ差届かず2着となった。

3月20日、中1週で迎えた10戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の鎌ケ谷特別（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では息の長い末脚を発揮したが、3着に終わった。

4月9日、中2週で迎えた11戦目は、4歳以上1000万下（阪神芝1600m 外回り曇/重）に出走。鞍上は中谷雄太騎手（3戦1勝）。18頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、17番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを15番手で通過。直線ではキレのある末脚を発揮したが、4着に終わった。

6月25日、約2か月半の間隔を開けて迎えた12戦目は、3歳以上500万下の城崎特別（阪神芝1800m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上はC.ルメール騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

7月8日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた13戦目は、3歳以上500万下の茶臼山高原特別（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は中谷雄太騎手（4戦1勝）。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい5着に敗れた。

10月1日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から12kg戻して迎えた14戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のアンノートルをクビ差振り切って勝利を手中に収めた。

10月14日、中1週で迎えた15戦目は、3歳以上1000万下の魚沼特別（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井瑠星騎手（1戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では堅実に脚を伸ばしたが、勝ったルックトゥワイスに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

10月29日、中1週で迎えた16戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の精進湖特別（東京芝2000m 雨/不良）に出走。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではビュッと切れる脚で猛追したが、勝ったカラビナに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

12月10日、中5週で迎えた17戦目は、3歳以上1000万下の名古屋日刊スポーツ杯（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は中谷雄太騎手（5戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず8着に敗れた。

5歳（2018年）

3月18日、約3か月半の休養明けで迎えた18戦目は、4歳以上1000万下の小牧特別（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中谷雄太騎手（6戦1勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず5着に敗れた。

7月29日、約4か月半の休み明けで迎えた19戦目は、富田暁騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の不知火特別（小倉芝1800m 雨/良）に出走。13頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず13着に敗れた。

8月19日、中2週で迎えた20戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の西部スポニチ賞（小倉芝1800m 晴/良）に出走。7頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚がパッとせず4着に終わった。

10月27日、中9週で迎えた21戦目は、川又賢治騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の魚沼特別（新潟芝1800m 外回り曇/稍重）に出走。13頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は力尽きて12着に終わった。

11月18日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた22戦目は、3歳以上1000万下（東京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず4着に終わった。

12月28日、中5週で馬体重を前走から16kg戻して迎えた23戦目は、3歳以上1000万下のフォーチュンカップ（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は中谷雄太騎手（7戦1勝）。11頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず8着に終わった。

6歳（2019年）

1月14日、中1週で迎えた24戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（京都芝2000m 晴/良）に出走。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

2月3日、中2週で迎えた25戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の稲荷特別（京都芝2000m 曇/良）に出走。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は力尽きて10着に敗れた。

4月13日、中9週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた26戦目は、A.シュタルケ騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の蓬莱峡特別（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。14頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では切れる脚を使えず10着に終わった。

5月12日、中3週で迎えた27戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の赤倉特別（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では決め手が足りず8着に終わった。

10月27日、約5か月半の休み明けで迎えた28戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの鳥屋野特別（新潟ダート1800m 曇/重）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを11番手で通過。直線では末脚にキレが無く13着に敗れた。

11月9日、中1週で迎えた29戦目は、3歳以上2勝クラス（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（2戦0勝）。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら8番手で通過。直線では決め手が足りず6着に終わった。

12月22日、中5週で迎えた30戦目は、D.レーン騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスのグッドラックハンデキャップ（中山芝2500m 曇/良）に出走。12頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では全く伸びず10着に終わった。

2020年1月8日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

7歳（2020年）

4月9日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から13kg増やして迎えた31戦目は、早田功駿騎手を鞍上に迎えて、エイプリル賞（大井ダート1800m 曇/良）に出走。16頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では目立つような脚を使えず12着に終わった。

4月23日、中1週で迎えた32戦目は、’20 武蔵国オープン（浦和ダート2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で早田功駿騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く11着に終わった。

5月22日、中3週で迎えた33戦目は、桂坂賞（大井ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で早田功駿騎手（2戦0勝）。9頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり9着に終わった。

6月4日、中1週で迎えた34戦目は、神楽坂オープン（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で早田功駿騎手（3戦0勝）。12頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず11着に終わった。

6月25日、中2週で迎えた35戦目は、藤田凌騎手を鞍上に迎えて、マイルグランプリトライアル（大井ダート1600m 内回り曇/不良）に出走。12頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず10着に終わった。

7月9日、中1週で迎えた36戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、天の川賞（大井ダート1800m 雨/不良）に出走。16頭立ての16番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず14着に終わった。

9月21日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から12kg減らして迎えた37戦目は、岩本怜騎手を鞍上に迎えて、一般B1四（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に敗れた。

10月3日、中1週で迎えた38戦目は、一般B1四（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩本怜騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり9着に終わった。

10月19日、中1週で迎えた39戦目は、一般B1（盛岡芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で岩本怜騎手（2戦0勝）。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではいい脚を見せられず10着に終わった。

11月2日、中1週で迎えた40戦目は、陶文峰騎手を鞍上に迎えて、一般B1（盛岡芝1600m 小雨/稍重）に出走。12頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず10着に終わった。

11月16日、中1週で迎えた41戦目は、高橋悠里騎手を鞍上に迎えて、一般B2（盛岡ダート1000m 曇/稍重）に出走。8頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず8着に終わった。

8歳（2021年）

2月4日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から12kg減らして迎えた42戦目は、秋元耕成騎手を鞍上に迎えて、梅花賞（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。競走中止となった。