マッドシェリー（2018年生、母ジュトゥヴ）

経歴

デビュー前

1歳のとき、谷口牧場から「北海道セプテンバーセールサラブレッド1歳」に上場され、大越徹朗によって108万円で落札された。

山田質厩舎（川崎）へ入厩。

2歳（2020年）

6月12日、デビュー戦は酒井忍騎手を鞍上に据えて、2歳戦のスパーキングデビュー（川崎ダート900m 晴/稍重）に出走。馬体重は435kg。6頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち味の強靭な心肺能力で最後まで奮闘したが、勝ったアークヴィータスに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

7月14日、中4週で迎えた2戦目は、2歳戦のアゲハチョウ特別（川崎ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で酒井忍騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが鈍く5着に敗れた。

8月11日、中3週で迎えた3戦目は、本橋孝太騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のオオムラサキ特別（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に終わった。

9月2日、中2週で迎えた4戦目は、藤江渉騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のオオクワガタ特別（川崎ダート1500m 曇/重）に出走。9頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く6着に終わった。

9月17日、中1週で迎えた5戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のスズムシ特別（川崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。11頭立ての7番人気で大外11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では天資の勝負根性でゴールまで力戦し、4着を確保した。

10月13日、中3週で迎えた6戦目は、2歳戦のグラスホッパー賞（川崎ダート900m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で和田譲治騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。先手を取る形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のキタノスカーレットに4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

10月27日、中1週で迎えた7戦目は、2歳戦のシーサイドアイドル特別（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で和田譲治騎手（2戦1勝）。11頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には割り込めず6着に終わった。

11月13日、中1週で迎えた8戦目は、2歳戦のシヤンタン賞（川崎ダート900m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で和田譲治騎手（3戦1勝）。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では上々の伸びを見せたが、勝ったプリモパイソンに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

12月3日、中2週で迎えた9戦目は、2歳戦のナイキアディライト・メモリアル（船橋ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で和田譲治騎手（4戦1勝）。9頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見せ場を作れず7着に終わった。

12月14日、中1週で迎えた10戦目は、2歳戦のスコーピオン特別（川崎ダート900m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で和田譲治騎手（5戦1勝）。5頭立ての2番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の心肺能力で最後まで敢闘したが、スマイルミュに交わされて3馬身差の2着に敗れた。

3歳（2021年）

1月4日、中2週で迎えた11戦目は、3歳オープンの招福オープン（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で和田譲治騎手（6戦1勝）。7頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では決め手が足りず6着に終わった。

4月7日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から15kg減らして迎えた12戦目は、3歳戦のクロッカススプリント（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で和田譲治騎手（7戦1勝）。12頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず6着に終わった。

4月20日、中1週で迎えた13戦目は、神尾香澄騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のアルコバレーノ賞（川崎ダート900m 晴/重）に50kgの軽斤量で出走。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず6着に敗れた。

5月10日、中2週で迎えた14戦目は、3歳戦の浦和800ラウンド（浦和ダート800m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で神尾香澄騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では非凡な末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

5月26日、中1週で迎えた15戦目は、3歳戦のブレッザ賞（川崎ダート900m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で神尾香澄騎手（2戦0勝）。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立つ恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のマイクハージュに5馬身の差をつけて2勝目を奪取した。

6月18日、中2週で迎えた16戦目は、電光石火賞（川崎ダート900m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で神尾香澄騎手（3戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るクモキリを目の覚めるような末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて3勝目を収める

7月8日、中2週で迎えた17戦目は、風林火山賞（川崎ダート900m 雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で神尾香澄騎手（4戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力十分の伸び脚で追い上げたが、勝ったタイセイシャイニーに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

7月29日、中2週で迎えた18戦目は、やまなみ五湖「丹沢湖」賞（川崎ダート900m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で神尾香澄騎手（5戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきる恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不撓の闘争本能で渋太く持ち堪えて、最後は2着のタイセイシャイニーをクビ差振り切って4勝目を獲得した。

4歳（2022年）

2月2日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた19戦目は、英俊豪傑賞（川崎ダート900m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で神尾香澄騎手（6戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。端に立ち、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、ゴールデンオパールに交わされて3馬身差の2着に敗北した。

3月24日、中6週で迎えた20戦目は、駿風スプリント（船橋ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は8戦連続で神尾香澄騎手（7戦3勝）。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、少し緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が衰えて6着に敗れた。

4月8日、中1週で迎えた21戦目は、池谷匠翔騎手を鞍上に迎えて、なんくるないさ川崎競馬賞（川崎ダート900m 晴/稍重）に出走。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は一杯になって5着に終わった。

5月2日、中2週で迎えた22戦目は、フロックススプリント（船橋ダート1200m 小雨/不良）に出走。鞍上は神尾香澄騎手（8戦3勝）。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鋭い脚を使えず4着に終わった。

5月19日、中1週で迎えた23戦目は、北条五代PR賞（川崎ダート900m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で神尾香澄騎手（9戦3勝）。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。主導権を握り、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のビリーヴインミーに1馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

6月14日、中3週で迎えた24戦目は、S3の川崎スパーキングスプリント（川崎ダート900m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で神尾香澄騎手（10戦4勝）。11頭立ての7番人気で大外11番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚がパッとせず8着に終わった。

7月8日、中2週で迎えた25戦目は、夏だ!綾瀬だ!菜速あやせコーン杯（川崎ダート900m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で神尾香澄騎手（11戦4勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず8着に敗れた。

8月1日、中2週で迎えた26戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、快刀乱麻賞（川崎ダート900m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、ハイペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま精一杯の粘りで持ち堪えて、最後は2着のセイントビーナスに1馬身半の差をつけて6勝目を獲得した。

11月11日、約3か月半の休み明けで迎えた27戦目は、疾風怒濤賞（川崎ダート900m 晴/良）に出走。鞍上は神尾香澄騎手（12戦4勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ミドルペースでレースを牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の力で粘り続けて、最後は2着のプリモパイソンに1馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

12月16日、中4週で迎えた28戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、柿生スプリント（川崎ダート900m 晴/稍重）に出走。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では物凄い伸び脚で猛追したが、抜け出したコパノフィーリングを差し切れず、1馬身差の2着となった。

5歳（2023年）

1月6日、中2週で迎えた29戦目は、活火激発賞（川崎ダート900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山崎誠士騎手（1戦0勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場なく9着に敗れた。

1月18日、中1週で迎えた30戦目は、S3の船橋記念（船橋ダート1000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は神尾香澄騎手（13戦5勝）。12頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では目立つような脚を使えず9着に終わった。

2月3日、中1週で迎えた31戦目は、唯我独尊賞（川崎ダート900m 曇/良）に出走。鞍上は山崎誠士騎手（2戦0勝）。8頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は減速してしまい7着に終わった。

3月1日、中3週で迎えた32戦目は、景星鳳凰賞（川崎ダート900m 晴/良）に出走。鞍上は神尾香澄騎手（14戦5勝）。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前のタフさで最後まで踏ん張ったが、勝ったタツノマッハにねじ伏せられてクビ差の2着となった。

4月7日、中4週で迎えた33戦目は、疾風迅雷賞（川崎ダート900m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で神尾香澄騎手（15戦5勝）。11頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の忍耐力ででしぶとく走り抜いたが、勝ったロードエースに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

5月16日、中5週で迎えた34戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、スパーキングスプリントチャレンジ選（川崎ダート900m 晴/重）に出走。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の忍耐力ででしぶとく走り抜いたが、勝ったプリモパイソンに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

6月13日、中3週で迎えた35戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、S3の川崎スパーキングスプリント（川崎ダート900m 晴/重）に出走。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は一杯になって11着に敗れた。

9月15日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた36戦目は、かわさきジャズ2023開催記念（川崎ダート900m 曇/稍重）に出走。鞍上は神尾香澄騎手（16戦5勝）。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

10月12日、中3週で馬体重を前走から5kg戻して迎えた37戦目は、沢田龍哉騎手を鞍上に迎えて、柿生スプリント（川崎ダート900m 晴/稍重）に出走。12頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では全く伸びず8着に終わった。

10月22日、中0週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた38戦目は、M2のOROターフスプリント（盛岡ダート1000m 曇/重）に出走。鞍上は神尾香澄騎手（17戦5勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のエイシントゥランに2馬身半の差をつけて8勝目をゲットした。

11月21日、中3週で馬体重を前走から11kg戻して迎えた39戦目は、’23 まがたま賞（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は町田直希騎手（1戦0勝）。11頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。端をきる形となり、ゆったりとしたペースで馬群を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では全く伸びず10着に終わった。

6歳（2024年）

1月5日、中5週で迎えた40戦目は、活火激発賞（川崎ダート900m 晴/良）に出走。鞍上は御神本訓史騎手（1戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、馬群に沈み4着に沈んだ。

3月13日、中9週で迎えた41戦目は、景星鳳凰賞（川崎ダート900m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（2戦1勝）。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では決め手が足りず5着に敗れた。

4月5日、中2週で迎えた42戦目は、古岡勇樹騎手を鞍上に迎えて、疾風迅雷賞（川崎ダート900m 曇/重）に出走。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではキレのいい末脚を披露し、3着に入った。