プリモパイソン（2018年生、母ブラックショコラ）

プリモパイソン（2018年3月18日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のバンブーエール（当時15歳）と交配したブラックショコラが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者はバンブー牧場。2023年の川崎スパーキングスプリント(S3)で2着に入った他、2023年の習志野きらっとスプリント(地方重賞)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、バンブー牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、ホースバンクによって993.6万円で落札された。

内田勝義厩舎（川崎）へ入厩。

2歳（2020年）

5月15日、デビュー戦は森泰斗騎手を鞍上に据えて、2歳戦のスパーキングデビュー（川崎ダート900m 晴/良）に出走。馬体重は481kg。5頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先頭に立ち、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のアークボルトを半馬身振り切って初白星を挙げた。

6月10日、中3週で迎えた2戦目は、2歳戦の蛍特別（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（1戦1勝）。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず4着に沈んだ。

10月15日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた3戦目は、2歳戦のシャイニングフューチャー賞（川崎ダート1500m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で森泰斗騎手（2戦1勝）。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず4着に敗れた。

10月27日、中1週で迎えた4戦目は、2歳戦のシーサイドアイドル特別（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で森泰斗騎手（3戦1勝）。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では切れる脚を使えず5着に敗れた。

11月13日、中1週で迎えた5戦目は、2歳戦のシヤンタン賞（川崎ダート900m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で森泰斗騎手（4戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では自慢の末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のマッドシェリーに2馬身の差をつけて2勝目を挙げた。

3歳（2021年）

4月7日、約5か月の休み明けで迎えた6戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のクロッカススプリント（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。12頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びが鈍く9着に敗れた。

4月23日、中1週で迎えた7戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の鶯特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く5着に終わった。

8月31日、約4か月半の休養明けで迎えた8戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、紅蓮賞（川崎ダート900m 曇/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るゴデレッチョを交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて休み明け初戦を物にした。

9月15日、中1週で迎えた9戦目は、山紫水明賞（川崎ダート900m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で町田直希騎手（1戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立つ形となり、平均ペースで馬群を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったゴールデンオパールをハナ差捉え切れず2着に甘んじた。

10月14日、中3週で迎えた10戦目は、才華爛発賞（川崎ダート900m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で町田直希騎手（2戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では目を引く伸び脚で猛追したが、勝ったアングランに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

11月11日、中3週で迎えた11戦目は、猪突猛進賞（川崎ダート900m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で町田直希騎手（3戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の力で粘り込んで先頭を奪い、最後は2着のアングランに2馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

12月15日、中4週で迎えた12戦目は、開設11周年記念ジョイホース横浜賞（川崎ダート900m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で町田直希騎手（4戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先陣を切る形となり、若干速いペースで一団を引っ張る。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の強靭な心肺能力でしぶとく走り抜いたが、タツノマッハに半馬身交わされて2着に敗北した。

4歳（2022年）

1月2日、中2週で迎えた13戦目は、百人一首賞（川崎ダート900m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で町田直希騎手（5戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして、最後は2着のシャドウハンターに1馬身の差をつけて順当に勝利した。

2月4日、中4週で迎えた14戦目は、唯我独尊賞（川崎ダート900m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で町田直希騎手（6戦3勝）。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。

7月8日、約5か月の休養明けで迎えた15戦目は、中越琉世騎手を鞍上に迎えて、夏だ!綾瀬だ!菜速あやせコーン杯（川崎ダート900m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

8月1日、中2週で迎えた16戦目は、快刀乱麻賞（川崎ダート900m 晴/良）に出走。鞍上は町田直希騎手（7戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚色が衰えて11着に敗れた。

8月26日、中3週で迎えた17戦目は、やまなみ五湖「宮ケ瀬湖」「奥相模湖」賞（川崎ダート900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で町田直希騎手（8戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先陣を切る恰好となり、ややハイペースでレースを牽引。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ確実に前との差を詰めて、最後は2着のジェルジオを3/4馬身振り切って先頭ゴールを果たした。

9月22日、中3週で迎えた18戦目は、ハンデ戦の夜長月特別（浦和ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で町田直希騎手（9戦4勝）。9頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では見せ場を作れず6着に終わった。

10月14日、中2週で迎えた19戦目は、英姿颯爽賞（川崎ダート900m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で町田直希騎手（10戦4勝）。7頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で急追したが、勝ったレベルフォーに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

11月11日、中3週で迎えた20戦目は、疾風怒濤賞（川崎ダート900m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で町田直希騎手（11戦4勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したマッドシェリーを捕まえ切れず、1馬身差の2着に敗北した。

12月16日、中4週で迎えた21戦目は、柿生スプリント（川崎ダート900m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で町田直希騎手（12戦4勝）。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では末脚が振るわず8着に終わった。

5歳（2023年）

1月6日、中2週で迎えた22戦目は、活火激発賞（川崎ダート900m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で町田直希騎手（13戦4勝）。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では見せ場なく10着に敗れた。

5月5日、約4か月の休み明けで迎えた23戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、閃光スプリント（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。9頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。端に立ち、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい5着に終わった。

5月16日、中1週で迎えた24戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、スパーキングスプリントチャレンジ選（川崎ダート900m 晴/重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。端をきる形となり、やや速いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきちんと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のマッドシェリーに1馬身半の差をつけて7勝目を掴み取った。

6月13日、中3週で迎えた25戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、S3の川崎スパーキングスプリント（川崎ダート900m 晴/重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったキモンルビーに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

7月25日、中5週で迎えた26戦目は、地方重賞の習志野きらっとスプリント（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉原寛人騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦し、3着に入り込んだ。