マルブツワールド（2000年生、母マルブツホワイト）

マルブツワールド（2000年3月29日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋世界」。毛色は芦毛。種牡馬のマルブツセカイオー（当時10歳）と交配したマルブツホワイトが12歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者はマル善橋本牧場。戦績は、中央平地7戦0勝、地方17戦12勝2着1回。2004年のくろゆり賞(地方重賞)に勝利した他、2004年の新春盃(ハンデ地方重賞)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

斉藤弘光厩舎（名古屋）へ入厩。

3歳（2003年）

4月30日、デビュー戦は戸部尚実騎手を鞍上に据えて、3歳（名古屋ダート800m 曇/稍重）に出走。馬体重は470kg。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のソリッドブラスに1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

6月13日、中5週で迎えた2戦目は、宇都英樹騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1400m 雨/稍重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のダイユウタケヒデに約13馬身の大差をつけて2勝目を奪取した。

8月6日、中7週で迎えた3戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で宇都英樹騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のクロダムラに7馬身の差をつけて負け無しの3連勝を決めた。

9月11日、中4週で迎えた4戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で宇都英樹騎手（2戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。最後は、2着のプリンセスイズムに3馬身の差をつけて負け知らずの4連勝を決めた。

10月7日、中3週で迎えた5戦目は、3歳戦の名古屋チャレンジカップマスカット賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で宇都英樹騎手（3戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、勝ったグレイトアローからクビ差の2着に甘んじた。

10月30日、中2週で迎えた6戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のシリアスシーダーに2馬身の差をつけて5勝目を手に入れた。

11月17日、中2週で迎えた7戦目は、吉本隆記騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のシリアスシーダーに4馬身の差をつけて6勝目を挙げた。

12月11日、中2週で迎えた8戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は吉田稔騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のロンドンピストルをアタマ差制して優勝

4歳（2004年）

1月1日、中2週で迎えた9戦目は、ハンデ地方重賞の新春盃（名古屋ダート1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は宇都英樹騎手（4戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のストロングライフに6馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

7月19日、約6か月半の休み明けで迎えた10戦目は、一般B5（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で宇都英樹騎手（5戦4勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のクラセイザンに4馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

8月15日、中3週で迎えた11戦目は、地方重賞のくろゆり賞（笠松ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で宇都英樹騎手（6戦5勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のロングランナーに9馬身の差をつけて獅子奮迅の6連勝を決めた。

9月9日、中3週で迎えた12戦目は、秋の鞍オープン（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で宇都英樹騎手（7戦6勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のピュアルネッサンスに3馬身の差をつけて圧巻の7連勝を決めた。

11月12日、中8週で迎えた13戦目は、地方重賞の東海菊花賞（名古屋ダート1900m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で宇都英樹騎手（8戦7勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。4着に終わった。

12月3日、中2週で迎えた14戦目は、地方重賞のゴールド争覇（名古屋ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で宇都英樹騎手（9戦7勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。5着に敗れた。

5歳（2005年）

12月11日、約12か月半の休養明けで迎えた15戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1700m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての8番人気で大外16番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではキレのいい末脚を披露し、4着に入った。

6歳（2006年）

1月7日、中3週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で鮫島良太騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず13着に終わった。

1月28日、中2週で迎えた17戦目は、生野賢一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では末脚にキレが無く13着に終わった。

2月12日、中1週で迎えた18戦目は、小池隆生騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で大外16番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はバタバタになってしまい11着に終わった。

3月18日、中4週で迎えた19戦目は、船曳文士騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1700m 曇/稍重）に54kgの軽斤量で出走。15頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に終わった。

4月1日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた20戦目は、4歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で船曳文士騎手（1戦0勝）。15頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら13番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず7着に敗れた。

4月29日、中3週で迎えた21戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての12番人気で大外15番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はガス欠状態になり9着に終わった。

7月13日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から17kg増やして迎えた22戦目は、アマリリス特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は宇都英樹騎手（10戦7勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には食い込めず4着に敗れた。

7月26日、中1週で迎えた23戦目は、名古屋港ガーデン埠頭特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で宇都英樹騎手（11戦7勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るキミガヨオーを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて久しぶりに白星を挙げた。

8月10日、中1週で迎えた24戦目は、ヘラクレスオオカブト特別（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で宇都英樹騎手（12戦8勝）。7頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では見所を作れず7着に敗れた。