コバノリッチ（1983年生、母カネエンジエル）
Kobano Rich
1983.06.18
コバノリッチ（1983年6月18日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のリアルム（当時16歳）と交配したカネエンジエルが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は青森県、生産者は千曳 雅彦。戦績は、中央平地26戦6勝2着3回、中央障害8戦1勝2着2回、地方6戦1勝2着1回。1988年の札幌記念(ハンデG3)に勝利した他、1988年のタイムス杯(オープン ハンデ)を制するなどの活躍をした。
経歴
1歳（1985年）
7月13日、7頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったリワードシャンテイから1馬身差の2着に敗北した。
7月27日、8頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のクリーンスレイトに1馬身3/4の差をつけて勝利を掴んだ。
3歳（1986年）
4月5日、4歳400万下（中山ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は加賀武見騎手。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが鈍く6着に敗れた。
4月19日、4歳400万下の新緑賞（東京芝2000m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で加賀武見騎手。8頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、やや遅いペースで集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はタレてしまい8着に終わった。
5月11日、4歳400万下（東京ダート1200m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は谷中公一騎手。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に敗れた。
6月7日、4歳以上400万下のニセコ特別（札幌ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は加賀武見騎手。11頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は失速してしまい9着に敗れた。
6月21日、4歳以上400万下（札幌ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で加賀武見騎手。11頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後はバテてしまい10着に終わった。
7月12日、4歳以上400万下（札幌ダート1500m 雨/良）に出走。鞍上は玉井智光騎手。12頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。逃げを打ち、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、4着を確保した。
7月26日、4歳以上400万下（札幌ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で玉井智光騎手。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では速い脚を使えず7着に終わった。
8月16日、4歳以上400万下（函館芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は谷中公一騎手。11頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では伸びあぐねて11着に敗れた。
11月15日、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3100m 曇）に55kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で谷中公一騎手。11頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。11着に敗れた。
11月30日、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2700m 晴）に55kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で谷中公一騎手。12頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。9着に終わった。
12月13日、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2700m 晴）に55kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で谷中公一騎手。8頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。5着に終わった。
4歳（1987年）
1月10日、障害5歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2700m 晴）に55kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で谷中公一騎手。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。最後は、勝ったエクレールブルから2馬身半差の2着となった。
1月24日、障害5歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2700m 曇）に56kgの軽斤量で出走。鞍上は鈴木寿騎手。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。7着に敗れた。
3月28日、障害5歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2700m 曇）に55kgの軽斤量で出走。鞍上は谷中公一騎手。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。最後は、勝ったマイローランからハナ差の2着となった。
4月18日、障害5歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2700m 晴）に55kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で谷中公一騎手。13頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のカネアルプスに6馬身の差をつけて勝利を物にした。
5月17日、障害5歳以上400万下（東京障害芝→ダート3300m 小雨）に55kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で谷中公一騎手。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。7着に敗れた。
6月21日、4歳以上400万下の手稲山特別（札幌ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は加賀武見騎手。7頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のライトサザーンに7馬身の差をつけて勝利をモノにした。
7月12日、4歳以上900万下のアカシヤステークス（札幌ダート2000m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で加賀武見騎手。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、やや厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のホクトフレンドに8馬身の差をつけて勝利を収めた。
8月9日、4歳以上900万下の松前特別（函館芝2500m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で加賀武見騎手。6頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、スローペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み3着に沈んだ。
8月29日、4歳以上900万下の駒ケ岳特別（函館芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で加賀武見騎手。5頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、少し速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のファイティングスピリットで最後まで奮闘したが、ハギノビジョウフに半馬身交わされて2着となった。
9月13日、ハンデ戦で4歳以上900万下のみなみ北海道ステークス（函館芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で加賀武見騎手。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではシャープな伸びを見せたが、ペルシアンパーソに交わされて2馬身差の2着となった。
10月25日、4歳以上900万下の晩秋特別（東京ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で加賀武見騎手。7頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。端を取り切り、後続を2馬身以上離して、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では勢いよく末脚を伸ばして、最後は2着のタニノバリアントを3/4馬身振り切ってトップでゴールに入った。
11月21日、4歳以上1400万下の霜月賞（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で加賀武見騎手。15頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや鈍り、3着に終わった。
5歳（1988年）
1月9日、ガーネットステークス（中山ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は8戦連続で加賀武見騎手。8頭立ての6番人気で大外8番ゲートからスタート。果敢に端をきり、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走し、3着を確保した。
4月29日、5歳以上1400万下の武蔵野ステークス（東京ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は原昌久騎手。14頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天性の負けん性を発揮してゴールまで力闘し、3着を確保した。
6月12日、札幌日経賞（札幌ダート1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は田面木博公騎手。14頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入った。
7月3日、ハンデG3の札幌記念（札幌ダート2000m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は柴田政人騎手。16頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のメジロゴスホークを3/4馬身振り切ってトップでゴールを走り抜けた。
7月30日、ハンデ戦でオープンのタイムス杯（札幌ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田政人騎手。14頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のオサイチブレベストに8馬身の差をつけて勝利を手に入れた。
8月27日、4歳以上オープン（函館芝1800m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で柴田政人騎手。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場を作れず4着に敗れた。
10月23日、ハンデ戦でオープンの東京スポーツ杯（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で柴田政人騎手。11頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見せ場を作れず8着に終わった。
6歳（1989年）
10月14日、神無月ステークス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で柴田政人騎手。16頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを16番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず16着に終わった。
11月5日、G3の根岸ステークス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は谷中公一騎手。14頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではいい脚を見せられず12着に終わった。
7歳（1990年）
7月8日、文月特別（上山ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は山中初騎手。7頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のカネノシヤトルに1馬身半の差をつけてトップでゴールを駆け抜けた。
8月16日、一般A2（上山ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は冨士木秀四郎騎手。7頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、勝ったティードリームから1馬身半差の2着に敗北した。
8歳（1991年）
4月16日、卯月特別（上山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は三浦誠騎手。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。9着に敗れた。
5月28日、一般A2（上山ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は山中初騎手。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。7着に敗れた。
6月9日、一般A2（上山ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は三浦誠騎手。10頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。9着に終わった。
6月25日、水無月特別（上山ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で三浦誠騎手。7頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。6着に終わった。