アルバレスト（2002年生、母アズサユミ）

アルバレスト（2002年3月21日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「中世の強力石弓。母名より連想」。毛色は青鹿毛。種牡馬のスターオブコジーン（当時14歳）と交配したアズサユミが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道勇払郡早来町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地40戦4勝2着6回。主な勝ち鞍は2007年の4歳以上1000万下。

経歴

デビュー前

久保田貴士厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2005年）

5月7日、デビュー戦は横山典弘騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（東京ダート1300m 曇/稍重）に出走。馬体重は480kg。16頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では瞬発力に優れた末脚を発揮し、4着に入り込んだ。

5月22日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた2戦目は、3歳未勝利（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではキレのいい末脚を披露したが、4着に終わった。

8月28日、約3か月半の休養明けで迎えた3戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての2番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のホトダーに1馬身半の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

9月18日、中2週で迎えた4戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず6着に敗れた。

11月5日、中6週で迎えた5戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが続かず、4着に終わった。

4歳（2006年）

1月15日、中9週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた6戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は柴山雄一騎手（1戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、伸びてきたパレスドン決め手に屈してハナ差の2着に甘んじた。

2月5日、中2週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた7戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴山雄一騎手（2戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち味の忍耐力で最後まで奮闘したが、伸びてきたマドンナシチー決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

3月4日、中3週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で柴山雄一騎手（3戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では豪脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のエイワジョリーに1馬身の差をつけて2勝目を獲得した。

4月22日、中6週で迎えた9戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では切れる脚を使えず9着に敗れた。

5月7日、中1週で迎えた10戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の大日岳特別（新潟芝1200m 小雨/稍重）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では強靭な末脚を披露し、3着に入り込んだ。

7月30日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から12kg増やして迎えた11戦目は、3歳以上500万下の出雲崎特別（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田辺裕信騎手（1戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず8着に敗れた。

8月26日、中3週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下の佐渡金銀山特別（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は後藤浩輝騎手（1戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず6着に敗れた。

9月30日、中4週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で後藤浩輝騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

10月29日、中3週で迎えた14戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート1300m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた9頭を次々と抜き去り、最後は2着のウイニングヒットに3馬身の差をつけて3勝目を収める

11月12日、中1週で迎えた15戦目は、3歳以上1000万下のみちのく特別（福島芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は柴山雄一騎手（4戦2勝）。16頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で追い上げたが、抜け出したブランシュネージュを差し切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

12月10日、中3週で迎えた16戦目は、3歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では出色の末脚を繰り出したが、3着に終わった。

5歳（2007年）

1月27日、中6週で迎えた17戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線に入ると、前で粘るスパーブスピリットを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて制した。

2月17日、中2週で迎えた18戦目は、4歳以上1600万下の春望ステークス（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は田辺裕信騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では切れる脚を使えず9着に敗れた。

5月12日、約3か月の間隔を開けて迎えた19戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の高瀬川ステークス（京都ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず14着に終わった。

6月9日、中3週で迎えた20戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下のホンコンジョッキークラブトロフィー（中京ダート1700m 雨/不良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は柴山雄一騎手（5戦2勝）。16頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では強靭な末脚を繰り出し、4着に入り込んだ。

10月13日、約4か月の休み明けで迎えた21戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下のブラジルカップ（東京ダート1400m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で柴山雄一騎手（6戦2勝）。16頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で急追したが、勝ったエアアドニスに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

11月10日、中3週で迎えた22戦目は、3歳以上1600万下の渡月橋ステークス（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（1戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したウエスタンウッズを差し切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

12月15日、中4週で迎えた23戦目は、3歳以上1600万下のアクアルミナスステークス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（2戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、5着に終わった。

6歳（2008年）

1月13日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた24戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の羅生門ステークス（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で岩田康誠騎手（3戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではいいところがなく9着に敗れた。

2月2日、中2週で迎えた25戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の春望ステークス（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚に勢いがなく9着に敗れた。

5月18日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた26戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の立夏ステークス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は柴山雄一騎手（7戦2勝）。16頭立ての8番人気で15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始12番手を追走。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず8着に敗れた。

6月7日、中2週で迎えた27戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の鎌倉ステークス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴山雄一騎手（8戦2勝）。16頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では決め手が足りず11着に終わった。

11月16日、約5か月半の休み明けで迎えた28戦目は、3歳以上1600万下の東北ステークス（福島ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は田辺裕信騎手（3戦0勝）。15頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では物凄い伸び脚で急追したが、勝ったフリートアドミラルに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

12月13日、中3週で迎えた29戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の北総ステークス（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は柴山雄一騎手（9戦2勝）。16頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず6着に敗れた。

12月28日、中1週で迎えた30戦目は、3歳以上1600万下の2008フェアウェルステークス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上はC.ルメール騎手（1戦1勝）。16頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。最後は力尽きて8着に敗れた。

7歳（2009年）

1月18日、中2週で迎えた31戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の遠州灘ステークス（中京ダート1700m 雨/良）に出走。鞍上は田辺裕信騎手（4戦0勝）。11頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではキレのいい末脚を繰り出したが、3着に終わった。

1月31日、中1週で迎えた32戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の北山ステークス（京都ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上はC.ルメール騎手（2戦1勝）。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず6着に敗れた。

6月20日、約4か月半の休み明けで迎えた33戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の安達太良ステークス（福島ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は田辺裕信騎手（5戦0勝）。15頭立ての6番人気で大外15番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では電光石火の末脚を繰り出したが、4着に終わった。

7月18日、中3週で迎えた34戦目は、3歳以上1600万下の柳都ステークス（新潟ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で田辺裕信騎手（6戦0勝）。15頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず7着に敗れた。

8月1日、中1週で迎えた35戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の新潟日報賞（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で田辺裕信騎手（7戦0勝）。18頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では目立つような脚を使えず11着に敗れた。

11月15日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた36戦目は、3歳以上1600万下の東北ステークス（福島ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で田辺裕信騎手（8戦0勝）。15頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず10着に終わった。

12月5日、中2週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた37戦目は、3歳以上1600万下の2009ゴールデンスパートロフィー（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（4戦1勝）。15頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では見せ場なく9着に終わった。

12月13日、連闘で迎えた38戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の御影ステークス（阪神ダート1400m 曇/重）に出走。16頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず11着に終わった。

8歳（2010年）

3月28日、約3か月半の休養明けで迎えた39戦目は、4歳以上1600万下の名古屋城ステークス（中京ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は田辺裕信騎手（9戦0勝）。16頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず7着に終わった。

4月24日、中3週で迎えた40戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下のアハルテケステークス（東京ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は柴山雄一騎手（10戦2勝）。16頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい11着に終わった。