ミリオンブルボン（1990年生、母イブキマズルカ）

ミリオンブルボン（1990年5月26日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のイルドブルボン（当時15歳）と交配したイブキマズルカが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）北陽ファーム。戦績は、中央平地32戦5勝2着4回、中央障害3戦1勝2着1回、地方12戦0勝。主な勝ち鞍は1995年の4歳以上900万下。

経歴

デビュー前

橋口弘次郎厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1993年）

2月28日、デビュー戦は大崎昭一騎手を鞍上に据えて、4歳未出走（小倉芝1800m 曇/不良）に出走。馬体重は452kg。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚が冴えず5着に敗れた。

3月20日、中2週で迎えた2戦目は、4歳未出走（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大崎昭一騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では決め手が足りず6着に終わった。

4月11日、中2週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で大崎昭一騎手（2戦0勝）。16頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走し、5着に入り込んだ。

5月2日、中2週で迎えた4戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（京都芝1800m 外回り雨/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた7頭を差し切り、最後は2着のトーワサニーに2馬身半の差をつけて未勝利戦を制した。

5月30日、中3週で迎えた5戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（阪神芝2000m 曇/稍重）に出走。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら5番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい4着に敗れた。

6月20日、中2週で迎えた6戦目は、4歳500万下（京都芝1800m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は大崎昭一騎手（3戦0勝）。12頭立ての10番人気で大外12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず5着に終わった。

7月11日、中2週で迎えた7戦目は、4歳500万下のサルビア賞（京都芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で大崎昭一騎手（4戦0勝）。16頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始9番手を追走。直線ではキレのある末脚を披露し、3着に入った。

7月31日、中2週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で大崎昭一騎手（5戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で急追したが、勝ったビクトリーマッハに詰め切れず、3馬身半差の2着に敗北した。

8月21日、中2週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下の青島特別（小倉芝1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で大崎昭一騎手（6戦0勝）。16頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では瞬発力に富んだ末脚を繰り出し、3着に入った。

9月18日、中3週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（阪神芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で大崎昭一騎手（7戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず6着に敗れた。

10月10日、中2週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は石橋守騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではぐいぐいと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のビューティーメイクを半馬身振り切って2勝目をつかんだ。

4歳（1994年）

2月13日、約4か月の休養明けで迎えた12戦目は、5歳以上900万下の鉢伏特別（阪神芝1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で石橋守騎手（2戦1勝）。10頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ伸び切れず8着に終わった。

3月6日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた13戦目は、田島信行騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で5歳以上900万下の吉野ケ里特別（小倉芝1800m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず7着に敗れた。

3月19日、中1週で馬体重を前走からさらに10kg減らして迎えた14戦目は、5歳以上900万下（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（1戦1勝）。15頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを12番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に敗れた。

4月17日、中3週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた15戦目は、5歳以上900万下（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は石橋守騎手（3戦1勝）。11頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚を伸ばせず5着に敗れた。

5月7日、中2週で迎えた16戦目は、5歳以上900万下（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋守騎手（4戦1勝）。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では決め手が足りず4着に終わった。

5月28日、中2週で迎えた17戦目は、5歳以上900万下の舞子特別（阪神芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は大崎昭一騎手（8戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では末脚に勢いがなく7着に敗れた。

6月18日、中2週で迎えた18戦目は、5歳以上900万下のインディア・トロフィー（中京芝2000m 雨/良）に出走。鞍上は石橋守騎手（5戦1勝）。13頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に終わった。

7月16日、中3週で迎えた19戦目は、L.クロップ騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉芝1700m 晴/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では豪快に終いの脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のデーヴィスに1馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

8月13日、中3週で迎えた20戦目は、4歳以上900万下のTVQ杯（小倉芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続でL.クロップ騎手（1戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位には届かず5着に敗れた。

9月4日、中2週で迎えた21戦目は、4歳以上900万下の日南特別（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続でL.クロップ騎手（2戦1勝）。11頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、4着に終わった。

10月2日、中3週で迎えた22戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の福島中央テレビ杯（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は大崎昭一騎手（9戦0勝）。13頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を発揮したが、4着に終わった。

10月30日、中3週で迎えた23戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の河北新報杯（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大崎昭一騎手（10戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上々の伸びを見せたが、抜け出したシルクグレイッシュを差し切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

11月19日、中2週で迎えた24戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の東山特別（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は石橋守騎手（6戦1勝）。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びが劣勢になり7着に敗れた。

5歳（1995年）

4月22日、約5か月の休み明けで迎えた25戦目は、5歳以上900万下の福島中央テレビ杯（福島芝1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は大崎昭一騎手（11戦0勝）。13頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚が振るわず11着に敗れた。

5月13日、中2週で迎えた26戦目は、野元昭嘉騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（京都芝1600m 外回り曇/良）に54kgの軽斤量で出走。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では渾身の力で末脚を持続させて先頭に立ち、最後は2着のジャパンアローを半馬身振り切って4勝目を収める

6月4日、中2週で迎えた27戦目は、5歳以上900万下の山科特別（京都芝1400m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず5着に敗れた。

6月25日、中2週で迎えた28戦目は、5歳以上900万下（中京芝1700m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は野元昭嘉騎手（1戦1勝）。13頭立ての4番人気で大外13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず6着に敗れた。

7月15日、中2週で迎えた29戦目は、4歳以上900万下の西日本スポーツ杯（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上はL.クロップ騎手（3戦1勝）。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で追い上げたが、抜け出したスギノブルボンにクビ差届かず2着となった。

8月12日、中3週で迎えた30戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下のTVQ杯（小倉芝1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続でL.クロップ騎手（4戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。

9月3日、中2週で迎えた31戦目は、4歳以上900万下の日南特別（小倉芝2000m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続でL.クロップ騎手（5戦1勝）。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では物凄い伸び脚で猛追したが、抜け出したストロングチャンプにクビ差届かず2着に惜敗した。

9月16日、中1週で迎えた32戦目は、4歳以上900万下（京都芝1800m 外回り雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続でL.クロップ騎手（6戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では自慢の末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のマヤノデンプシーを半馬身振り切って5勝目をつかんだ。

6歳（1996年）

3月23日、約6か月半の休み明けで迎えた33戦目は、古小路重男騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。6頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、勝ったトウショウサーフから3馬身差の2着に敗れた。

4月28日、中4週で迎えた34戦目は、障害5歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で古小路重男騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のハイトップギヤーに半馬身の差をつけてファンの高評価に応えた。

5月12日、中1週で迎えた35戦目は、障害5歳以上400万下（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で古小路重男騎手（2戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。7着に敗れた。

7歳（1997年）

5月4日、約12か月の休み明けで迎えた36戦目は、中越豊光騎手を鞍上に迎えて、一般A2（高知ダート1600m 晴/不良）に出走。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。9着に敗れた。

6月1日、中3週で迎えた37戦目は、倉兼育康騎手を鞍上に迎えて、一般A4（高知ダート1600m 晴/良）に出走。8頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。6着に敗れた。

6月9日、連闘で迎えた38戦目は、一般A4（高知ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は中越豊光騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。3着を確保した。

7月13日、中4週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた39戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、一般A4（高知ダート1600m 晴/不良）に出走。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。7着に終わった。

8月17日、中4週で迎えた40戦目は、中西達也騎手を鞍上に迎えて、一般A3（高知ダート1600m 曇/稍重）に出走。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。6着に敗れた。

8歳（1998年）

3月24日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から21kg減らして迎えた41戦目は、一般A3（高知ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は倉兼育康騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。10着に終わった。

4月18日、中3週で迎えた42戦目は、一般C2-4（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で倉兼育康騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。3着に終わった。

5月26日、中4週で迎えた43戦目は、一般C2-2（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で倉兼育康騎手（3戦0勝）。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。4着に終わった。

6月15日、中2週で迎えた44戦目は、一般C2-2（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は中越豊光騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。3着に終わった。

7月26日、中5週で迎えた45戦目は、一般C2-1（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で中越豊光騎手（3戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。4着に終わった。

8月8日、中1週で迎えた46戦目は、一般C2-1（高知ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は倉兼育康騎手（4戦0勝）。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。7着に終わった。

9月27日、中6週で迎えた47戦目は、一般C2-2（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は中越豊光騎手（4戦0勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。4着に敗れた。