ホウオウカトリーヌ（2016年生、母テルヌーヴ）

ホウオウカトリーヌ（2016年2月2日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+人名より」。毛色は鹿毛。種牡馬のマツリダゴッホ（当時13歳）と交配したテルヌーヴが5歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は岡田スタツド。2019年のフェアリーステークス(牝G3)で2着に入った他、2018年のカンナステークス(オープン)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

栗田徹厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2018年）

8月19日、デビュー戦は大野拓弥騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は468kg。16頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。端をきる形となり、極端なスローペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では息の長い末脚を繰り出し、4着に入った。

9月16日、中3週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（中山芝1200m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のカステヘルミに4馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

9月29日、中1週で迎えた3戦目は、2歳オープンのカンナステークス（中山芝1200m 外回り小雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で大野拓弥騎手（2戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、勝ったディアンドルに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

11月17日、中6週で迎えた4戦目は、2歳500万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で大野拓弥騎手（3戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では堅実な伸びを見せたが、抜け出したスタークォーツにクビ差届かず2着に惜敗した。

12月9日、中2週で迎えた5戦目は、2歳500万下の黒松賞（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で大野拓弥騎手（4戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では圧倒的な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のマイネルアルケミーを半馬身振り切って順当に勝利した。

3歳（2019年）

1月12日、中4週で迎えた6戦目は、牝馬限定3歳G3のフェアリーステークス（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は6戦連続で大野拓弥騎手（5戦2勝）。16頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では迫力十分の伸びを見せたが、伸びてきたフィリアプーラ決め手に屈してアタマ差の2着に惜敗した。

3月10日、中7週で迎えた7戦目は、牝馬限定3歳G2のフィリーズレビュー（阪神芝1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で大野拓弥騎手（6戦2勝）。18頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり10着に敗れた。

4月7日、中3週で迎えた8戦目は、牝馬限定3歳G1の桜花賞（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は8戦連続で大野拓弥騎手（7戦2勝）。18頭立ての17番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は脚勢が鈍り16着に終わった。

6月29日、約3か月の間隔を開けて迎えた9戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスのTVh杯（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で大野拓弥騎手（8戦2勝）。16頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では脚を伸ばせず9着に敗れた。

7月20日、中2週で迎えた10戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの函館日刊スポーツ杯（函館芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で大外16番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず9着に敗れた。

4歳（2020年）

5月3日、約9か月半の休み明けで迎えた11戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、4歳以上3勝クラスのバーデンバーデンカップ（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり11着に終わった。

5月24日、中2週で迎えた12戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスのフリーウェイステークス（東京芝1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。13頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず11着に終わった。

9月5日、約3か月半の休み明けで迎えた13戦目は、野中悠太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの長岡ステークス（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で15番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが劣勢になり9着に終わった。

10月3日、中3週で迎えた14戦目は、3歳以上3勝クラスの秋風ステークス（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で野中悠太郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は脚色が衰えて12着に終わった。

12月27日、約3か月の間隔を開けて迎えた15戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの2020フェアウェルステークス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず10着に終わった。

5歳（2021年）

1月5日、連闘で迎えた16戦目は、川又賢治騎手を鞍上に迎えて、4歳以上3勝クラスの門松ステークス（中京ダート1400m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての9番人気で16番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚を伸ばせず11着に終わった。

3月6日、中8週で迎えた17戦目は、藤井勘一郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上3勝クラスの播磨ステークス（阪神ダート1400m 曇/稍重）に出走。16頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり9着に終わった。

4月24日、中6週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた18戦目は、永野猛蔵騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの晩春ステークス（東京芝1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。17頭立ての16番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では脚が残っておらず10着に終わった。

5月16日、中2週で迎えた19戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、4歳以上3勝クラスの朱雀ステークス（中京芝1200m 曇/稍重）に出走。18頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは17番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず11着に終わった。

8月7日、約3か月の間隔を開けて迎えた20戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの新潟日報賞（新潟芝1400m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は永野猛蔵騎手（1戦0勝）。18頭立ての17番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず12着に終わった。

8月14日、連闘で迎えた21戦目は、原優介騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの稲妻ステークス（新潟芝1000m 雨/稍重）に50kgの軽斤量で出走。16頭立ての16番人気で3番ゲートからスタート。9着に終わった。

10月16日、中8週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた22戦目は、3歳以上3勝クラスの白秋ステークス（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は野中悠太郎騎手（2戦0勝）。18頭立ての18番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始17番手を追走。直線では伸びを欠き18着に終わった。

10月31日、中1週で迎えた23戦目は、横山琉人騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのルミエールオータムダッシュ（新潟芝1000m 晴/良）に48kgの軽斤量で出走。18頭立ての18番人気で3番ゲートからスタート。14着に終わった。

11月13日、中1週で迎えた24戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの奥多摩ステークス（東京芝1400m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は永野猛蔵騎手（2戦0勝）。18頭立ての18番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは17番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には届かず14着に終わった。

12月4日、中2週で迎えた25戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの飛騨ステークス（中京芝1400m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は原優介騎手（1戦0勝）。18頭立ての18番人気で7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず13着に終わった。

6歳（2022年）

1月9日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた26戦目は、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの若潮ステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は横山琉人騎手（1戦0勝）。13頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず12着に終わった。

1月30日、中2週で迎えた27戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、4歳以上3勝クラスの節分ステークス（東京芝1600m 曇/良）に出走。8頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では決め手が足りず6着に終わった。

2月12日、中1週で迎えた28戦目は、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの雲雀ステークス（東京芝1400m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は横山琉人騎手（2戦0勝）。13頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず9着に終わった。

2月26日、中1週で迎えた29戦目は、菅原明良騎手を鞍上に迎えて、4歳以上3勝クラスの幕張ステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。11頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり9着に終わった。

3月27日、中3週で迎えた30戦目は、水沼元輝騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの春興ステークス（中山芝1600m 外回り曇/重）に50kgの軽斤量で出走。16頭立ての16番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では末脚が冴えず11着に終わった。

6月11日、約2か月半の間隔を開けて迎えた31戦目は、亀田温心騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの桑名ステークス（中京芝1600m 曇/良）に出走。15頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では見せ場を作れず14着に終わった。

9月25日、約3か月半の休養明けで迎えた32戦目は、草野太郎騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（中京障害芝3000m 曇/良）に出走。12頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。11着に終わった。

10月23日、中3週で迎えた33戦目は、蓑島靖典騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内曇/良）に出走。13頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。6着に終わった。

7歳（2023年）

1月21日、約3か月の休養明けで迎えた34戦目は、障害4歳以上未勝利（小倉障害芝2860m 晴/稍重）に出走。鞍上は草野太郎騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。8着に終わった。

2月11日、中2週で迎えた35戦目は、障害4歳以上未勝利（小倉障害芝2860m 晴/重）に出走。鞍上は蓑島靖典騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。10着に終わった。

2023年3月22日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。