アルドワーズ（2008年生、母ラフィントレイル）

アルドワーズ（2008年4月5日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「青みがかった灰色」。毛色は芦毛。種牡馬のサクラバクシンオー（当時19歳）と交配したラフィントレイルが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地10戦0勝、地方26戦11勝2着4回。主な勝ち鞍は2011年の名古屋チャレンジカップメロン賞。

経歴

デビュー前

キャロットクラブにて総額1,600万円（4万×400口）で一口馬主が募集された。

村山明厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2010年）

9月20日、デビュー戦は幸英明騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1400m 曇/良）に出走。馬体重は438kg。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず5着に敗れた。

10月2日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びが劣勢になり7着に敗れた。

11月7日、中4週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（京都芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で幸英明騎手（2戦0勝）。13頭立ての8番人気で大外13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず8着に終わった。

3歳（2011年）

2月20日、約3か月半の休養明けで迎えた4戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場を作れず7着に敗れた。

6月22日、約4か月の休み明けで迎えた5戦目は、3歳戦の名古屋チャレンジカップメロン賞（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は幸英明騎手（3戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では豪脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のゴールドジェーンに3馬身の差をつけて初白星を挙げた。

8月7日、中6週で迎えた6戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が上がってしまい10着に敗れた。

9月14日、中4週で迎えた7戦目は、名古屋チャレンジカップヴァルカン賞（名古屋ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（4戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では目を引く伸び脚で猛追したが、勝ったグランブリーズに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

11月2日、中6週で迎えた8戦目は、名古屋チャレンジカップサテュロス賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（5戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では卓抜な伸び脚で急追したが、勝ったマイネルセラーノスに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

4歳（2012年）

4月4日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から21kg増やして迎えた9戦目は、尾島徹騎手を鞍上に迎えて、臥龍桜特別（笠松ダート1800m 晴/不良）に出走。7頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では末脚に勢いがなく7着に敗れた。

5月19日、中5週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は藤岡康太騎手（1戦0勝）。18頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後はバタバタになってしまい15着に終わった。

7月28日、中9週で迎えた11戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下のニセコ特別（札幌芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず6着に終わった。

9月17日、中6週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた12戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡佑介騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に終わった。

11月3日、中6週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた13戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1150m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では速い脚を使えず11着に終わった。

5歳（2013年）

2月16日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた14戦目は、4歳以上500万下の合馬特別（小倉芝1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（1戦0勝）。17頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では見せ場を作れず12着に終わった。

4月11日、中7週で迎えた15戦目は、丸野勝虎騎手を鞍上に迎えて、臥龍桜特別（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではいいところがなく5着に敗れた。

5月15日、中4週で迎えた16戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、エメラルド特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では見せ場なく5着に敗れた。

5月29日、中1週で迎えた17戦目は、神戸ビーフ特別（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が鈍り8着に敗れた。

6月19日、中2週で迎えた18戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、4歳以上B1（園田ダート1400m 雨/重）に出走。8頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず4着に終わった。

10月6日、約3か月半の休み明けで迎えた19戦目は、江里口裕輝騎手を鞍上に迎えて、一般C3-10（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では物凄い伸び脚で猛追したが、勝ったニホンピロワルターに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

10月20日、中1週で迎えた20戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、一般C3-9（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のケイアイスイジンに5馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

11月3日、中1週で迎えた21戦目は、一般C3-7（高知ダート1300m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で赤岡修次騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいい脚を見せられず5着に敗れた。

11月9日、連闘で迎えた22戦目は、一般C3-7（高知ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で赤岡修次騎手（2戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。主導権を握り、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では自慢の末脚を弾けさせて、最後は2着のアイボリーベージュを3/4馬身振り切って勝利を手に入れた。

11月23日、中1週で迎えた23戦目は、一般C3-4（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で赤岡修次騎手（3戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では末脚がパッとせず9着に敗れた。

12月7日、中1週で迎えた24戦目は、一般C3-5（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で赤岡修次騎手（4戦2勝）。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。

12月15日、連闘で迎えた25戦目は、一般C3ヘ（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で赤岡修次騎手（5戦2勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のトウショウトラベルに約14馬身の大差をつけて断トツ人気に応えた。

6歳（2014年）

1月1日、中1週で迎えた26戦目は、須藤優だいすき特別（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で赤岡修次騎手（6戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のラジアントカットに1馬身半の差をつけて人気に違わぬ実力を証明した。

1月13日、中1週で迎えた27戦目は、三原村土佐硯特別（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は8戦連続で赤岡修次騎手（7戦4勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のニシケンメイピンに約15馬身の大差をつけて圧倒的支持に応えた。

1月26日、中1週で迎えた28戦目は、一般C2-4（高知ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は9戦連続で赤岡修次騎手（8戦5勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を爆発させて悠々と抜け出し、最後は2着のニシケンメイピンに3馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

3月5日、中4週で迎えた29戦目は、日本一の大おきゃく特別（高知ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は10戦連続で赤岡修次騎手（9戦6勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目覚ましい伸び脚で猛進したが、ラジアントカットに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

3月17日、中1週で迎えた30戦目は、カウントダウン1（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は11戦連続で赤岡修次騎手（10戦6勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、で集団を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線ではあとひと押しが足りず、4着に終わった。

3月30日、中1週で迎えた31戦目は、土佐甘とう特別（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は12戦連続で赤岡修次騎手（11戦6勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。

4月6日、連闘で迎えた32戦目は、竹村文夫誕生日特別（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は13戦連続で赤岡修次騎手（12戦6勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のノヴェッロに5馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

4月19日、中1週で迎えた33戦目は、虹始見特別（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は14戦連続で赤岡修次騎手（13戦7勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のマキハタテフロンに5馬身の差をつけて1番人気に応えた。

5月18日、中3週で迎えた34戦目は、西川敏弘騎手を鞍上に迎えて、一般C1-3（高知ダート1400m 晴/重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のリバティバランスに1馬身半の差をつけて10勝目を達成した。

6月1日、中1週で迎えた35戦目は、五月雨特別（高知ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は赤岡修次騎手（14戦8勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では途轍もない末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のミヤビハカンに2馬身半の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

6月17日、中1週で迎えた36戦目は、一般B5（高知ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で赤岡修次騎手（15戦9勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。