ケンブリッジリニア（2013年生、母ケンチャメワン）

ケンブリッジリニア（2013年4月29日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋直線的な」。毛色は栗毛。種牡馬のタイキシャトル（当時19歳）と交配したケンチャメワンが10歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（株）本桐牧場。戦績は、中央平地7戦0勝、地方20戦6勝2着7回。主な勝ち鞍は2018年のあぶみ賞(一般B9)。

経歴

デビュー前

星野忍厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2015年）

10月10日、デビュー戦は杉原誠人騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（東京芝1600m 曇/良）に出走。馬体重は454kg。17頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚がパッとせず8着に終わった。

3歳（2016年）

1月11日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から16kg減らして迎えた2戦目は、3歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で杉原誠人騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見所を作れず6着に終わった。

3月26日、約2か月半の間隔を開けて迎えた3戦目は、井上敏樹騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。16頭立ての6番人気で大外16番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい7着に敗れた。

9月23日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた4戦目は、宮下瞳騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1400m 雨/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚色が衰えて5着に敗れた。

10月7日、中1週で迎えた5戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で宮下瞳騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線ではビュッと切れる脚で猛進したが、リョーシンヒナタに交わされて5馬身差の2着に敗北した。

10月20日、中1週で迎えた6戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で宮下瞳騎手（2戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るプラチナダイヤを自慢の末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて初白星を挙げた。

11月2日、中1週で迎えた7戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のリョーシンヒナタに1馬身半の差をつけて2勝目を挙げた。

12月11日、中5週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた8戦目は、原田和真騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の犬山特別（中京芝1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての17番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚にキレが無く17着に終わった。

4歳（2017年）

3月11日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から16kg戻して迎えた9戦目は、木幡初也騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では余力が残っておらず16着に終わった。

3月26日、中1週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた10戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1200m 小雨/稍重）に出走。16頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では鋭い脚を使えず13着に終わった。

5月20日、中7週で馬体重を前走から20kg戻して迎えた11戦目は、4歳以上500万下の湯沢特別（新潟芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は井上敏樹騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では鋭い脚を使えず12着に終わった。

6月20日、中3週で迎えた12戦目は、一般C14（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は宮下瞳騎手（3戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではスパッとキレる脚で猛進したが、コンスタンシーに交わされて4馬身差の2着に敗北した。

7月3日、中1週で迎えた13戦目は、一般C13（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で宮下瞳騎手（4戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな伸びを見せたが、スリーアリアンにアタマ差交わされて2着に甘んじた。

7月17日、中1週で迎えた14戦目は、一般C11（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で宮下瞳騎手（5戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のピーマックスに5馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

7月26日、連闘で迎えた15戦目は、大千瀬川特別（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で宮下瞳騎手（6戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のビップトイトイトイに7馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

11月30日、約4か月の休養明けで迎えた16戦目は、一般C11（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で宮下瞳騎手（7戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びを欠き6着に敗れた。

12月22日、中2週で迎えた17戦目は、あすかちゃん誕生日記念（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で宮下瞳騎手（8戦3勝）。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではビュッと切れる脚を見せたが、エアブライスに交わされて1馬身半差の2着となった。

5歳（2018年）

2月16日、中7週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた18戦目は、一般C4（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で宮下瞳騎手（9戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

3月15日、中3週で迎えた19戦目は、一般C7（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で宮下瞳騎手（10戦3勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を伸ばせず4着に敗れた。

3月30日、中1週で迎えた20戦目は、一般C6（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で宮下瞳騎手（11戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では目を引く伸びを見せたが、エイシンシュローダに半馬身交わされて2着に敗北した。

4月19日、中2週で迎えた21戦目は、一般C6（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は10戦連続で宮下瞳騎手（12戦3勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

5月4日、中1週で迎えた22戦目は、一般C4（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は11戦連続で宮下瞳騎手（13戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではしぶとく伸び続けたが、勝ったマイネルソノリティに詰め切れず、8馬身差の2着に敗北した。

6月8日、中4週で迎えた23戦目は、一般C2（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は12戦連続で宮下瞳騎手（14戦3勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではビュッと切れる脚で追い上げたが、勝ったサウスシュネルに詰め切れず、6馬身差の2着となった。

8月10日、中8週で迎えた24戦目は、一般C2（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で宮下瞳騎手（15戦3勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚を伸ばせず5着に敗れた。

8月24日、中1週で迎えた25戦目は、一般C2（名古屋ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は14戦連続で宮下瞳騎手（16戦3勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では強烈な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のモンテゾーロに1馬身半の差をつけてファンの支持に応えた。

9月11日、中2週で迎えた26戦目は、宇都英樹騎手を鞍上に迎えて、長月特別（名古屋ダート1600m 雨/重）に出走。9頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚に勢いがなく5着に終わった。

9月28日、中1週で迎えた27戦目は、あぶみ賞（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は宮下瞳騎手（17戦4勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を爆発させて、最後は2着のエアマニングを3/4馬身振り切って制した。