ニュールック（2016年生、母ツインダイヤ）

ニュールック（2016年5月8日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は芦毛。種牡馬のスウェプトオーヴァーボード（当時19歳）と交配したツインダイヤが11歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はファーミングヤナキタ。2018年のカペラ賞(地方重賞)に勝利した他、2019年の飛燕賞(地方重賞)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、ファーミングヤナキタから「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、原久美子によって280.8万円で落札された。

斉藤正弘厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2018年）

5月9日、デビュー戦は松井伸也騎手を鞍上に据えて、牝馬限定2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1000m 曇/稍重）に出走。馬体重は400kg。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では印象的な伸び脚で追い上げたが、勝ったエムティアンに詰め切れず、6馬身差の2着となった。

6月28日、中6週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた2戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1000m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で松井伸也騎手（1戦0勝）。8頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天稟の闘志でゴールまで力走し、3着に入り込んだ。

7月19日、中2週で迎えた3戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で松井伸也騎手（2戦0勝）。8頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

7月31日、中1週で迎えた4戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で松井伸也騎手（3戦0勝）。8頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい5着に終わった。

9月11日、中5週で迎えた5戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、2歳（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のオールアウトに9馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

10月13日、中4週で迎えた6戦目は、2歳（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（1戦1勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のエムティミホに5馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

11月25日、中5週で迎えた7戦目は、2歳地方重賞のカペラ賞（佐賀ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山口勲騎手（2戦2勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のムーンパスノキセキに7馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

3歳（2019年）

2月17日、約3か月の間隔を開けて迎えた8戦目は、3歳地方重賞の飛燕賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山口勲騎手（3戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では凄まじい末脚を爆発させて楽々と抜け出し、最後は2着のスーパージンガに3馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

3月28日、中5週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた9戦目は、牝馬限定3歳地方重賞の若草賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で山口勲騎手（4戦4勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚に勢いがなく10着に敗れた。

4月21日、中2週で馬体重を前走から9kg戻して迎えた10戦目は、3歳地方重賞の佐賀皐月賞（佐賀ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で山口勲騎手（5戦4勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

5月26日、中4週で迎えた11戦目は、3歳地方重賞のDS2019九州ダービー栄城賞（佐賀ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で山口勲騎手（6戦4勝）。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では見所を作れず5着に敗れた。

6月16日、中2週で迎えた12戦目は、あじさい特別（佐賀ダート1400m 晴/重）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。鞍上は8戦連続で山口勲騎手（7戦4勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず4着に敗れた。

6月29日、中1週で迎えた13戦目は、開聞岳賞（佐賀ダート1400m 雨/不良）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。鞍上は9戦連続で山口勲騎手（8戦4勝）。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では見せ場を作れず9着に敗れた。

7月27日、中3週で迎えた14戦目は、季夏特別（佐賀ダート1400m 曇/良）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。鞍上は10戦連続で山口勲騎手（9戦4勝）。11頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚が残っておらず5着に敗れた。

9月1日、中4週で迎えた15戦目は、3歳地方重賞のロータスクラウン賞（佐賀ダート2000m 曇/不良）に出走。鞍上は11戦連続で山口勲騎手（10戦4勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

9月23日、中2週で迎えた16戦目は、紅葉特別（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は12戦連続で山口勲騎手（11戦4勝）。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では別次元の末脚を炸裂させて、最後は2着のカクリョウを半馬身振り切って1着ゴールを果たした。

10月26日、中4週で迎えた17戦目は、錦秋特別（佐賀ダート900m 晴/重）に出走。鞍上は13戦連続で山口勲騎手（12戦5勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では堅実に脚を伸ばしたが、勝ったカクリョウに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

11月23日、中3週で迎えた18戦目は、的場文男レジェンドカップ（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で山口勲騎手（13戦5勝）。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚に勢いがなく7着に敗れた。

12月15日、中2週で迎えた19戦目は、ブリリアントカップ（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は15戦連続で山口勲騎手（14戦5勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では豪快な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のコスモハーキュリーに2馬身の差をつけて6勝目を手にした。

4歳（2020年）

1月6日、中2週で迎えた20戦目は、ニューイヤーカップ（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は16戦連続で山口勲騎手（15戦6勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったオヤコダカに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

1月25日、中2週で迎えた21戦目は、マーヴェラス賞（佐賀ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は17戦連続で山口勲騎手（16戦6勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや衰え、4着に終わった。