トーセンリスト（2016年生、母ジョンコ）

経歴

デビュー前

1歳のとき、グランド牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、JRA日本中央競馬会によって756万円で落札された。2歳のとき、日本中央競馬会から「JRAブリーズアップセールサラブレッド2歳」に上場され、島川隆哉によって2,916万円で落札された。

菊沢隆徳厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2018年）

6月3日、デビュー戦は石橋脩騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は424kg。18頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、4着に入った。

7月8日、中4週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（福島芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で石橋脩騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見せ場なく6着に敗れた。

7月28日、中2週で迎えた3戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（新潟芝1400m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で石橋脩騎手（2戦0勝）。14頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入った。

9月16日、中6週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（中山芝1200m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で石橋脩騎手（3戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では切れ味抜群の末脚を発揮したが、3着に終わった。

10月13日、中3週で迎えた5戦目は、菊沢一樹騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（新潟芝1400m 晴/良）に出走。17頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のカステヘルミを半馬身振り切って初白星を挙げた。

11月17日、中4週で迎えた6戦目は、W.ビュイック騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に敗れた。

3歳（2019年）

1月19日、中8週で迎えた7戦目は、3歳500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は菊沢一樹騎手（1戦1勝）。14頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始10番手を追走。直線では決め手が足りず7着に終わった。

3月10日、中6週で迎えた8戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳オープンのアネモネステークス（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。16頭立ての16番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では見せ場なく9着に終わった。

5月4日、中7週で迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳500万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は菊沢一樹騎手（2戦1勝）。8頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。果敢に端をきり、リードを2馬身以上キープして、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま5馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈のガッツでしぶとく粘り込んで、最後は2着のドナアトラエンテに1馬身1/4の差をつけて勝利を手中に収めた。

9月7日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた10戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの木更津特別（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菊沢一樹騎手（3戦2勝）。11頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味の忍耐力で最後まで奮闘したが、伸びてきたジョーアラビカ決め手に屈してアタマ差の2着となった。

10月19日、中5週で迎えた11戦目は、牝馬限定の3歳以上2勝クラス（東京芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で菊沢一樹騎手（4戦2勝）。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、超スローペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力十分の伸び脚で猛進したが、レッドベルローズに交わされて1馬身3/4差の2着となった。

11月3日、中1週で迎えた12戦目は、3歳以上2勝クラス（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で菊沢一樹騎手（5戦2勝）。15頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が衰えて14着に敗れた。

12月22日、中6週で迎えた13戦目は、牝馬限定の3歳以上2勝クラスのノエル賞（中山芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で菊沢一樹騎手（6戦2勝）。16頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。先頭に立ち、非常に遅いペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、4着を確保した。

4歳（2020年）

3月15日、約3か月の間隔を開けて迎えた14戦目は、牝馬限定の4歳以上2勝クラス（中山芝2000m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で菊沢一樹騎手（7戦2勝）。11頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、平均ペースで馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は減速してしまい9着に終わった。

3月28日、中1週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた15戦目は、4歳以上2勝クラスの岡崎特別（中京芝1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で菊沢一樹騎手（8戦2勝）。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走したが、最後はマジックバローズと並んで3着同着となった。

5月23日、中7週で馬体重を前走から14kg戻して迎えた16戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの高尾特別（東京芝1400m 晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で猛進したが、伸びてきたリリーバレロ決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。

7月25日、中8週で迎えた17戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの豊栄特別（新潟芝1400m 曇/良）に出走。17頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではいい脚を見せられず10着に敗れた。

10月24日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた18戦目は、3歳以上2勝クラス（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は横山和生騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では鋭い脚を使えず7着に敗れた。

11月8日、中1週で迎えた19戦目は、3歳以上2勝クラス（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山和生騎手（2戦0勝）。11頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のレッドクレオスに2馬身半の差をつけて久方ぶりに勝利を挙げた。

12月13日、中4週で迎えた20戦目は、3歳以上3勝クラスの飛騨ステークス（中京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は菊沢一樹騎手（9戦2勝）。16頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の豊富なスタミナで最後まで敢闘したが、ヴェスターヴァルトに3/4馬身交わされて2着となった。

5歳（2021年）

2月13日、中8週で迎えた21戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの雲雀ステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

4月24日、中9週で迎えた22戦目は、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの晩春ステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田辺裕信騎手（1戦0勝）。17頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く7着に敗れた。

5月9日、中1週で迎えた23戦目は、4歳以上3勝クラスの湘南ステークス（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（1戦0勝）。18頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が鈍り15着に敗れた。

6月20日、中5週で迎えた24戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの多摩川ステークス（東京芝1400m 曇/良）に出走。16頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず6着に敗れた。

6歳（2022年）

4月9日、約10か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた25戦目は、4歳以上3勝クラスの船橋ステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は菊沢一樹騎手（10戦2勝）。16頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天資の闘争本能でゴールまで力戦し、4着を確保した。

5月29日、中6週で迎えた26戦目は、小沢大仁騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの朱雀ステークス（中京芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始6番手を追走。最後は減速してしまい13着に終わった。

10月15日、約4か月半の休み明けで迎えた27戦目は、3歳以上3勝クラスの白秋ステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は横山和生騎手（3戦1勝）。18頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はガス欠状態になり12着に終わった。

12月4日、中6週で迎えた28戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの南総ステークス（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は菊沢一樹騎手（11戦2勝）。16頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では見所を作れず14着に終わった。

2022年12月7日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。