デステージョ（2020年生、母スレドボ）

デステージョ（2020年5月5日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のニシケンモノノフ（当時9歳）と交配したスレドボが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者はオリエント牧場。2022年の兵庫ジュニアグランプリ(Jpn2)で3着に入った他、2022年のウィナーズチャレンジ10に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

角川秀樹厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2022年）

6月29日、デビュー戦は阿部龍騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1000m 雨/不良）に出走。馬体重は450kg。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のオペラに9馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

7月19日、中2週で迎えた2戦目は、2歳オープンのルビー特別（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で阿部龍騎手（1戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではスパッと切れる脚で追い上げたが、抜け出したグラビティモデルにクビ差届かず2着に甘んじた。

8月11日、中2週で迎えた3戦目は、2歳オープンのターフチャレンジ2（門別ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で阿部龍騎手（2戦1勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では自慢の末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のラビュリントスに2馬身半の差をつけて1番人気に応えた。

9月8日、中3週で迎えた4戦目は、2歳地方重賞のイノセントカップ（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で阿部龍騎手（3戦2勝）。7頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には食い込めず3着に敗れた。

10月12日、中4週で迎えた5戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、2歳S2の鎌倉記念（川崎ダート1500m 曇/重）に出走。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では稟性の闘争本能でゴールまでタレずに走り切ったが、3着に終わった。

10月27日、中1週で迎えた6戦目は、2歳オープンのウィナーズチャレンジ10（門別ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は阿部龍騎手（4戦2勝）。6頭立ての2番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では目の覚めるような末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のニシケンボブに2馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

11月24日、中3週で迎えた7戦目は、吉村智洋騎手を鞍上に迎えて、2歳Jpn2の兵庫ジュニアグランプリ（園田ダート1400m 晴/重）に出走。重賞競走への出走は初となった。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張り、3着に入った。

デビュー前

打越勇児厩舎（高知）へ入厩。

12月17日、デビュー戦は宮川実騎手を鞍上に据えて、入河内大根特別（高知ダート1600m 小雨/重）に出走。7頭立ての6番ゲートからスタート。出走取消となった。

3歳（2023年）

1月1日、中4週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた8戦目は、宮川実騎手を鞍上に迎えて、B-4（高知ダート1400m 晴/重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では弾けるように疾駆したが、勝ったラヴィンフォールに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

2月7日、中4週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた9戦目は、奈半利川特別（高知ダート1600m 小雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で宮川実騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線に入ると、前で粘るラヴィンフォールを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて優勝

2月28日、中2週で迎えた10戦目は、3歳地方重賞のスプリングカップ（名古屋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で宮川実騎手（2戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったセブンカラーズに詰め切れず、6馬身差の2着に敗北した。

3月19日、中2週で迎えた11戦目は、3歳地方重賞の土佐春花賞（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で宮川実騎手（3戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったユメノホノオに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

4月8日、中2週で迎えた12戦目は、3歳戦の仙台屋桜特別（高知ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で宮川実騎手（4戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のマリンジェミナイに3馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

4月30日、中2週で迎えた13戦目は、3歳地方重賞の黒潮皐月賞（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で宮川実騎手（5戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、ユメノホノオにアタマ差交わされて2着に甘んじた。

6月18日、中6週で迎えた14戦目は、3歳地方重賞の高知優駿（高知ダート1900m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で宮川実騎手（6戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではパワフルな末脚を披露したが、3着に終わった。

7月22日、中4週で迎えた15戦目は、3歳戦の栴檀特別（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で宮川実騎手（7戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のグラティアスグーに5馬身の差をつけて断然人気に応えた。

8月12日、中2週で迎えた16戦目は、3歳戦の魚梁瀬杉特別（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は9戦連続で宮川実騎手（8戦3勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では別次元の末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のストロベリーツーに2馬身の差をつけて断然人気に応えた。

8月27日、中1週で迎えた17戦目は、永森大智騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の黒潮菊花賞（高知ダート1900m 晴/重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったユメノホノオに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

11月19日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から12kg増やして迎えた18戦目は、3歳戦の土佐秋月賞（高知ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は宮川実騎手（9戦4勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では超凡な末脚を披露したが、3着に終わった。

12月2日、中1週で迎えた19戦目は、A-2（高知ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で宮川実騎手（10戦4勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したジョウショーモードに半馬身届かず2着に敗北した。

12月31日、中3週で迎えた20戦目は、高知県知事賞（高知ダート2400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で宮川実騎手（11戦4勝）。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に敗れた。

4歳（2024年）

1月14日、中1週で迎えた21戦目は、大高坂賞（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は吉村智洋騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に敗れた。

1月28日、中1週で迎えた22戦目は、一般A2（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は宮川実騎手（12戦4勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のサノハニーに4馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

2月11日、中1週で迎えた23戦目は、だるま夕日賞（高知ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は永森大智騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず6着に終わった。

3月3日、中2週で迎えた24戦目は、御厨人窟賞（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は宮川実騎手（13戦5勝）。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず5着に敗れた。

3月24日、中2週で迎えた25戦目は、マーチ特別（高知ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で宮川実騎手（14戦5勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では切れ味光る末脚を披露したが、3着に終わった。

4月14日、中2週で迎えた26戦目は、二十四万石賞（高知ダート1900m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で宮川実騎手（15戦5勝）。11頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず10着に敗れた。

5月22日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた27戦目は、石川倭騎手を鞍上に迎えて、しかべ間歇泉100周年記念特別（門別ダート1800m 晴/稍重）に出走。6頭立ての2番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、粘りを欠いて3着に沈んだ。

6月6日、中1週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた28戦目は、雪印種苗BFMP特別（門別ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石川倭騎手（1戦0勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではスパッとキレる脚を見せたが、ドテライヤツに交わされて1馬身半差の2着に敗れた。

7月18日、中5週で迎えた29戦目は、折茂社長特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で石川倭騎手（2戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るスティールルージュを次元の違う末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて断然人気に応えた。

8月29日、中5週で迎えた30戦目は、モーリス・プレミアム（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は阿部龍騎手（5戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るダイリンウルフを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて10勝目を達成した。

9月24日、中3週で迎えた31戦目は、ドレフォン・プレミアム（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で阿部龍騎手（6戦4勝）。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では驚異的な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のダイリンウルフに1馬身の差をつけて勝利数を11に伸ばす

11月6日、中5週で迎えた32戦目は、道営スプリント（門別ダート1200m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で阿部龍騎手（7戦5勝）。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず6着に敗れた。