マスターワーク（1998年生、母トップワールド）

マスターワーク（1998年4月11日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のワカオライデン（当時17歳）と交配したトップワールドが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道勇払郡鵡川町、生産者は貞広賢治。戦績は、中央平地3戦0勝、地方43戦8勝2着8回。2000年のサラ・プリンセス特別(牝地方重賞)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

井上孝彦厩舎（笠松）へ入厩。

2歳（2000年）

8月31日、デビュー戦は安藤勝己騎手を鞍上に据えて、2歳戦のチャレンジ（笠松ダート800m 雨/良）に出走。馬体重は468kg。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい7着に敗れた。

10月17日、中6週で迎えた2戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のチャレンジ（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るロベッシャータを次元の違う末脚で3/4馬身差し切って初白星を挙げた。

11月5日、中2週で迎えた3戦目は、大塚研司騎手を鞍上に迎えて、2歳地方重賞のジュニアクラウン（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚を伸ばせず7着に敗れた。

11月21日、中1週で迎えた4戦目は、牝馬限定2歳地方重賞のサラ・プリンセス特別（笠松ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は安藤勝己騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るキヌガサドリームを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて2勝目を奪取した。

12月13日、中2週で迎えた5戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では我慢強くタフに走り抜いたが、勝ったケイオーバトルに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

12月30日、中1週で迎えた6戦目は、2歳地方重賞のライデンリーダー記念（笠松ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は安藤勝己騎手（2戦1勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では目立つような脚を使えず5着に敗れた。

3歳（2001年）

4月1日、約3か月の休養明けで迎えた7戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞の新緑賞（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず8着に終わった。

4月15日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた8戦目は、3歳500万下の君子蘭賞（阪神芝1600m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は安藤勝己騎手（3戦1勝）。18頭立ての16番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には届かず9着に終わった。

5月4日、中2週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた9戦目は、牝馬限定3歳500万下のあずさ賞（京都芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安藤勝己騎手（4戦1勝）。18頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では決め手が足りず13着に終わった。

6月5日、中4週で迎えた10戦目は、3歳（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で安藤勝己騎手（5戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、勝ったビューティスマイルに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

6月20日、中1週で迎えた11戦目は、3歳（笠松ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で安藤勝己騎手（6戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で追い上げたが、抜け出したハヤブサルビーにハナ差届かず2着に甘んじた。

7月10日、中2週で迎えた12戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で安藤勝己騎手（7戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一気に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のタツミブレンに2馬身の差をつけて3勝目をゲットした。

7月24日、中1週で迎えた13戦目は、牝馬限定地方重賞のサラ・クイーンカップ（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で安藤勝己騎手（8戦2勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では全く伸びず4着に敗れた。

8月15日、中2週で迎えた14戦目は、一般B10（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は岡部誠騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鮮烈な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のリブリスポルンガに1馬身半の差をつけて4勝目を挙げた。

9月15日、中3週で迎えた15戦目は、安藤光彰騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神ダート1800m 雨/良）に出走。16頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では上がり4位の末脚を繰り出したが上位には届かず8着に終わった。

10月14日、中3週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた16戦目は、一般B9（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安藤光彰騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したエクスキュートに半馬身届かず2着に敗北した。

11月8日、中3週で迎えた17戦目は、一般B7（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は岡部誠騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではキレのある末脚を発揮したが、3着に終わった。

11月22日、中1週で迎えた18戦目は、磨墨特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は吉田稔騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

12月7日、中1週で迎えた19戦目は、一般B5（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は安藤光彰騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、勝ったタイキアンクレットからアタマ差の2着に甘んじた。

4歳（2002年）

1月1日、中3週で迎えた20戦目は、一般B4（笠松ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で安藤光彰騎手（3戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では途轍もない末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のエイシンルーディーをハナ差振り切って勝利を手中に収めた。

1月20日、中2週で迎えた21戦目は、千両特別（笠松ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で安藤光彰騎手（4戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚を伸ばせず5着に敗れた。

2月10日、中2週で迎えた22戦目は、一般B3（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で安藤光彰騎手（5戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり6着に敗れた。

3月13日、中3週で迎えた23戦目は、一般B3（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で安藤光彰騎手（6戦1勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったシャトレーダンサーに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

4月5日、中2週で迎えた24戦目は、一般A5（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で安藤光彰騎手（7戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では猛烈な末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のエイシンルーディーに2馬身半の差をつけて制した。

4月23日、中2週で迎えた25戦目は、浜口楠彦騎手を鞍上に迎えて、つつじ特別（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず5着に敗れた。

5月31日、中4週で迎えた26戦目は、一般A5（笠松ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は安藤光彰騎手（8戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚がパッとせず5着に敗れた。

7月9日、中5週で迎えた27戦目は、向山牧騎手を鞍上に迎えて、一般A4（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では息の長い末脚を披露し、3着に入り込んだ。

7月24日、中1週で迎えた28戦目は、一般A5（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は安藤勝己騎手（9戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るイズミフリートを別次元の末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて制した。

8月13日、中2週で迎えた29戦目は、アカシア特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安藤勝己騎手（10戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

8月27日、中1週で迎えた30戦目は、鈴蘭特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で安藤勝己騎手（11戦3勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず7着に敗れた。

9月10日、中1週で迎えた31戦目は、長月特別（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で安藤勝己騎手（12戦3勝）。8頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず5着に終わった。

9月25日、中1週で迎えた32戦目は、三番叟特別（笠松ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で安藤勝己騎手（13戦3勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では決め手が足りず5着に敗れた。

10月31日、中4週で迎えた33戦目は、一般A4（名古屋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は向山牧騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。8着に敗れた。

11月6日、連闘で迎えた34戦目は、一般A4（笠松ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で向山牧騎手（2戦0勝）。10頭立ての8番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい7着に終わった。

11月25日、中2週で迎えた35戦目は、一般A4（笠松ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で向山牧騎手（3戦0勝）。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びを欠き4着に終わった。

12月18日、中2週で迎えた36戦目は、一般A5（笠松ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で向山牧騎手（4戦0勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線に入ると、前で粘るヤスミキャプテンを鮮やかな末脚で3/4馬身差し切って勝利を手中に収めた。

5歳（2003年）

1月21日、中4週で迎えた37戦目は、ガーネット特別（笠松ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は東川公則騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、粘りを欠いて4着に敗れた。

5月19日、約4か月の休み明けで迎えた38戦目は、一般A5 B3（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は向山牧騎手（5戦1勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に敗れた。

6月23日、中4週で迎えた39戦目は、一般B5-8（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は安藤光彰騎手（9戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったマルタカジョオーに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

7月14日、中2週で迎えた40戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、一般B5-8（笠松ダート1400m 曇/不良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚が冴えず7着に敗れた。

7月30日、中1週で迎えた41戦目は、一般B5-8（笠松ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は東川公則騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では卓出した伸び脚で猛追したが、抜け出したイラプションを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

8月13日、中1週で迎えた42戦目は、一般B4-7（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で東川公則騎手（3戦0勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

9月1日、中2週で迎えた43戦目は、一般B4-7（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は安藤光彰騎手（10戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず5着に敗れた。

10月12日、中5週で迎えた44戦目は、一般A6 B3（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は柴山雄一騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず9着に終わった。

11月4日、中2週で迎えた45戦目は、一般A6 B3（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴山雄一騎手（2戦0勝）。10頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい8着に終わった。

12月12日、中4週で迎えた46戦目は、一般A6 B3（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で柴山雄一騎手（3戦0勝）。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり10着に終わった。