マルノノパール（2006年生、母ヘクターオストレル）

マルノノパール（2006年3月1日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋サボテン科に属する植物」。毛色は鹿毛。種牡馬のサウスヴィグラス（当時10歳）と交配したヘクターオストレルが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）木下牧場。戦績は、中央平地2戦0勝、地方40戦4勝2着7回。2008年のサマーチャレンジ1で2着に入った他、2008年のリリーカップ(牝地方重賞)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

松本隆宏厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2008年）

6月3日、デビュー戦は宮崎光行騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（旭川ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は440kg。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のカネマサディールに1馬身の差をつけて初白星を挙げた。

8月6日、中8週で迎えた2戦目は、牝馬限定2歳地方重賞のリリーカップ（旭川ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で宮崎光行騎手（1戦1勝）。8頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。3着に入り込んだ。

8月21日、中1週で迎えた3戦目は、2歳オープンのサマーチャレンジ1（旭川ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で宮崎光行騎手（2戦1勝）。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。最後は、勝ったイケノナインから1馬身半差の2着となった。

9月15日、中3週で迎えた4戦目は、2歳500万下（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で宮崎光行騎手（3戦1勝）。12頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

11月5日、中6週で迎えた5戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳S3のローレル賞（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。13頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では鋭い脚を使えず10着に敗れた。

3歳（2009年）

2月5日、約3か月の休養明けで迎えた6戦目は、牝馬限定3歳戦の紅梅賞（船橋ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のエリカに5馬身の差をつけて2勝目を手にした。

2月27日、中2週で迎えた7戦目は、牝馬限定3歳戦のチューリップ特別（川崎ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で御神本訓史騎手（2戦1勝）。13頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線ではいい脚を見せられず9着に敗れた。

3月29日、中3週で迎えた8戦目は、3歳500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で御神本訓史騎手（3戦1勝）。16頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に終わった。

4月21日、中2週で迎えた9戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のポピー特別（大井ダート1600m 内回り雨/稍重）に出走。13頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では伸びが鈍く13着に終わった。

5月11日、中2週で迎えた10戦目は、3歳戦の牡丹特別（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で坂井英光騎手（1戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、ホッコーマサルに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

6月12日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた11戦目は、牝馬限定3歳戦のローズ賞（船橋ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は御神本訓史騎手（4戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前のガッツで最後まで敢闘したが、勝ったアランフェスロマンに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

7月5日、中2週で馬体重を前走から5kg絞って迎えた12戦目は、ワッショイTOKYO夏ラリー賞（大井ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（5戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。逃げを打ち、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、ハネダマーチに半馬身交わされて2着に敗北した。

7月30日、中3週で迎えた13戦目は、牝馬限定戦のウミネコ賞（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で御神本訓史騎手（6戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい4着に敗れた。

11月20日、約4か月の休養明けで迎えた14戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、西風賞（船橋ダート1000m 晴/不良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では堅実な伸びを見せたが、抜け出したダンツヘイローを捕まえ切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

4歳（2010年）

1月13日、中7週で迎えた15戦目は、牝馬限定戦のヒヨドリ賞（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は脚勢が悪くなり12着に敗れた。

2月17日、中4週で迎えた16戦目は、一般C1（船橋ダート1000m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で戸崎圭太騎手（2戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では一完歩ずつ確実に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のマレンゴを3/4馬身振り切って3勝目を挙げた。

6月15日、約4か月の休み明けで迎えた17戦目は、緑風特別（川崎ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で戸崎圭太騎手（3戦1勝）。11頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では脚が上がってしまい11着に終わった。

7月11日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた18戦目は、こと座特別（大井ダート1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で戸崎圭太騎手（4戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、抜け出したナリショーキングに半馬身届かず2着に敗北した。

8月6日、中3週で迎えた19戦目は、トワイライトスプリント（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で戸崎圭太騎手（5戦1勝）。7頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚にキレが無く3着に敗れた。

9月14日、中5週で迎えた20戦目は、デイリースポーツ賞（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で戸崎圭太騎手（6戦1勝）。14頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、目の覚めるような末脚を爆発させて、最後は2着のテンジンミナトオーに2馬身の差をつけて4勝目をゲットした。

10月8日、中2週で迎えた21戦目は、ドラマティックナイト賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で戸崎圭太騎手（7戦2勝）。13頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では切れる脚を使えず7着に敗れた。

11月11日、中4週で迎えた22戦目は、ベテルギウス賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で戸崎圭太騎手（8戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚に勢いがなく6着に敗れた。

5歳（2011年）

6月20日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた23戦目は、脇田創騎手を鞍上に迎えて、夕焼けスプリント（船橋ダート1000m 曇/重）に出走。13頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天性の闘志でゴールまで力闘し、3着に入った。

7月13日、中2週で迎えた24戦目は、アーバンステージ文月賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で脇田創騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚色が悪くなり12着に敗れた。

8月22日、中5週で迎えた25戦目は、新涼スプリント（船橋ダート1000m 曇/不良）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（9戦2勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい5着に敗れた。

9月15日、中2週で迎えた26戦目は、セプテンバー賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（10戦2勝）。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切り、3着に入った。

10月13日、中3週で迎えた27戦目は、一般B2三 B3四（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で戸崎圭太騎手（11戦2勝）。13頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚が止まってしまい9着に敗れた。

11月4日、中2週で迎えた28戦目は、ベテルギウス賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で戸崎圭太騎手（12戦2勝）。16頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したカラカルにアタマ差届かず2着に惜敗した。

12月8日、中4週で迎えた29戦目は、烈風賞（船橋ダート1000m 雨/不良）に出走。鞍上は脇田創騎手（2戦0勝）。13頭立ての4番人気で大外13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見せ場なく9着に敗れた。

12月30日、中2週で迎えた30戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、ターコイズ賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

6歳（2012年）

1月31日、中4週で迎えた31戦目は、水仙特別（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で真島大輔騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で大外12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びあぐねて10着に終わった。

5月2日、約3か月の休み明けで迎えた32戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、週刊ギャロップ通巻1000号記念（船橋ダート1000m 雨/重）に出走。14頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうワンパンチ足りず、4着に終わった。

6月18日、中6週で迎えた33戦目は、夕焼けスプリント（船橋ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（13戦2勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚にキレが無く6着に敗れた。

7月13日、中3週で迎えた34戦目は、日刊スポーツ賞（大井ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は御神本訓史騎手（7戦1勝）。11頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、緩やかなペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず8着に終わった。

8月10日、中3週で迎えた35戦目は、本田正重騎手を鞍上に迎えて、新涼スプリント（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。13頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天与の闘争本能で諦めることなく走り切り、4着に入り込んだ。

9月3日、中2週で迎えた36戦目は、清涼スプリント（船橋ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は御神本訓史騎手（8戦1勝）。14頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では天与の負けじ魂を発揮して諦めることなく走り切ったが、5着に終わった。

9月18日、中1週で迎えた37戦目は、爽秋賞（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（9戦1勝）。14頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天性のガッツでゴールまで力闘し、3着に入り込んだ。

9月30日、中1週で迎えた38戦目は、野馬追賞（大井ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で御神本訓史騎手（10戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

10月31日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた39戦目は、近代競馬150周年記念（船橋ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で御神本訓史騎手（11戦1勝）。13頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず9着に敗れた。

12月5日、中4週で迎えた40戦目は、師走スプリント（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は本田正重騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に敗れた。

7歳（2013年）

1月11日、中4週で迎えた41戦目は、一般C1（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（14戦2勝）。13頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後はバタバタになってしまい11着に敗れた。

2月4日、中2週で迎えた42戦目は、牝馬限定戦のスズガモ賞（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は御神本訓史騎手（12戦1勝）。12頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚がパッとせず11着に終わった。