ニクソンテソーロ（2020年生、母アンクレット）

ニクソンテソーロ（2020年2月23日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「人名より+冠名」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のフェノーメノ（当時11歳）と交配したアンクレットが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はリョーケンファーム株式会社。主な勝ち鞍は2023年のSMG祝25周年特別。

経歴

デビュー前

小手川準厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2022年）

8月21日、デビュー戦は原優介騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1800m 外回り晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は484kg。13頭立ての13番人気で大外13番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバテてしまい11着に終わった。

12月17日、約4か月の休養明けで迎えた2戦目は、2歳未勝利（中京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で原優介騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で大外16番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず12着に終わった。

3歳（2023年）

3月11日、約3か月の間隔を開けて迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で原優介騎手（2戦0勝）。16頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚が冴えず7着に終わった。

5月30日、約2か月半の間隔を開けて迎えた4戦目は、3歳戦のツインベスト特別（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で原優介騎手（3戦0勝）。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひと伸びが足りず、最後はリンガススウィートと並んで4着同着となった。

6月18日、中2週で迎えた5戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には食い込めず7着に終わった。

7月26日、中4週で迎えた6戦目は、3歳戦のリゲル特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は原優介騎手（4戦0勝）。7頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚が冴えず6着に終わった。

9月2日、中4週で迎えた7戦目は、木村直輝騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のSMG祝25周年特別（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るイリゼリヴァージュを次元の違う末脚でアタマ差だけ差し切って初勝利を挙げた。

9月18日、中1週で迎えた8戦目は、3歳（高知ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で木村直輝騎手（1戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るスターライトテールを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

10月8日、中2週で迎えた9戦目は、一般C3 15（高知ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で木村直輝騎手（2戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のラヴァドームに1馬身半の差をつけて3勝目を掴み取った。

10月21日、中1週で迎えた10戦目は、一般C3 11（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で木村直輝騎手（3戦3勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では自慢の末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のサトノフェイバーをクビ差振り切って破竹の4連勝を決めた。

11月4日、中1週で迎えた11戦目は、一般C3-8（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で木村直輝騎手（4戦4勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線に入ると、前で粘るグレートヒエンを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

11月26日、中2週で馬体重を前走から20kg増やして迎えた12戦目は、タマムラサキ特別（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で木村直輝騎手（5戦5勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では速い脚を使えず5着に敗れた。

12月10日、中1週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた13戦目は、たま生誕20周年特別（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で木村直輝騎手（6戦5勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るパルフェグラッセを次元の違う末脚で交わし去り、最後は5馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

4歳（2024年）

1月7日、中3週で迎えた14戦目は、香川県オリーブ特別（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で木村直輝騎手（7戦6勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のパルフェグラッセに5馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

2月4日、中3週で迎えた15戦目は、加藤翔馬騎手を鞍上に迎えて、立春特別（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るパルフェグラッセを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて下馬評通りの実力を証明した。

2月21日、中1週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた16戦目は、工藤史典祝32歳特別（高知ダート1400m 小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で加藤翔馬騎手（1戦1勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた7頭を差し切り、最後は2着のアイタイに4馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

3月17日、中3週で迎えた17戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、八畳岩特別（高知ダート1600m 雨/不良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではグイグイと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のサトノアレックスをクビ差振り切って怒涛の5連勝を決めた。

4月28日、中5週で迎えた18戦目は、四万十川特別（高知ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で赤岡修次騎手（1戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では別次元の末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のロードゴラッソに2馬身の差をつけて獅子奮迅の6連勝を決めた。

5月26日、中3週で迎えた19戦目は、一般A2（高知ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で赤岡修次騎手（2戦2勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、4着に終わった。

6月8日、中1週で迎えた20戦目は、多田羅誠也騎手を鞍上に迎えて、瀬戸特別（高知ダート1600m 曇/良）に出走。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では鮮烈な末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のデシジョンに1馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

7月7日、中3週で迎えた21戦目は、ルビー特別（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で多田羅誠也騎手（1戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では伸びあぐねて4着に敗れた。

8月4日、中3週で迎えた22戦目は、ペリドット特別（高知ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は赤岡修次騎手（3戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天授の闘志でゴールまで頑張ったが、3着に終わった。