トニーボス（1996年生、母ノーブルメロディー）

トニーボス（1996年3月6日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のトニービン（当時13歳）と交配したノーブルメロディーが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）不二牧場。戦績は、中央平地33戦2勝2着5回、地方7戦3勝2着3回。2001年の阿蘇ステークス(オープンハンデ)で2着に入った他、2001年の大沼ステークス(オープンハンデ)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

森秀行厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1999年）

7月18日、デビュー戦は熊沢重文騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/不良）に出走。馬体重は482kg。14頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では全く伸びず14着に終わった。

8月21日、中4週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた2戦目は、橋本広喜騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（新潟芝2200m 外回り晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が衰えて10着に終わった。

9月12日、中2週で迎えた3戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中山芝1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず6着に終わった。

10月3日、中2週で迎えた4戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島芝2000m 晴/良）に出走。13頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入った。

10月16日、中1週で迎えた5戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島芝2000m 曇/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では天資の勝負根性でゴールまで力戦したが、5着に終わった。

11月2日、中1週で迎えた6戦目は、長橋秀樹騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のあららぎ特別（上山ダート1300m 曇/重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。最後は、2着のトウケイフォーティに2馬身の差をつけて初白星を挙げた。

11月21日、中2週で迎えた7戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝2300m 晴/良）に出走。15頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に終わった。

12月6日、中1週で迎えた8戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、カエデ賞（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立つ恰好となり、で集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

12月20日、中1週で迎えた9戦目は、師走スター賞（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でM.デムーロ騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。最後は、勝ったオニタイジからハナ差の2着となった。

4歳（2000年）

1月20日、中3週で迎えた10戦目は、はりまや盃（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続でM.デムーロ騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったコクサイクリスタルから1馬身差の2着に敗北した。

2月15日、中3週で迎えた11戦目は、’00フレンドリースパー特別（1）（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続でM.デムーロ騎手（3戦0勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったクローズカップに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

3月14日、中3週で迎えた12戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、マーチスター賞（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のヘンリーフォンテンに4馬身の差をつけて2勝目を手に入れた。

6月15日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた13戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、星置川特別（札幌(地)ダート1700m 曇/良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。最後は、2着のトウメイイチバンに4馬身の差をつけて3勝目を手に入れた。

7月2日、中1週で迎えた14戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の竜飛崎特別（函館ダート1700m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。13頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。最後は脚が止まってしまい8着に敗れた。

8月27日、中7週で迎えた15戦目は、嶋田高宏騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の水戸特別（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では決め手が足りず11着に終わった。

9月23日、中3週で迎えた16戦目は、4歳以上900万下の兵庫特別（阪神芝2500m 曇/良）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（1戦0勝）。7頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには加われず4着に終わった。

10月8日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上900万下（東京ダート2100m 曇/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のサントパレスに2馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

11月4日、中3週で迎えた18戦目は、4歳以上900万下の甲斐路特別（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（2戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で猛追したが、勝ったスプリームコートに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

12月2日、中3週で迎えた19戦目は、L.オサリバン騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の2000ゴールデンブーツトロフィー（阪神芝2200m 晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では決め手が足りず8着に敗れた。

5歳（2001年）

1月6日、中4週で迎えた20戦目は、4歳以上900万下の成田特別（中山ダート2400m 晴/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（3戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るガッツフィニッシュを驚異的な末脚で3/4馬身差し切って5勝目を掴み取った。

2月3日、中3週で迎えた21戦目は、4歳以上1600万下の金蹄ステークス（東京ダート2100m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（4戦3勝）。16頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

3月11日、中4週で迎えた22戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の遠州灘ステークス（中京ダート2300m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

3月31日、中2週で迎えた23戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の韓国馬事会杯（中山ダート1800m 小雨/不良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい5着に敗れた。

4月29日、中3週で迎えた24戦目は、K.デザーモ騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の丹沢ステークス（東京ダート2100m 曇/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったモンテカルロに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

6月9日、中5週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた25戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下のホンコンジョッキークラブトロフィー（中京ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続でK.デザーモ騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

6月24日、中1週で迎えた26戦目は、ハンデ戦でオープンの大沼ステークス（函館ダート1700m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は勝浦正樹騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で追い上げたが、抜け出したフジヤマハギタケに3/4馬身届かず2着となった。

8月5日、中5週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた27戦目は、KBC杯（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に敗れた。

8月26日、中2週で迎えた28戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの阿蘇ステークス（小倉ダート1700m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。11頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で急追したが、勝ったレディバラードに詰め切れず、3馬身半差の2着となった。

9月15日、中2週で迎えた29戦目は、3歳以上1600万下のながつきステークス（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は後藤浩輝騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり5着に敗れた。

12月2日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から18kg増やして迎えた30戦目は、ハンデ戦でオープンの春待月ステークス（中京ダート2300m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は佐藤哲三騎手（1戦0勝）。13頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが劣勢になり8着に終わった。

12月23日、中2週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた31戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の2001フェアウェルステークス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上はM.デムーロ騎手（4戦0勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では持ち前の強靭な心肺能力でしぶとく走り抜いたが、勝ったクロッサンドラに詰め切れず、3馬身半差の2着となった。

6歳（2002年）

1月12日、中2週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた32戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の雅ステークス（京都ダート1800m 晴/良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

2月2日、中2週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた33戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の金蹄ステークス（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（5戦3勝）。14頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では全く伸びず8着に敗れた。

2月23日、中2週で迎えた34戦目は、4歳以上1600万下の内外タイムス杯（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（6戦3勝）。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く5着に敗れた。

3月30日、中4週で迎えた35戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の韓国馬事会杯（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は北村宏司騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場を作れず10着に終わった。

4月20日、中2週で迎えた36戦目は、4歳以上1600万下の丹沢ステークス（東京ダート2100m 曇/良）に出走。鞍上は後藤浩輝騎手（2戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい8着に敗れた。

6月8日、中6週で迎えた37戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのオーロカップ（東京ダート2100m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。11頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚が冴えず6着に終わった。

7月6日、中3週で迎えた38戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の安達太良ステークス（福島ダート1700m 曇/良）に出走。13頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には届かず8着に終わった。

11月16日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた39戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の秋嶺ステークス（中山ダート1800m 曇/良）に出走。16頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず11着に終わった。

12月1日、中1週で迎えた40戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの春待月ステークス（中京ダート2300m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。12頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に終わった。