コクサイクリスタル（1991年生、母タケミアロー）
Kokusai Crystal
1991.03.10
コクサイクリスタル（1991年3月10日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のクリスタルパレス（当時17歳）と交配したタケミアローが17歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は中脇 満。戦績は、中央平地19戦3勝2着2回、地方28戦11勝2着3回。主な勝ち鞍は1994年の赤富士賞(900万下)。
経歴
デビュー前
稗田敏男厩舎（美浦）へ入厩。
3歳（1994年）
2月27日、デビュー戦は柴田政人騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（中山ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は458kg。16頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では終いが甘くなり、5着に終わった。
4月24日、中7週で迎えた2戦目は、4歳未勝利（東京芝1600m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で柴田政人騎手（1戦0勝）。17頭立ての2番人気に推されて16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた9頭を次々と抜き去り、最後は2着のスギノシャンリに5馬身の差をつけて初勝利を挙げた。
5月29日、中4週で迎えた3戦目は、大塚栄三郎騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では鮮烈な末脚を弾けさせて楽々と抜け出し、最後は2着のカネアイカに3馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。
7月3日、中4週で迎えた4戦目は、3歳G3のラジオたんぱ賞（福島芝1800m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で大塚栄三郎騎手（1戦1勝）。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、馬場の大外を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では伸びを欠き10着に敗れた。
9月17日、約2か月半の間隔を開けて迎えた5戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の浦安特別（中山芝1600m 外回り 曇/不良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では瞬発力に富んだ末脚を披露したが、4着に終わった。
10月8日、中2週で迎えた6戦目は、4歳以上900万下の赤富士賞（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では強烈な末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のスズグレードに2馬身半の差をつけて3勝目をつかんだ。
11月20日、中5週で迎えた7戦目は、ハンデ戦のノベンバーステークス（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中勝春騎手（2戦1勝）。17頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では脚色がやや衰え、4着に終わった。
12月17日、中3週で迎えた8戦目は、師走ステークス（中山芝1600m 外回り 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で田中勝春騎手（3戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。
4歳（1995年）
1月21日、中4週で迎えた9戦目は、ハンデ戦の初富士ステークス（中山芝1600m 外回り 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で田中勝春騎手（4戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では余力が残っておらず13着に敗れた。
2月12日、中2週で迎えた10戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、テレビ山梨杯（東京芝1400m 曇/良）に出走。14頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には食い込めず8着に敗れた。
4月29日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から16kg減らして迎えた11戦目は、ハンデ戦の箱根ステークス（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（1戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では末脚にキレが無く10着に敗れた。
5月20日、中2週で迎えた12戦目は、府中ステークス（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で中舘英二騎手（2戦0勝）。18頭立ての7番人気で17番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚を失くしてしまい17着に敗れた。
6月11日、中2週で迎えた13戦目は、フリーウェイステークス（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で中舘英二騎手（3戦0勝）。11頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには参加できず8着に終わった。
9月23日、約3か月半の休養明けで迎えた14戦目は、4歳以上900万下の犬吠埼特別（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で中舘英二騎手（4戦0勝）。11頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではスパッと切れる脚で猛追したが、抜け出したダイワオールにクビ差届かず2着となった。
10月7日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上900万下の赤富士賞（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で中舘英二騎手（5戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に敗れた。
10月29日、中2週で迎えた16戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の二王子岳特別（新潟芝1600m 外回り 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではものすごい伸び脚で猛追したが、抜け出したコシノハナを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。
11月18日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上900万下の加治川特別（新潟芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小野次郎騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず5着に敗れた。
12月24日、中4週で迎えた18戦目は、小島太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の’95ジョッキーズグランプリ（中山芝1800m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず8着に敗れた。
5歳（1996年）
5月26日、約5か月の休み明けで迎えた19戦目は、加藤和宏騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の富嶽賞（東京芝1600m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚がパッとせず4着に敗れた。
6歳（1997年）
1月1日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた20戦目は、中越豊光騎手を鞍上に迎えて、一般C1-2（高知ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、勝ったミスモモチャンからクビ差の2着に甘んじた。
1月14日、中1週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた21戦目は、土佐だこ特別（高知ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で中越豊光騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、勝ったロンサムランナーからハナ差の2着に甘んじた。
2月23日、中5週で迎えた22戦目は、一般B3（高知ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で中越豊光騎手（2戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のユニオンボーイに8馬身の差をつけて久しぶりに勝利を挙げた。
3月4日、連闘で馬体重を前走から11kg減らして迎えた23戦目は、龍馬盃（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で中越豊光騎手（3戦1勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。7着に敗れた。
3月19日、中1週で馬体重を前走から11kg戻して迎えた24戦目は、一般B2（高知ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で中越豊光騎手（4戦1勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。5着に敗れた。
4月10日、中2週で迎えた25戦目は、一般B2（高知ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で中越豊光騎手（5戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のヒンドパーサーに6馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。
5月3日、中2週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた26戦目は、一般B2（高知ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で中越豊光騎手（6戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、2着のロンサムランナーに4馬身の差をつけて勝利を手に入れた。
7月13日、中9週で迎えた27戦目は、中土佐町双名ヶ浦浜びらき特別（高知ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は8戦連続で中越豊光騎手（7戦3勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。最後は、2着のホクトベルビューに5馬身の差をつけて7勝目を獲得した。
8月17日、中4週で迎えた28戦目は、倉兼育康騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の建依別賞（高知ダート1400m 曇/稍重）に出走。11頭立ての7番人気で大外11番ゲートからスタート。5着に終わった。
7歳（1998年）
2月23日、約6か月半の休み明けで迎えた29戦目は、早春特別（高知ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は中越豊光騎手（8戦4勝）。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。3着に終わった。
3月16日、中2週で迎えた30戦目は、つくし特別（高知ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中越豊光騎手（9戦4勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。7着に敗れた。
8歳（1999年）
3月6日、約12か月の休養明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた31戦目は、一般C1-3（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で中越豊光騎手（10戦4勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。4着に終わった。
3月22日、中1週で迎えた32戦目は、一般C1-2（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は倉兼育康騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。8着に敗れた。
4月3日、中1週で迎えた33戦目は、一般C2-1（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で倉兼育康騎手（2戦0勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。最後は、2着のケイシュウアラジンに2馬身半の差をつけて久々に勝利を挙げた。
4月24日、中2週で迎えた34戦目は、一般C1-3（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は中越豊光騎手（11戦4勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。7着に敗れた。
5月5日、中1週で迎えた35戦目は、一般C1-3（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で中越豊光騎手（12戦4勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。最後は、2着のマルタカエイカンに1馬身の差をつけて優勝
5月17日、中1週で迎えた36戦目は、ほととぎす特別（高知ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で中越豊光騎手（13戦5勝）。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。最後は、2着のカネトシモンジュに1馬身の差をつけて10勝目を達成した。
6月7日、中2週で迎えた37戦目は、一般B4（高知ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で中越豊光騎手（14戦6勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。4着に敗れた。
6月21日、中1週で迎えた38戦目は、田中守騎手を鞍上に迎えて、一般B4（高知ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のニチドウショウハイに1馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。
9月6日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた39戦目は、一般B4（高知ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は中越豊光騎手（15戦6勝）。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。4着に終わった。
9月26日、中2週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた40戦目は、一般C1（高知ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で中越豊光騎手（16戦6勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。6着に敗れた。
10月10日、中1週で迎えた41戦目は、一般C1（高知ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で中越豊光騎手（17戦6勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のシンシナティキッドに3/4馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。
11月1日、中2週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた42戦目は、戸梶由則騎手を鞍上に迎えて、愛媛県いしづち特別（高知ダート1600m 曇/不良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。3着に終わった。
11月22日、中2週で迎えた43戦目は、一般B4（高知ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は中越豊光騎手（18戦7勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のトリプルジャンプに2馬身半の差をつけて勝利数を13に伸ばす
12月20日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた44戦目は、カトレア特別（高知ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中越豊光騎手（19戦8勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、勝ったエイシンジョンデーから3馬身差の2着に敗北した。
12月30日、中0週で迎えた45戦目は、徳留康豊騎手を鞍上に迎えて、師走特別（高知ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。3着に終わった。
9歳（2000年）
1月20日、中2週で迎えた46戦目は、鷹野宏史騎手を鞍上に迎えて、はりまや盃（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。最後は、2着のトニーボスに1馬身の差をつけて勝利数を14に伸ばす
2月6日、中1週で迎えた47戦目は、一般A4（高知ダート1400m 小雨/不良）に出走。鞍上は中越豊光騎手（20戦8勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。9着に敗れた。