コウエイマジック（1999年生、母ダンツビューティ）
Koei Magic
1999.02.20
コウエイマジック（1999年2月20日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のナリタブライアン（当時8歳）と交配したダンツビューティが13歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は鹿児島県、生産者は伊東 政清。戦績は、中央平地7戦1勝2着1回、地方35戦10勝2着9回。2001年のひまわり賞(オープン)で3着に入るなどの活躍をした。
経歴
デビュー前
橋口弘次郎厩舎（栗東）へ入厩。
2歳（2001年）
7月21日、デビュー戦は高橋亮騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は442kg。18頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚色がやや衰え、6着に終わった。
8月4日、中1週で迎えた2戦目は、2歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高橋亮騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。果敢に端をきり、息の入らないペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではスパッとキレる脚を見せたが、テイエムマズルカに半馬身交わされて2着となった。
8月18日、中1週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で高橋亮騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが続かず、3着に終わった。
9月1日、中1週で迎えた4戦目は、2歳オープンのひまわり賞（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で高橋亮騎手（3戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではキレのいい末脚を披露したが、3着に終わった。
3歳（2002年）
1月16日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から28kg減らして迎えた5戦目は、3歳戦のノカイドウ特別（荒尾ダート1400m 曇/重）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は5戦連続で高橋亮騎手（4戦0勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。3着に終わった。
1月29日、中1週で迎えた6戦目は、3歳戦のミヤマキリシマ特別（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で高橋亮騎手（5戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、勝ったカシノジャイアンからアタマ差の2着に甘んじた。
4月2日、中8週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた7戦目は、3歳戦の八重桜賞（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で高橋亮騎手（6戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が衰えて7着に敗れた。
5月25日、中7週で馬体重を前走からさらに14kg増やして迎えた8戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1000m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鋭く末脚を伸ばして楽々と抜け出し、最後は2着のウインクルアーリーに4馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。
7月16日、中6週で迎えた9戦目は、えびの特別（荒尾ダート1400m 曇/良）に牝馬ながら55kgの斤量を背負って出走。鞍上は高橋亮騎手（7戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、勝ったクリノサンダーオーから1馬身差の2着に敗北した。
7月30日、中1週で迎えた10戦目は、大隅特別（荒尾ダート1400m 晴/良）に牝馬ながら55kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で高橋亮騎手（8戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のミナレットに1馬身半の差をつけて2勝目をマークした。
8月13日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた11戦目は、霧島賞（荒尾ダート1500m 晴/良）に牝馬ながら55kgの斤量を背負って出走。鞍上は3戦連続で高橋亮騎手（9戦1勝）。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。9着に敗れた。
4歳（2003年）
7月16日、約11か月の休み明けで馬体重を前走からさらに19kg増やして迎えた12戦目は、牧野孝光騎手を鞍上に迎えて、えびの特別（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。10着に敗れた。
10月11日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走からさらに20kg増やして迎えた13戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（東京ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての11番人気で大外16番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では切れる脚を使えず16着に終わった。
5歳（2004年）
7月24日、約9か月半の休み明けで迎えた14戦目は、徳吉孝士騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く15着に終わった。
9月26日、中8週で迎えた15戦目は、倉兼育康騎手を鞍上に迎えて、一般F10（高知ダート1000m 曇/重）に出走。7頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、勝ったスペリオアザーズから5馬身差の2着に敗北した。
10月3日、連闘で迎えた16戦目は、一般Fロ（高知ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で倉兼育康騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。4着に終わった。
10月11日、連闘で迎えた17戦目は、一般F9（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で倉兼育康騎手（2戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったイブキイルダから6馬身差の2着に敗北した。
10月24日、中1週で迎えた18戦目は、一般F9（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で倉兼育康騎手（3戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のフルスインガーに3/4馬身の差をつけて久方ぶりに勝ち星を挙げた。
11月28日、中4週で迎えた19戦目は、一般F7（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で倉兼育康騎手（4戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。最後は、2着のフルスインガーに3/4馬身の差をつけて4勝目を掴み取った。
12月11日、中1週で迎えた20戦目は、一般F6（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で倉兼育康騎手（5戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。最後は、2着のニシノフレグランスに2馬身の差をつけて5勝目を挙げた。
12月31日、中2週で迎えた21戦目は、空飛ぶ馬達の再会記念特別（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で倉兼育康騎手（6戦3勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、勝ったマイネルキャラバンから3馬身差の2着に敗北した。
6歳（2005年）
1月3日、連闘で迎えた22戦目は、一般Fロ（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は8戦連続で倉兼育康騎手（7戦3勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のミリョクナムスメに6馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。
1月16日、中1週で迎えた23戦目は、明神繁正騎手を鞍上に迎えて、こうちスタージョッキーシリーズ（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。3着に終わった。
2月6日、中2週で迎えた24戦目は、古川文貴騎手を鞍上に迎えて、大寒特別（高知ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。最後は、勝ったニシノゲッカビジンから2馬身差の2着となった。
2月19日、中1週で迎えた25戦目は、がんばる高知競馬激励特別（高知ダート1400m 小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で古川文貴騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。最後は、勝ったソロイモンから6馬身差の2着となった。
3月5日、中1週で迎えた26戦目は、一般E8（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は倉兼育康騎手（8戦4勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。最後は、2着のニシノフレグランスに1馬身半の差をつけて7勝目を奪取した。
3月27日、中2週で迎えた27戦目は、一般E5（高知ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は古川文貴騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。最後は、2着のマイネルラッシュに8馬身の差をつけて勝利を手に入れた。
4月9日、中1週で迎えた28戦目は、一般E4（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で古川文貴騎手（3戦1勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。3着に終わった。
4月23日、中1週で迎えた29戦目は、一般E3（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で古川文貴騎手（4戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。最後は、2着のミスターマジックに2馬身の差をつけて9勝目を手中に収めた。
5月4日、中1週で迎えた30戦目は、端午特別（高知ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で古川文貴騎手（5戦2勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、後続との差を5馬身以上確保して、で集団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は一杯になって5着に敗れた。
5月29日、中3週で迎えた31戦目は、ヒロモリ定年記念杯特別（高知ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で古川文貴騎手（6戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、後続との差を2馬身以上確保して、で集団を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ダイゼンロイヤルに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。
6月18日、中2週で迎えた32戦目は、一般D5（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で古川文貴騎手（7戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を握り、リードを2馬身以上キープして、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ゼンノタンゴに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。
6月25日、連闘で迎えた33戦目は、一般D5（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で古川文貴騎手（8戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、でレースを進める。先頭のまま5馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のカネショウシーズに5馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。
7月18日、中2週で迎えた34戦目は、海の日特別（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で古川文貴騎手（9戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、後続との差を2馬身以上保って、で馬群を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のセンゲントウショウを3/4馬身振り切って勝利数を11に伸ばす
7月27日、連闘で馬体重を前走から23kg減らして迎えた35戦目は、霧島賞（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で古川文貴騎手（10戦4勝）。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。12着に敗れた。
10月10日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から44kg戻して迎えた36戦目は、芳男綾子祝銀婚式特別（高知ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は倉兼育康騎手（9戦5勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、後続との差を2馬身以上キープして、で集団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。最後は脚を失くしてしまい9着に敗れた。
11月15日、中4週で迎えた37戦目は、江下英昭騎手を鞍上に迎えて、ルビー特別（金沢ダート1700m 曇/重）に出走。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、後続との差を5馬身以上キープして、で馬群を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には届かず9着に敗れた。
11月29日、中1週で迎えた38戦目は、ルビー特別（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で江下英昭騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。最後は一杯になって8着に終わった。
7歳（2006年）
1月4日、中4週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた39戦目は、山下貴光騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では鋭い脚を使えず9着に敗れた。
1月21日、中1週で迎えた40戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山下貴光騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚が振るわず6着に終わった。
2月4日、中1週で迎えた41戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で山下貴光騎手（2戦0勝）。10頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着を確保した。
2月18日、中1週で迎えた42戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で山下貴光騎手（3戦0勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚が振るわず9着に敗れた。