ドクターキャッスル（1986年生、母タニノコントライト）

ドクターキャッスル（1986年4月21日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のナイスダンサー（当時17歳）と交配したタニノコントライトが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）石田牧場。戦績は、中央平地5戦2勝、地方12戦10勝2着2回。主な勝ち鞍は1991年の三河特別(900万下)。

経歴

デビュー前

栗田和昌厩舎（名古屋）へ入厩。

3歳（1989年）

11月17日、デビュー戦は坂口義幸騎手を鞍上に据えて、4歳（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に54kgの軽斤量で出走。馬体重は464kg。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のムラマサホマレに半馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

12月4日、中1週で迎えた2戦目は、4歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で坂口義幸騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のセントサヤジラオをクビ差制して2勝目を獲得した。

12月11日、連闘で迎えた3戦目は、圓田修騎手を鞍上に迎えて、4歳（名古屋ダート1400m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のソウワピストンに1馬身半の差をつけて負け無しの3連勝を決めた。

12月24日、中1週で迎えた4戦目は、4歳（名古屋ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で圓田修騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。最後は、2着のラツキーパンダをアタマ差制して負け知らずの4連勝を決めた。

4歳（1990年）

1月7日、中1週で迎えた5戦目は、一般C4ロ（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で圓田修騎手（2戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。最後は、2着のキンザンパワーに1馬身半の差をつけて土付かずの5連勝を決めた。

1月21日、中1週で迎えた6戦目は、C4イ（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で圓田修騎手（3戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のクレナイデユールに約14馬身の大差をつけて無傷の6連勝を決めた。

2月2日、中1週で迎えた7戦目は、節分特別（名古屋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で圓田修騎手（4戦4勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。最後は、2着のセノエボーイに4馬身の差をつけて無傷の7連勝を決めた。

2月16日、中1週で迎えた8戦目は、C3イ（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で圓田修騎手（5戦5勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のタケイチスイセイに2馬身の差をつけて無傷の8連勝を決めた。

3月14日、中3週で迎えた9戦目は、れんぎょう特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で圓田修騎手（6戦6勝）。6頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のスクープマンに3馬身の差をつけて無傷の9連勝を決めた。

4月16日、中4週で迎えた10戦目は、さくら特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で圓田修騎手（7戦7勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、勝ったズイホウシヨウからクビ差の2着に甘んじた。

5月7日、中2週で迎えた11戦目は、しゃくなげ特別（中京(地)ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は9戦連続で圓田修騎手（8戦7勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、勝ったガバナーネンリユウからアタマ差の2着に甘んじた。

5月20日、中1週で迎えた12戦目は、C1イ（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で圓田修騎手（9戦7勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のミエダイオーに7馬身の差をつけて優勝

5歳（1991年）

6月2日、約12か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた13戦目は、溝橋秀吉騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（京都ダート1400m 雨/不良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線では猛烈な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のサンライズピーターに2馬身半の差をつけて休み明けの一戦をモノにした。

6月16日、中1週で迎えた14戦目は、5歳以上900万下の三河特別（中京ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で溝橋秀吉騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るプラウドモアを上がり1位タイの末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて優勝

6歳（1992年）

8月2日、約14か月の休養明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた15戦目は、やまなみステークス（小倉芝1200m 曇/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で溝橋秀吉騎手（2戦2勝）。14頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが利かず、5着に終わった。

9月12日、中5週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた16戦目は、スカイブルーステークス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で溝橋秀吉騎手（3戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではいい脚を見せられず11着に敗れた。

11月14日、中8週で迎えた17戦目は、ハンデ戦の高雄ステークス（京都芝1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で溝橋秀吉騎手（4戦2勝）。14頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず9着に終わった。