バンブーピノ（1993年生、母スウイーテストタブー）
Bamboo Pino
1993.06.01
バンブーピノ（1993年6月1日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のクリスタルグリツターズ（当時13歳）と交配したスウイーテストタブーが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）バンブー牧場。戦績は、中央平地12戦3勝、地方31戦11勝2着3回。1996年のマーガレットステークス(オープン)に勝利するなどの活躍をした。
経歴
デビュー前
沖芳夫厩舎（栗東）へ入厩。
3歳（1996年）
1月5日、デビュー戦は渡辺薫彦騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（京都芝1800m 外回り 晴/良）に出走。馬体重は496kg。14頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。
1月21日、中1週で迎えた2戦目は、4歳新馬（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺薫彦騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、後続との差を2馬身以上確保して、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り6着に敗れた。
2月10日、中2週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で渡辺薫彦騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のドラゴンボブに約15馬身の大差をつけて未勝利勝ちを決めた。
2月24日、中1週で迎えた4戦目は、4歳500万下の雪割草特別（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で渡辺薫彦騎手（3戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを切り、激烈なハイペースで集団を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では一気に末脚を伸ばして楽々と抜け出し、最後は2着のアンビシャスに6馬身の差をつけてファンの期待に応えた。
3月31日、中4週で迎えた5戦目は、3歳G3のクリスタルカップ（中山芝1200m 外回り 晴/稍重）に出走。重賞競走への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は5戦連続で渡辺薫彦騎手（4戦2勝）。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいい脚を見せられず7着に敗れた。
4月21日、中2週で迎えた6戦目は、3歳オープンのマーガレットステークス（京都芝1600m 外回り 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で渡辺薫彦騎手（5戦2勝）。15頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のナムラホームズに2馬身の差をつけて順当に勝利した。
5月12日、中2週で迎えた7戦目は、3歳G1のNHKマイルカップ（東京芝1600m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は7戦連続で渡辺薫彦騎手（6戦3勝）。18頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。先頭に立ち、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて13着に敗れた。
5歳（1998年）
11月8日、約30か月半の休養明けで馬体重を前走から42kg増やして迎えた8戦目は、4歳以上900万下の天王山特別（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で渡辺薫彦騎手（7戦3勝）。16頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が悪くなり16着に敗れた。
11月28日、中2週で迎えた9戦目は、4歳以上900万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で渡辺薫彦騎手（8戦3勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ややハイペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り10着に敗れた。
6歳（1999年）
7月18日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg減らして迎えた10戦目は、高橋亮騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の雲仙特別（小倉芝1200m 曇/良）に出走。17頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は減速してしまい17着に敗れた。
8月1日、中1週で馬体重を前走からさらに14kg減らして迎えた11戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の有明特別（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で高橋亮騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。果敢に端をきり、息の入らないペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はガス欠状態になり12着に敗れた。
9月4日、中4週で迎えた12戦目は、内田浩一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の大濠特別（小倉芝1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。18頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、後続との差を2馬身以上確保して、些か速いペースで集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が鈍り18着に敗れた。
11月7日、中8週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた13戦目は、長嶋和彦騎手を鞍上に迎えて、一般B1（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線では脚が上がってしまい9着に敗れた。
12月19日、中5週で迎えた14戦目は、安部竜司騎手を鞍上に迎えて、レグルス特別（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。先手を取り、リードを5馬身以上保って、で一団を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では余力が残っておらず9着に敗れた。
7歳（2000年）
4月25日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた15戦目は、沖静男騎手を鞍上に迎えて、レグルス特別（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、後続との差を5馬身以上確保して、で集団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではいいところがなく10着に終わった。
6月12日、中6週で迎えた16戦目は、中越豊光騎手を鞍上に迎えて、一般C6-6（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のマイネルオデッセイに8馬身の差をつけて久方ぶりに美酒を浴びた。
7月2日、中2週で迎えた17戦目は、一般C6-3（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中越豊光騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のランフォーオールに9馬身の差をつけて勝利を手に入れた。
7月16日、中1週で迎えた18戦目は、一般C6-2（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で中越豊光騎手（2戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のエリモミサキオーに3馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。
8月6日、中2週で迎えた19戦目は、一般C6-2（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で中越豊光騎手（3戦3勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のウォーターシュートに4馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。
8月28日、中2週で迎えた20戦目は、一般C5-4（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で中越豊光騎手（4戦4勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のユーワシアターに約14馬身の大差をつけて怒涛の5連勝を決めた。
9月16日、中2週で迎えた21戦目は、一般C5-1（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で中越豊光騎手（5戦5勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、2着のマルタカロケットに9馬身の差をつけて獅子奮迅の6連勝を決めた。
9月26日、中0週で迎えた22戦目は、一般C4-3（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で中越豊光騎手（6戦6勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のシュンエイフラワーに約14馬身の大差をつけて圧巻の7連勝を決めた。
10月15日、中2週で迎えた23戦目は、一般C3-3（高知ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で中越豊光騎手（7戦7勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。7着に敗れた。
11月5日、中2週で迎えた24戦目は、一般C3-3（高知ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で中越豊光騎手（8戦7勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のエブロスフィットに4馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。
12月2日、中3週で迎えた25戦目は、一般C2-2（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は10戦連続で中越豊光騎手（9戦8勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、勝ったヒロハクジンからハナ差の2着に甘んじた。
12月16日、中1週で迎えた26戦目は、一般C2-2（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で中越豊光騎手（10戦8勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、2着のシルクビーナスに4馬身の差をつけて勝利数を12に伸ばす
8歳（2001年）
2月4日、中6週で迎えた27戦目は、一般C2-4（高知ダート1400m 小雨/重）に出走。鞍上は12戦連続で中越豊光騎手（11戦9勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。6着に敗れた。
4月16日、中9週で迎えた28戦目は、一般C3（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で中越豊光騎手（12戦9勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のリックスタウトに4馬身の差をつけて勝利数を13に伸ばす
4月29日、中1週で迎えた29戦目は、一般C（高知ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は14戦連続で中越豊光騎手（13戦10勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。競走中止となった。
6月17日、中6週で迎えた30戦目は、一般C（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は15戦連続で中越豊光騎手（14戦10勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。5着に敗れた。
7月8日、中2週で迎えた31戦目は、一般C（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は16戦連続で中越豊光騎手（15戦10勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。5着に敗れた。
7月30日、中2週で迎えた32戦目は、一般C（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は17戦連続で中越豊光騎手（16戦10勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、勝ったグリーンヘラクレスから7馬身差の2着に敗北した。
8月13日、中1週で迎えた33戦目は、一般C（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は18戦連続で中越豊光騎手（17戦10勝）。7頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。4着に敗れた。
9月1日、中2週で迎えた34戦目は、大岐の浜特別（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は19戦連続で中越豊光騎手（18戦10勝）。9頭立ての7番人気で大外9番ゲートからスタート。9着に終わった。
9月10日、連闘で迎えた35戦目は、一般C（高知ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は20戦連続で中越豊光騎手（19戦10勝）。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。8着に敗れた。
9歳（2002年）
8月9日、約11か月の休養明けで迎えた36戦目は、一般C（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は21戦連続で中越豊光騎手（20戦10勝）。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。3着を確保した。
8月25日、中1週で迎えた37戦目は、一般C（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は22戦連続で中越豊光騎手（21戦10勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のマルチワンダーに2馬身の差をつけて久々に勝利を挙げた。
9月7日、中1週で迎えた38戦目は、一般B（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は23戦連続で中越豊光騎手（22戦11勝）。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。最後は、勝ったアミフジキャプテンから3馬身差の2着となった。
10月15日、中4週で迎えた39戦目は、一般C（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は24戦連続で中越豊光騎手（23戦11勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。9着に敗れた。
10月27日、中1週で迎えた40戦目は、倉兼育康騎手を鞍上に迎えて、一般C（高知ダート1300m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。10着に敗れた。
11月10日、中1週で迎えた41戦目は、一般C（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は中越豊光騎手（24戦11勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。競走中止となった。
12月1日、中2週で迎えた42戦目は、一般C（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で中越豊光騎手（25戦11勝）。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。8着に終わった。
12月15日、中1週で迎えた43戦目は、宮川浩一騎手を鞍上に迎えて、一般C（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。11着に敗れた。